今年の有馬記念はクリスマス決戦となった。
あの無念のJCから早くもこの時がやってきた。俺の応援するキタサンブラック
そのラストランになるが、アクシデントもなく無事にレースに出走出来そうである。
でもゲートに入るまでは油断が出来ないが、まずそんなことはないと信じている。
JCの敗戦でGⅠ8勝の夢は露と消えたが、この敗戦で有馬勝利の可能性もグッと増えた。
なにしろ今まで中央のGⅠを8勝した馬は皆無なのだから、JCに勝ってしまうと
夢は広がるものの勝てる可能性も低くなるから、結果的にこの方が良かったのかも知れない。
そして枠順はなんと1枠2番をゲットした。武豊曰く、一番欲しかった枠らしい。
ゲートに少し不安のあるキタサンだから、後入れの偶数の最内枠の2番が一番グッドである。
まさに強運の馬である。武豊もサブちゃんも清水調教師も文句なくガッツポーズで喜んだが
それで勝負に勝ったわけじゃなく、とにかく最高の枠に入ったということだけである。
一番強い馬が、一番良い枠に入ったのだから、勝利の可能性は大きく広がったのだが
忘れてならないのが、去年の有馬記念で、キタサンは1枠1番の絶好枠に入りながら
ゴール前でサトノダイヤモンドに差されてしまって、2着になってしまった事だ。
でも去年は実力が拮抗していて、馬券の人気でも最終オッズでわずかにダイヤモンドが1番人気に
なっていた。今年のメンバーはどうかと見てみると、サトノダイヤモンドは出場を見送った。
今年のダービー馬でJCで先着されたレイデオロも出ていない。がJCで敗れたシュヴァルグランと
今年のダービー2着馬でアルゼンチン共和国杯で勝ったスワーヴリチャードが出て来る。
その他は秋の天皇賞で死闘を演じたサトノクラウンなどがキタサンのライバルとなる。
俺が一番怖いと思っているのは三歳馬のスワーヴリチャードなのだが、枠は外枠の14番で
シュヴァルグランは外目の10番で好枠とは言えない。前売りもキタサンが圧倒的で
なんと金曜日の午後の時点で1.4倍と圧倒的人気になっている。これは少々売れすぎで
オッズはもう少し高くなるとは思うが、キタサンが一番人気になるのは間違いない。
豊の有馬での天敵でもあるルメールは今回牝馬のクイーンズリングに騎乗する。
去年のエリザベス女王杯の勝ち馬だが、ずっとミルコのお手馬だった。
今年の成績は振るわないし、キタサンの隣の3番枠で、キタサンをマークするとか
ルメールは言っているが、今年の有馬はそんな馬しか回って来なかった。
本来ならレイデオロあたりに乗りたかっただろうけど、藤沢さんは慎重な人なので
レイデオロを無理に使う事はしない。まあ今回はルメールに邪魔される事はないだろう。
とにかく今年の有馬記念は楽しみである。勝ってサブちゃんの祭りが聞きたいね。