水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

城山八幡宮 <名古屋市千種区城山町>

2015-07-16 | ◆縁ある処(名古屋市)◆

 

市内つづき。

 

 

 

 

 

千種区城山町に鎮座する城山八幡宮です。

かつては現地より300メートルほど東北に鎮座し、
500年以上前から産土神として崇敬を集めて来た神社。

明治期になり村内の八幡社・浅間社・山神社・一ノ御前社・白山社を合祀したのち、
旧来から飛び地境内であった末盛城址(織田信長の父、信秀により築城)へと遷座されました。

現在の城山八幡宮は、この末盛城址のほとんどを境内としており、約1万坪の広さを有します。

 

 

大きな一の鳥居。

 

足にあいた穴の数々は、空襲による爆撃でできた傷を補修した跡です。

写真だとわかりにくいと思うけど、けっこう大きな穴で、
下のほうの穴でも、手のひらの数倍ある。

戦国時代の城跡に立つ社殿と、戦時中の傷跡を残した鳥居。

 

ここには様々な歴史の記憶が凝縮されているのですね。

 

 

階段を上ると、左手に空堀。

 

 

 

展望台の先には赤い二の鳥居と反橋。

 

 

 

橋は空堀のうえに架かってるんですね。

 

 

神門

階段のぼった先にあった三の鳥居からこの辺ぐらいまでが、本丸跡。

 

 

御神燈がいっぱい。

 

 

これは茅輪神事(茅の輪くぐり)の際の献燈行事で使う御神燈とのこと。

(神門内から三の鳥居までをのぞむ。)

 

 

 

手水舎

 

 

水盤にピンクの花がついてる

かわいいなーとおもったら、なんとローズクオーツでした。

きれい。

 

 

恋愛運UPな神社らしいので、いろんなところが女子仕様なのかな。

 

 

拝殿

拝殿~本殿あたりが、曲輪跡。

 

 

奉納された御神燈で飾られています。

 

 

御祭神:譽田別命(応神天皇)、息長帯比賣命(神功皇后)、帯中津日子命(仲哀天皇)

合祀神:木花開耶媛命、大山祗神、菊理媛命、伊邪那岐命、伊邪那美命

 

 

 

御神紋はタチバナです。

 

 

こちらは厄除開運や、縁結びの霊験あらたかな神社でもあり、
参拝者が絶えません。

 

 

 

こちらの青石から、

 

 

この赤石まで、

目を閉じて辿りつければ願いが叶うということで、
女性二人組がキャーキャー(>∀<)言いながらやってました。

 

 

青石は三重県鳥羽市答志島桃取という所が産地の桃取石で、
縁結びのシンボルである、二見ヶ浦の夫婦岩なども桃取石なのだそう。

 

 

城山八幡宮山田天満宮(以前は晴明神社高牟神社の三社をまわり、
置いてある台紙にスタンプを集めて恋愛運上昇の御守りにするという、
「恋の三社めぐり」と称するものを行う女性が多いようです。

実際、若い女性の二~三人連れとかが頻繁に訪れてました。

 

 

恋愛運祈願の神社めぐりなんて、楽しそうでいいわあ。(遠い目)

私もあとで高牟神社いくけど、写真とりに行くだけだしねーーー。

 

 

拝殿横に末社。

 

 

山神社(御祭神:大山祇神)

神明社(御祭神:天照大神)

津島社(御祭神:建速須佐之男命)

豊玉稲荷社(御祭神:稲荷大神)

 

 

 

本殿

 

 

おじさん顔の狛さんがいた・・。

勿論かわいいですよ。ええ。

ヒゲ生えてますね。(・ω・)

 

 

 

拝殿を後方から。

開放的できれいな神社だなあー。

 

 

神楽殿にも御神燈。

 

 

 

境内左奥にいくと、連理木(れんりぼく)があります。

 

 

連理木は自生のアベマキが古くなったもので、幹周り4メートル、根回り4メートル70センチ、
樹高15メートルの、市内最大のアベマキだそうです。

地上約3メートル部分から二つに分かれて、6メートルあたりで再び合一して連理となり、
さらにそこから上へ枝を出しているというもの。

古来より吉兆とされ、縁結び・良縁祈願の御神木として信仰されています。

 

 

ただ、10月半ばごろまでは害虫対策で養生中。

残念ながらその姿を拝むことはできませんでした。

 

 

 

ここは、

明るくて、強い空気で満ちている部分と、

静かで落ち着いた空気の流れる部分が混在している神社。

 

 

さらには、

新旧の戦の記憶を含みつつも、

恋愛成就や良縁祈願といった、陽の念があふれる場所。

 

 

陰と陽、光と影。

方向性も本質も異なるものが、一か所に上手くまとまってるのがすごいとおもう。

 

 

つづく・・。

 

 

 


この記事についてブログを書く
« 伊勝城跡(伊勝八幡宮・伊副... | トップ | 覺王山日泰寺 <名古屋市千種... »
最新の画像もっと見る