*笑む~*の土笛・吹いてぇ~♪

五十路ミセスのオカリナ・ユニット‘笑む~’笑顔と癒しの音色を、お届けするボランティア活動をライフワークに「日々是好日」

第17回・九吟連福岡吟剣詩舞フェスティバル

2009-11-08 23:35:21 | 詩吟



【第17回・ふくおか県民文化祭2009】の一環として【九吟連・剣詩舞フェスティバル】が行われました。
大会テーマも【未来に繋ごう文化の息吹!】と云う事で、時代を越えて受け継がれてきた日本伝統文化の素晴らしさを、堪能するばかりでは無く次世代へ継承して行くねらいで開催されるものです。

立冬を迎えたと云うのに残暑を思わせる九月の陽気に半袖姿もチラホラ・・・新幹線を降りて急ぎ足に会場の大博多ホールに向かいました。
既に会場・受付周辺は溢れんばかりの人だかりで、指定された会員の席はもう、最前列しか空いて無くて仕方なく座ったものの、ベテランの先生方の吟詠を間近に拝聴出来て、大変良い勉強になりました。




今日のフェスティバルは、59組230名余りの参加者に依る合吟コンテストの後、【構成吟】【会員剣詩舞】【本部理事・常任理事などベテラン人に依る吟詠】・・・など、芸術文化の一大祭典として、とても内容に富んだものでショー的にも楽しめる大会になりそうでした。


トップバッターは幼少年組の合吟で、吟題は【偶成】♪少年老い易く~・・・


圧倒的に女性組が多い中、男性パワーも全開?ですッ!


我が西日本吟詠会・師範組・吟題は【春日山懐古】



同じく我が会の早々たるメンバーの師範組は【九段の桜】で、栄えある準優勝’です!


いよいよココからは、我が会・宗家の企画・構成に依る【構成吟】『和歌で綴る幕末動乱』の始まり・始まり~です♪
「君がため 尽くす真心 今日(いま)よりは なおいや勝る 武士の一念」
我が郷土、福岡藩の志士【加藤司書】・・・幕末、藩命により切腹を申し付けられ35歳の若さでの辞世の句です。


「我が胸の 燃ゆる思いに くらぶれば 煙は薄し 桜島山」
黒田藩・平野次郎國臣・・・西郷隆盛等と親交を重ねるが政変の挫折などで失望して詠んだ和歌ですが、この後、獄舎で殺害されてしまいます。


「武士(もののふ)の 大和心を より合わせ ただ一筋の 大綱にせよ」
多くの志士たちが出入りする平尾山荘で「勤皇の志士の母」と慕われた野村望東尼が、維新の偉業達成の為にも志士達の結束が肝要だと詠んだ和歌です。




全てのプログラムを終了して会場を後にすると、早過ぎる夕暮れに辺りは既に薄暗くなりかけていました。
本日、所用で同伴出来なかった師匠に賞状と云う素晴らしい御土産が出来た事が嬉しくてJR博多駅に向かう足取りも軽やかでした~♪
教室代表の我々5人組・合計年齢330歳と云う恐るべし?パワーの成せる技なのか一日がかりの大会ながら誰一人、疲れた表情も見せず素敵な笑顔で、お名残り惜しい解散となりました。

薄暮に浮かぶ数々の重機のシルエット・・・再来春、開通の九州新幹線(鹿児島ルート)工事に伴う、新博多駅ビル建設の真っ最中です!