水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

島根県③ 神魂神社-1 <島根県松江市大庭町>

2017-04-23 | ├ 島根(ひとり旅)

 

つづいては、大庭町に鎮座する神魂神社へ。

 

 

 

 

 

 

 

佐太神社からバスで松江駅まで戻りました。

乗り換え時間は数分しかなかったのでちょっと心配しましたが、
なんとか無事に次のバスに乗車。

 

10:33発 ④のりば[一畑バス] ・大庭 八雲いき
 ↓
10:51着 〈風土記の丘入口
 |(徒歩10分)
 神魂神社 (1時間滞在)
 |(徒歩20分)
 真名井神社 (1時間滞在)
 |(徒歩10分)
 真名井の滝 (10分滞在)
 |(徒歩20分)
 六所神社・出雲国庁跡 (30分滞在)
14:30発
 |(徒歩15分)
14:45着 風土記の丘入口

※2016/8/24現在

 

(クリックで拡大します)

 

 

 

20分ほどで「風土記の丘」バス停に到着~。

右手にみえる林は、岡田山古墳群(6世紀)。

 

 

『八雲立つ風土記の丘 展示学習館』の横を通っていきます。

時間があればこの資料館も寄ってみたかった。

 

 

 

松江市南郊の大庭地区・竹矢地区一帯は、古代出雲の中心地。

島根県最大の山代二子塚古墳など主要な古墳が分布し、
奈良時代には出雲国庁・出雲国分寺などが置かれました。

この東西5キロ・南北4キロの範囲は「八雲立つ風土記の丘」と称され、
地域一帯に点在する史跡群を包括したフィールド・ミュージアムとして保存されています。

 

 

 

 

バス停から10分も歩くと、神魂神社の社叢が見えてきました。

この突き当りに二の鳥居があるんだけどね、
やっぱりちゃんとスタート地点から入りたいので・・

 

 

はい、一の鳥居

 

 

両部鳥居だ。

好き。

 

 

両部鳥居は、神仏習合の名残。

「両部」とは、密教の「金胎両部(金剛・胎蔵)」のことで、
これがある神社は、仏教(密教)の面影が色濃く残っている場合が多いです。

 

 

 

 

いいなーセミとりしてる。

子供が小さかった頃に一緒にやったっけ。なつかしいわ。

 

 

二の鳥居

 

 

うーん、やっぱ空気が違う。

想像通りの素敵なところで、うれしくなっちゃいます。

 

 

 

 

社号標

 

 

 

 

二の鳥居を振り返る。

 

 

趣のある手水鉢です。

 

 

湧き出る水がほんとうに清らかで、
こんな清水で禊できるなんて、なんて贅沢なのかしら。

 

 

柄杓まで個性的。

素朴な竹製ってのがまたいいよね。かわいいな。

 

 

 

水場まわりには、こんな蝶々がたくさん飛び交ってました。

とまってると白っぽく見えるんだけど、

 

 

羽ばたくと水色になるの。

神魂神社は、こんな水色の蝶々でいっぱいでした。

 

 

石段のぼって拝殿

 

 

 

境内には蝶とともにトンボもいっぱい。

上の写真は一般的なトンボですが、これとは別に、
黒い羽根を持つ体の細いトンボがあちこち飛んでました。

ひらひらと舞うように飛ぶので、最初は蝶かと思いました。

動きが複雑で写真には収められませんでしたが、
羽黒蜻蛉という名前で、お盆時期に飛ぶため「神様トンボ」とか「仏トンボ」とも言われるらしい。

こんな優雅に舞うトンボなんて、はじめて見たな。

 

 

 

神魂神社は別名を「大庭大宮」とも称され、
社伝によれば、出雲国造の
天穂日命が当地に天降って創建したと伝わります。

 

 

天穂日命の子孫は、出雲国造として25代(716年)まで当社に奉仕したといい、
杵築(出雲)へ移住後も、その「国造館」は明治ごろまで鳥居近くの土居に構えられており、
大庭へ来られる際にはその館を使用していたそうです。

 

 

 

 

 

本殿 (国宝)

 

 

現存する大社造りとして最古のもの。

修理の際、柱から1346年の墨書が見つかっていますが、
現在の社殿は1583年の再建と考えられているようです。

 

 

主祭神:伊弉冊大神(イザナミ)

配祀神:伊弉諾大神(イザナギ)

 

 

 

 

すごーい。圧倒されてしまう。

 

 

こうして間近で大社造りを見ることができて、何ともうれしい限りです。

地元ではお目にかかれないもんね。

 

 

 

神紋は「二重亀甲に有文字」。

これは、神々が集まる目標として、
神在月の「十月」を象形したものと伝わるそうです。

「十月」 → 「」 → 「有」

 

 

 

また、神魂神社は意宇六社の一社でもあります。

 

 

意宇郡は、古代出雲の政治・文化の中心地であり、
大化から天武天皇期にかけて順次設置されたとされる八神郡のひとつ。

熊野坐神社(熊野大社)の所在地として重んじられてきました。


 

 

そこに鎮座する社のうち、下記の六社を「意宇六社」といい、
そのすべてが出雲国造ゆかりの神社となっています。

・熊野大社 (松江市八雲町)
・神魂神社 (松江市大庭町)
・真名井神社 (松江市山代町)
・六所神社 (松江市大草町)
・揖夜神社 (松江市東出雲町)
・八重垣神社 (松江市佐草町)

 

 

うち、私が参拝したのは熊野、神魂、真名井、六所神社の四社ですが、
スケジュールの都合さえつけば、他二社もぜひ詣でてみたかったです。

 

 

 

 

恒例の、本殿背後へ。

 

 

 

林立する柱。

はー・・素敵な眺めだわー。好きすぎでたまらんわー。

 

 

時間が許すなら、
いつまでもこの光景を眺めていたいと思いました。

 

 

その2へつづく・・。

 

 

 

 


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