三重つづき。
さきほどの二見興玉神社から、車で40分ぐらい(だったかな)。
鳥羽市の相差という所へやって来ました。
石神さんの鎮座する神明神社には駐車場はなく、
すぐ南にある相差海女文化資料館の無料駐車場が利用できるようになっていました。
平日でも参道をいく参拝客(主に女性)が多いので、迷うことはありません。
道中、お店を取材する光景に遭遇しました。
駐車場からものの5分で社頭に到着。
鳥居は東向きで、西へ西へと入っていくかたちになります。
神明神社
社名である神明神社よりも、末社の「石神さん」で有名な神社ではありますが、
まずは神明神社の本殿へご挨拶。
手水舎
二の鳥居
創立年代不詳。
神明八幡宮として造営され、
明治時代に境内諸社および千賀神社・堅子神社・畔蛸神社を合祀し、神明神社となりました。
現在は天照皇大神はじめ、26柱の神々が祀られています。
拝殿
注連縄がかっこいい玉取り狛さん。
こちらの子取り狛さんは、チビ狛さんまで凛々しいお顔。
何だろうと思ったら、行事で奉納された白石で、本殿の床下に敷き詰めてあるようです。
これを持ち帰っちゃう人もいるみたいで、こんな注意書きも。
神社にあるものなら、御利益があると思うんだろうね・・。
購入できるお守り以外を手元に置いても、「護り」にならないどころか、罰当たるわよー。 (´-ω-`)
ご神紋は、右三つ巴。
まだ真新しくてきれいな拝殿。
と思ったら、そばに旧拝殿の鬼瓦があって、
平成26年12月の遷座とありました。
では、参道の石神さんへ。
石神さんとは、神明神社の末社である石神社のご祭神(玉依姫命)のこと。
綿積神の娘さんです。
そのむかし、島田髷に結った女神が石神さんの元に現れたという言い伝えを、
相差の海女さんが古くから信仰し、安全大漁を祈願していたのですが、
そこから 「女性の願いなら一つだけは必ず叶えてくれる」 とされるようになりました。
全国から女性参拝者が訪れるほか、芸能人なんかも参拝に来るようです。
まずは、手水舎そばで祈願用紙に願い事を「ひとつだけ」書きます。
それをたたんで、お社へ。
末社 石神社
さい銭箱の左に「願い箱」があるので、お参りして用紙を投入。
御神体である、高さ60~70センチほどの石が見守っていてくれます。
・・って、実は「女性の願いをひとつだけ叶えてくれる」云々ではなくて、御祭神の玉依姫命目当てで来たもんだから、
特にこれといってお願いした事があるわけでもなく。(-_-;
いつものように「無事に帰れますように」的なことを祈願しようかと考えましたが、それもなんだか無難すぎるので、
とりあえず一つ、願いを書いて石神社をあとにしました。
こちらは石神さんのお守り。(800円)
海女さんの磯着に見立てた麻布に、イボニシ貝からとれる貝紫で文字を書いた手作りのお守りです。
手作りにつき売り切れる場合もあるとか。
この日は15時過ぎにお邪魔しましたが、十分な量があったので良かったです。
裏には守護のまじないドーマン・セーマンのマークが描かれています。
格子縞(ドーマン)は、出入り口がわからないので悪魔が入りにくく、その間に悪霊から逃げられるというもの。
星(セーマン)は、一筆書きで同じ場所に戻ることから、潜水しても必ず浮上できるというもの。
もひとつ。
全長2センチぐらいの小さなお守りで、アコヤ貝の小さな本真珠がついている可愛いの。(1,000円)
こちらも裏面にはドーマン・セーマンが描かれています。
中に入っているのは、御神体の石が揚がった相差の海岸で取れる石だそうです。
手作りという事で姿かたちが少しずつ違い、その中からピンと来たものを購入。
社務所の方に「あら、ピンクだね~」と言われて初めて気付きましたが、確かにピンクだ。
言われてみれば、ピンク色がかった真珠は他になくて、ちょっと嬉しかったり。
あ、それから石神さんの御朱印帳(1,000円)も買いました。
蛇腹式なのでどーしようかと思ったんだけど、ほぼ一目惚れで購入しました。
今まで寺社で御朱印帳を買おうと思ったことは無いのですが、これはどうしても欲しくなっちゃって。
たて:16cm、よこ:11.5cm、厚み:1.5cm。
今つかってるものより少し小さめです。
オモテ---薄いピンク地で、白い紋様と百合の花があしらわれています。
神社名や御神紋などは金刺繍。
ウラ---薄い紫の地で、オモテと同じ白い紋様。
中央には紫の刺繍でドーマン・セーマンと石神の名が。
光沢のある総刺繍で手触りもよく、角度によって上品に光って、とてもかわいいです。
ただ、もったいなくて使えそうにありません(*^Д^)
その2へつづく・・。