水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

青岸渡寺 <和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字那智山>

2016-07-08 | ├ 和歌山(ひとり旅)

 

和歌山つづき。

那智大社のお隣にある、那智山青岸渡寺(せいがんとじ)へ。

 

 

 

 

青岸渡寺は天台宗の寺院で、西国三十三所第一番札所。

約3年間の滝籠りをした花山法皇が988年に御幸され、
西国三十三ヵ所第一番札所として定めたとされています。

山号は那智山。本尊は如意輪観世音菩薩です。

 

 

寺側から那智大社をのぞむ。

 

 

 

入母屋造、こけら葺の本堂。(世界文化遺産)

4世紀ごろにインドから那智に渡来した裸形上人が、
那智滝の滝壺で如意輪観世音像を見つけ、本尊として安置したと伝わります。

 

 

熊野三山の他2社(熊野本宮大社、熊野速玉大社)においては、
明治の神仏分離令により仏堂が廃されましたが、
ここでは如意輪堂(観音堂)が残され、のちに信者により青岸渡寺として復興したのだそう。

 

 

本堂は1590年に豊臣秀吉により再建されたもので、
桃山時代の特徴を色濃く残しています。

好きだわあ。このたたずまい。

桃山様式ステキー(>∀<)

 

 

 

 

素朴な色合いの本堂に、金色の釣灯籠が映えてきれい。

 

 

 

足元とか背面とかに、どーしても目がいってしまう・・。

時間ないのにさーーー(苦笑)。

 

 

 

では、メインどころをざっと見ていきます。

 

 

 

本堂裏手の水子堂

とても美しい形をしています。

 

 

となりに1322年造立の宝篋印塔。(重文)

 

 

 

700年の長きに渡り、世の移り変わりをじっと見続けてきたんですねえ。

 

 

 

さらにとなりに梵鐘

時報の鐘につき、つかないで下さいとのこと。

 

 

手前の椿は、五色椿ともいわれるもので、
一本の木に、白・紅色・ピンク・絞り・・と色鮮やかな花々が咲いています。

かわいいね。

 

 

そして、本堂の横にある大きな木は、
和歌山県の天然記念物、タブノキです。

 

 

さすがに16時近くなると、山の影になって陽が届きませんねー。

夏は涼しそう。

 

 

 

右手の建物は信徒会館です。

 

 

前方には三重塔

1972年に再建されたもの。

 

 

背後に那智の滝

 

 

三重塔の前を通り、最終目的地の飛瀧神社へ向かいます。

 

 

マジで時間ないので、階段を駆け降りる。

時間短縮。

 

 

あっという間に三重塔に到着。

 

 

うわー、きれいだな。

時間があればそばまで行きたいんだけど、外観だけ・・。

 

 

こんな感じのいいアングルで写真を撮れる場所があるはずですが、
探してる暇がないんで、パンフの画で我慢我慢。

 

 

ということで、青岸渡寺を15分で駆け抜け、現在の時刻は15:55。

帰りのバスは飛瀧神社前16:26発だから、残り時間は約30分か・・。

ちょ、ぜんぜん余裕ないじゃん。(^▽^;)

 

これに乗らないと名古屋に帰れなくなるので、先を急ぎます。

 

 

たった15分の滞在でしたが、ここが素敵な所だということはよく分かりました。

那智大社、青岸渡寺ともに、
心を穏やかにし、安心感を与えてくれる場所ですね。

人生の岐路に立った時とか、疲れた時なんかにお邪魔すると、
自身の力の回復&充電ができるかもしれないなーと思いました。

 

 

つづく・・。

 

 

 

 

 


この記事についてブログを書く
« 熊野那智大社-3 | トップ | 飛瀧神社 <和歌山県東牟婁郡... »
最新の画像もっと見る