水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

神戸② 北野天満神社 <兵庫県神戸市中央区北野町>

2016-09-09 | ├ 兵庫(ひとり旅)

 

 

神戸つづき。

北野天満神社へ。

 

 

 

 

 

北野青龍神社から徒歩5分ほどで到着しました。

 

 

一の鳥居

うーん、さすがに人いっぱい。

 

 

 

人波が途切れるのを待って二の鳥居を一枚・・と思ったけど、
なかなか難しいのであきらめて境内へ。

 

 

 

石段を登り振り返ると、見晴らしのいい景色が広がっていました。

 

 

 

手水舎

何やら女子が好きそうな雰囲気。

 

 

「水かけ祈願の叶い鯉」と言って、
この
鯉に水をかけて祈願すると願いが叶うということで、恋愛成就なのだそう。

 

 

 

拝殿(市の重要伝統的建造物指定)

1724年建立。

舞殿を兼ねています。

 

 

うふ。素敵。

 

 

 

 

拝殿の背後にある石段をのぼると、本殿(市の文化財指定)。

 

 

260年前に造営された本殿は、
透塀・拝殿・鳥居・灯籠・石段とあわせて市の文化財に指定されています。

 

 

御祭神:菅原道真公

社伝によれば、福原遷都に際して平清盛の命を受けた大納言五条邦綱が、
1180年に新都の鬼門鎮護として北野天満宮(京都市)を勧請したことに由来するとのこと。

 

 

 

社務所の左手に、小さな祠があったので寄ってみる。

 

 

 

ちょっと分かりづらいですが、「白龍大善神」となっています。

白龍社ですね。

 

 

 

ちっちゃなかわいい龍さんもいました。

 

 

 

北野天満神社は市街を一望できる場所にあり、
とても眺めがいいです。

場所柄、外国人観光客がたくさんいました。

みなさん思い思いに自撮り。

 

 

 

そう言えば、
これだけ神社をまわっていても、天満社(天神社)にはあまり参拝したことがありません。

なんとなーくだけどね、御霊信仰系を避ける傾向にあるのかもしれない。

 

 

「御霊信仰(ごりょうしんこう)」とは、

天災や疫病などの厄災は、非運のうちに亡くなった人の霊魂の仕業であるとして、
丁重にその怒りを鎮めることにより平穏を回復させようとする信仰のことです。

祟り(疫病)をもたらす疫病神や怨霊をきちんと祀ることで、祟りを鎮める。
すると、祀られているうちに祟りを起こさない神(祟りを鎮める守護神)へと転化する。

・・という考え方ですね。

 

 

古代、タタリとは「神の意志」により「疫神」が現れるために起こるとされ、
祟りを収めるために「祭り」(=鎮める)や、「祓い」(=疫病の侵入を防ぎ除去する)を行いました。

 

 

奈良・平安時代になるとタタリの概念は変化していき、
祟りの正体=「非業の死を遂げた皇族・豪族などの魂が荒れすさんだもの」
とされるようになります。

 

 

863年に京都の神泉苑でおこなわれた御霊会(大規模な官制の祭り)では、
早良親王(崇道天皇)、橘逸勢ら六柱を御霊として祀り、供物を供えて舞楽を奏し、
荒ぶる御霊を鎮めようとしました。

 

 

また、
祇園社・天王社の祭神であるスサノオは「牛頭天王」とも呼ばれますが、
970年には祇園御霊会(牛頭天王を祀る)がはじまり、祇園祭の起源となりました。

疫病が異国から伝わるものと考えられていた当時、
外来神である牛頭天王は行疫神(疫病神)とされ、
のちに、同じく行疫神とされたスサノオと習合したのです。

 

 

天満社・天神社の菅原道真も同様に、
道真の怒りを鎮めて秩序を回復しようとする御霊信仰がその始まり。

 

 

祟り神たちは、御霊を鎮めるために神社の祭神として恒常的に祀られ、
災厄を防ぐ守護神となっていったんですね。

 

 

怨霊も、祀っているうちに守護神に転化しちゃうって考え方はすごいと思うけど、
「どうぞ怒りを鎮めて下さい」「祟らないで下さい」と手を合わせるのは
なんとなく個人的に好きじゃないので、
御霊系である天満社には積極的に足を運ばないのです。

まあふつーに「学問の神様」として会いに行けばいいんだけどね。

 

 

 

そうそう。

この日は、ラッキーなことに挙式に遭遇しました。

 

 

 

いつ見ても素敵な光景だよねー。

 

 

 

末永くお幸せに・・

 

 

 

では、異人館をさらっと巡りまーす。

 

つづく・・。

 


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