春稜庵でお話しましょう

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霧島と阿蘇 山の旅 (その1 高千穂峰と御鉢)

2013-05-26 11:12:30 | 山歩き

高千穂峰を目指して。

楽しみにしていた ミヤマキリシマ がこんなにも。 

山肌を燃やすように覆っている。 色具合を一言で表現したいけど、

その群生する場所によって、花の色はかなり変化しているので難しい。 

深紅色 紅紫色、とも。 その濃淡も様々で。

五月下旬には満開といわれていたとおりだ。 

1,500m余の山を登るというよりも、お花畑を散策する雰囲気で、登山口を四人でスタート。

以下は山道を歩くにしたがって 撮った風景を順次にたどってみよう。

 

 

そもそも、この高千穂峰を知ったのは、

紀元節の歌にある ♪ 雲に聳ゆる高千穂の 高嶺おろしに草も木も -ーー♪ が記憶にある。

神話の里である。  その昔は、御鉢と高千穂峰の鞍部に、あった霧島峰神社が

その天孫降臨の地として祀られていたけど、噴火炎上の影響で、二つに分かれたという。 

宮崎側の霧島東神社と熊本側の霧島神宮に。

その熊本側で、この高千穂河原にあった神宮も

今では 、さらに麓を下って、現在地に移転してしまう。

跡地に旧宮があるだけで、今回の高千穂河原の登山口となっている。

 


↑ は 鳥居を前に高千穂峰をみる。

 


↑ 別のこの鳥居からは中岳を望む。

 

山道に入ってしばらくは樹林帯の中を歩く。 野草もけっこうあるね。

↓ はこの時期に多く見られる コガクウツギ。低木空木の一種。

 

↓ のオオニガナは、ニガナよりも花弁がたくさんあるのでオオニガナと呼んでいる。

 

↓ は樹林の先に高千穂峰が。

 

↓ 森林限界を過ぎると、山道は火山特有の砂道に。砂礫ではない。 

 火山弾の溶岩石も徐々に目立ってきた。

 

↓ イワニガナで タンポポとは、お仲間のキク科。

 

↓ そろそろ岩場や砂礫が多くなってくると、植物はミヤマキリシマの一人舞台となる。 

 

↓ 足元は三歩進んで一歩下がる砂道だ。

 

↓ ミヤマキリシマは九州だけにみられるツツジ科。

  高山でも厳しい環境の中をこのんで咲くが、

  この後翌日からの阿蘇の山域では、開花の時期はやや過ぎていたっけ。

 

↓ 溶岩と砂を、見分けながら、足元を探して歩く。

 

↓ ようやく、御鉢の西端に出たぞ。

 

↓ 御鉢の底までは200mある。

 

↓ カメラの視角にはワンショットでは収まらない。 直径600mとか。

 

↓ 火口の北側が登山道になっている。 その先に高千穂峰が。

 

↓  大正時代に小規模噴火があったという、活火山のパリパリ。

  この辺りに咲くミヤマキリシマが、いっそう愛らしい。

 

↓ カルデラ壁の地層の変化は何故か人工壁に見えてしまう。

 

↓ に 広大なカルデラは一枚の写真に収められないので、 動画撮影に記録してみた。                  

      (注)このgooブログはyou tube での投稿が出来ないのでリンクを貼ってある
                

  http://youtu.be/R2j9SWfwwMM  (クリックで閲覧する)

 

↓  異様なほどの地層の変動は? どうして? これは高千穂峰の稜線斜面。

 

↓ 賑やかな御鉢の廻りでも、こうして、ひとり咲く花もあり。 人の世と一緒かな。

 

 

↓ かって数百年前には、御鉢と高千穂峰の中間鞍部となる、この地点に、

  高千穂峰神社があったというけど。 噴火炎上して、両県の麓に分けて移転した。

  先に見える高千穂峰は宮崎県、この地点は熊本県。二県四市町にまたがる。

  今は鳥居と祠が名残をとどめている。

  ここ鳥居下にザックを置いて、天ノ逆鉾がある峰の頂に向った仲間三人をここで待った。

 

↓  麓に咲くこの花の名前が分からない。 花弁はミヤマエンレイソウだけど葉がちがう!

  下山後に、登山口にある ビジターセンタ-に行って、受付女性に質問してみたけど、

  「まだ新人なので、勉強が足りません、スイマセン」 と。

  

 

さて、無事に下山してから、車で今朝 空港から来た道路を20分ほど戻って、

宿舎のユースホステルにチェックインした。

食事までまだ時間がある。四人そろって霧島神宮へ行った見るか!

次回の投稿記事はそれだ!

 

 

 

 

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