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映画「ハッピーフライト」

2008年11月14日 | 映画・音楽・本
いよいよ明日15日(土)より公開される映画「ハッピーフライト」の試写会に行ってきました。

ご存知「ウォーターボーイズ」、「スウィングガールズ」と高校生を主役に“元気になれる!”映画を繊細かつ緻密に原作・脚本から創る矢口靖史監督の最新作です。
主演は田辺誠一、時任三郎、綾瀬はるか、吹石一恵、田畑智子、寺島しのぶ、岸部一徳ら。

当初、矢口監督は「航空パニックもの」の作品を創ろうと取材をしていくうちに「飛行機の裏側では多くの人が働き、毎日、面白くて大変なことが起きている!」ことを忠実に再現することに。今回も“笑い”と“感動”の映画になりました。

『もっと華やかで夢みたいな世界だと思ってた?』
寺島しのぶさん演じる、厳しいお局さんが劇中で叱る台詞。
一見、華のあるCA(キャビンアテンダント)という職業だが、そんなに甘い世界ではないと感じさせられる。
何百人もいる乗客のワガママを聞いたり、限られたものしかない飛行機の中で快適に過ごしてもらえるように行動したり・・・と。
他にも、パイロットはもちろん、空港内で手続きをするグランドスタッフ、見えないところで整備士や天候を確認するオペレーションコントロールセンター(OCC)の人々、空港全体を管理する管制官、鳥が飛行機に引っかからないようにするバードパトロールなど・・・。
1機の飛行機が、無事に目的地に行くまでには本当に多くの人が携わっているのだと知る。

この映画は、そんな航空会社のある1日を描いた物語。
機長への昇格試験中の副操縦士(コーパイロット)と上司の機長(キャプテン)。
初めての国際線の新人CAとベテランCA達。
空港内で荷物の預かりや座席割りをするグランドスタッフやフライト前の飛行機を整備する整備士や管制官達にも部下と上司が出てきて、それぞれのやり取りがおもしろおかしく描かれている。
そして、それぞれの仕事場が分かれていて“無線”という通信機器のみで繋がっていて、決して同じ舞台・フロアーで仕事をしているのでは無いのだ!
また、個性の多い乗客達や空港見学の子供達、飛行機オタク達には困らせられたり、助けられたり、励まされたり・・・。
1機の飛行機を安全に快適に飛ばすために、実に多くのスタッフが係わっている。

どんな仕事でも大事。見えないところで、それぞれが役割を果たしている。
これはどんな会社・企業でも当てはまる事だと思いました。

今回の主役は「飛行機:B747-400(JA8096)」です。
男子高校生にシンクロ、女子高校生にジャズと吹き替え無しで演じさせた矢口監督。
今回は監督自身が本物の「飛行機」を飛ばしてしまった!多くの映画スタッフを巻き込んで・・・。
映画のエンディングでフランク・シナトラさんの主題歌が流れると、本当に“ハッピー”になれます!!