高千穂峰を目指して。
楽しみにしていた ミヤマキリシマ がこんなにも。
山肌を燃やすように覆っている。 色具合を一言で表現したいけど、
その群生する場所によって、花の色はかなり変化しているので難しい。
深紅色 紅紫色、とも。 その濃淡も様々で。
五月下旬には満開といわれていたとおりだ。
1,500m余の山を登るというよりも、お花畑を散策する雰囲気で、登山口を四人でスタート。
以下は山道を歩くにしたがって 撮った風景を順次にたどってみよう。
そもそも、この高千穂峰を知ったのは、
紀元節の歌にある ♪ 雲に聳ゆる高千穂の 高嶺おろしに草も木も -ーー♪ が記憶にある。
神話の里である。 その昔は、御鉢と高千穂峰の鞍部に、あった霧島峰神社が
その天孫降臨の地として祀られていたけど、噴火炎上の影響で、二つに分かれたという。
宮崎側の霧島東神社と熊本側の霧島神宮に。
その熊本側で、この高千穂河原にあった神宮も
今では 、さらに麓を下って、現在地に移転してしまう。
跡地に旧宮があるだけで、今回の高千穂河原の登山口となっている。
↑ は 鳥居を前に高千穂峰をみる。
↑ 別のこの鳥居からは中岳を望む。
山道に入ってしばらくは樹林帯の中を歩く。 野草もけっこうあるね。
↓ はこの時期に多く見られる コガクウツギ。低木空木の一種。
↓ のオオニガナは、ニガナよりも花弁がたくさんあるのでオオニガナと呼んでいる。
↓ は樹林の先に高千穂峰が。
↓ 森林限界を過ぎると、山道は火山特有の砂道に。砂礫ではない。
火山弾の溶岩石も徐々に目立ってきた。
↓ イワニガナで タンポポとは、お仲間のキク科。
↓ そろそろ岩場や砂礫が多くなってくると、植物はミヤマキリシマの一人舞台となる。
↓ 足元は三歩進んで一歩下がる砂道だ。
↓ ミヤマキリシマは九州だけにみられるツツジ科。
高山でも厳しい環境の中をこのんで咲くが、
この後翌日からの阿蘇の山域では、開花の時期はやや過ぎていたっけ。
↓ 溶岩と砂を、見分けながら、足元を探して歩く。
↓ ようやく、御鉢の西端に出たぞ。
↓ 御鉢の底までは200mある。
↓ カメラの視角にはワンショットでは収まらない。 直径600mとか。
↓ 火口の北側が登山道になっている。 その先に高千穂峰が。
↓ 大正時代に小規模噴火があったという、活火山のパリパリ。
この辺りに咲くミヤマキリシマが、いっそう愛らしい。
↓ カルデラ壁の地層の変化は何故か人工壁に見えてしまう。
↓ に 広大なカルデラは一枚の写真に収められないので、 動画撮影に記録してみた。
(注)このgooブログはyou tube での投稿が出来ないのでリンクを貼ってある
http://youtu.be/R2j9SWfwwMM (クリックで閲覧する)
↓ 異様なほどの地層の変動は? どうして? これは高千穂峰の稜線斜面。
↓ 賑やかな御鉢の廻りでも、こうして、ひとり咲く花もあり。 人の世と一緒かな。
↓ かって数百年前には、御鉢と高千穂峰の中間鞍部となる、この地点に、
高千穂峰神社があったというけど。 噴火炎上して、両県の麓に分けて移転した。
先に見える高千穂峰は宮崎県、この地点は熊本県。二県四市町にまたがる。
今は鳥居と祠が名残をとどめている。
ここ鳥居下にザックを置いて、天ノ逆鉾がある峰の頂に向った仲間三人をここで待った。
↓ 麓に咲くこの花の名前が分からない。 花弁はミヤマエンレイソウだけど葉がちがう!
下山後に、登山口にある ビジターセンタ-に行って、受付女性に質問してみたけど、
「まだ新人なので、勉強が足りません、スイマセン」 と。
さて、無事に下山してから、車で今朝 空港から来た道路を20分ほど戻って、
宿舎のユースホステルにチェックインした。
食事までまだ時間がある。四人そろって霧島神宮へ行った見るか!
次回の投稿記事はそれだ!
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