クウカの隠れ家♪

気まぐれ狐のまったり隠れ家記録です( ´ ▽ ` )ノ

★Story of moon★虹の章~第九話~

2014-06-16 21:16:43 | ストーリーブログ

はーいみなさん、お久しぶりですw




突然の更新ストップも恒例になってきましたね(恒例にするなw)




リアルが思ったより忙しくてですね…




発狂しそうですw





そんな中、休憩時間に楽しみながらストーリー書いてましたww





これから追い込まれるのでまた更新空くかもしれませんが、ご了承くださいm(_ _)m





それでは、第9話、公開~♪( ´▽`)

























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乾いた砂漠地帯…






















ゆっち
「はー…結構遠いわね…」









さつき
「足とられるから余計に体力使っちゃうね…」












ゆっち
「エスっちーおんぶー(笑)」








さつき
「弟ー私もー(笑)」








エストック
「落ち着いてください2人とも…(^^;;」











冗談を交えつつ、5人は足を進める。




















だが、















変わらぬ景色、進みにくい砂に、次第に口数は少なくなっていく…






























1歩…また1歩…



































歩いた足跡は風に消されていく……









































どのくらい歩いたかわからなくなってきた頃。

















ついにさつきが足を止めた。





さつき

「つーかーれーたーよー」








疲労が限界に達したさつきはその場に座り込んでしまった。





少しだけ砂に埋れていた足がさらに深くはまる。








ロベルト
「さっちゃん、もう少しだから…」






ほら、と言いつつロベルトが手を差し伸べる。









さつきはその手を取らず、うつむいていた顔を上げた。


















さつき
「じゃあ、いつまで続けるの?」















さつきの言葉に全員がピタリと動きを止める。



























junya

「………そうだな。そろそろ追いかけっこは辞めるか。」











その言葉に、さつきは目を輝かせ、
振り向いて息を吸い込んだ。




















さつき

「かくれんぼはおしまいね☆


フォックスファイヤァァァァ!!!!!!!!!」



















燃え盛る炎は何もない砂漠を進んでいく。








そう遠くない空中にたどり着いた途端、





何もないところで弾け、白い煙が視界を遮る。














5人が見つめる中、白い煙から現れたのは…
















クルゥ
「イツカラワカッテイタ…」






竜だった。










5人の緊張感が一気に高まる。



















エストック
「Moonを離れるときからずっときづいてましたよ。」













さつき
「あそこで暴れたら町やギルドに迷惑をかけるからね」











クルゥ

「フフ…オドラサレテイタノハコチラカ…」









そう笑うクルゥはどこか不気味で、余裕が見られた。













ロベルト
「貴様は何者だ?そして何用だ?」




























クルゥ
「オマエタチニハナスヒツヨウハナイ…

ゼンインココデキエテモラウ…

カイホウ!」













途端に、クルゥの体が爆発し、大きな影が5人を覆う。












クルゥ

「ワガチカラデ、ヒネリツブシテヤロウ」
















junya

「……キミテズリか…」










不気味なオーラとその姿に、ゆっちははっと気づいた。







ゆっち

「こいつ…確か全ギルド通知のブラックリストに……」














ブラックリスト…

凶悪かつ残酷極まりない罪に問われ、なおかつ捕まっていないギルドおよびギルドメンバーが書き記された手配書のことである。

全ギルドに配布が義務付けられており、見つけ次第連絡または捕獲しなければならない。


生死を問わず捕まえた者には多額の報酬が手渡されるので、その報酬目当てで探す者も多い。
















junya

「あぁ…この周辺でギルド潰しを行っているギルドメンバーの1人だな。」














ロベルト
「ギルド名は…~Nasty darkness~

キミテズリを従わせるのは、たしかサブマスターのクルゥ…」
















ゆっち

「なるほどね…次に狙われたのはうちってことか。」























クルゥ
「フフフ…ワガギルドヲシッテイタカ…

ワレラノハイカニクダルナラバイノチマデハトラナイゾ…」









































エストック
「ふざけないでください」












ゆっち

「あんたなんかの配下にくだるならば」















さつき
「今ここで死んだほうがマシ」















ロベルト
「俺たちMoonの力を」














junya
「甘くみるなよ」

























クルゥ
「クククク…ソノコトバ、コウカイサセテヤロウ!!!!!!!!!」







クルゥは翼を広げ、空に向かって叫んだ。



「ワガドウシヨ!ワガモトヘツドエ!」














すると4つの光の筋が降り注いだ。




道にも見えるその光の筋から流れるように何かが降りてくる…






















4匹の蛇が吠えると、瞬く間にあたりには何十匹もの蛇龍が5人を睨みつけていた。








junya
「こいつ…複合型…しかも幻術まで使えるのか…」





複合型とは…


闘士と召喚士の力を合わせ持つ者のことをいう。



この力を持つものは非常にまれで、世界に数人しかいないとされている。


















ゆっち

「これはこれは珍しい…いくつものギルドを潰すだけあるね。」









ロベルト
「砂漠に誘い込んだのも、砂漠特有の幻覚を作り出すため…なかなか考えてるね」













エストック
「この中で本物は5体だけ…それを探すのも一苦労ですね…」













楽ではない戦闘が予想される中、さつきはクルゥから目を離さずjunyaに近づいた。









さつき

「さて、どうする?解いたほうがいい?」






















junya
「………そうだな…必要なら任せる」
























junyaはキミテズリと向き直り、数を確認して言った。


junya
「俺は前方、ロベルトは左、エスっちは右、さつきとゆっちは後方でそれぞれ援護しつつ幻覚を消していってくれ。

本体を見つけ次第、叩く。」












ゆっち
さつき

「「了解。」」






エストックとロベルトは無言で戦闘態勢に入る。











junya

「Moonの実力を見せてやろう…」
































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神が祀られる社…

















かずみ

「はぁ…はぁ……」










オリンポス

「クオオオオォォォォン!!!!!!!!!」








かずみ


「神様は相当お怒りね…何をすればここまで…」







息を整えながら、離れた場所で様子を伺う巫女たちに向かって叫んだ。
















かずみ
「あなたたち!!!!!!!!!神様に何をしたの?!」














巫女
「私たちは何も…いつも通り神酒を捧げようとしたらいきなり…」











かずみ

「じゃあその神酒を持ってきて!!!!!!!!!」















オリンポス

「クオオオオォォォ!!!!!!!!!」





暴れ狂うオリンポスは空へと咆哮し、雨雲を呼び寄せ始めた。




















かずみ

「雷を落とすつもり?!こうなったら……

我に幸運を、勝利を与えよ!!!!!!!!!誘華騎士フィオナ!!!!!!!!!」






かずみが叫んだ瞬間、雨雲の隙間から無数の光が舞い落ちてきた。










光はかずみを包み込み、柔らかく輝く。











オリンポス
「クオオオオォォォン!!!!!!!!!」


オリンポスが叫ぶと同時に無数の雷が地上へと落ちた。











その瞬間、









かずみは美しい翼を持つ天使へと姿を変え、目では追いつけないほどのスピードで雷をかわし、急上昇していく。




















空高く舞い上がったかずみは、手のひらを地上にいるオリンポスへと向けた。








かずみ

「トランキル・ノクターン、発動!」







手のひらから小さな魔法陣が放たれる。









魔法陣は徐々に大きさを増し、やがてオリンポスを軽々と覆ってしまう大きさになった。









オリンポスは異変に気づくも、すでに遅く、魔法陣はオリンポスの体をゆっくりと透過していった。











オリンポス

「?!」



痛みも変化も特にないように感じられ、動揺したが、すぐさま雷球を作り出し、かずみに向かって放った。













かずみは持っていたマシンガンを持ち直し、雷球めがけて撃つ。









雷球と弾が触れた瞬間、







雷球は木っ端微塵に砕け散った。











オリンポス

「?!!?!」











信じられないと言いたいばかりに目を見開く。







かずみ

「さっきの魔法陣はあなたの攻撃力と防御力を奪ったの。その程度の雷球ならマシンガンで十分よ!」







オリンポス


「クルルゥ……グオオオアァァァァァ!!!!!!!!!」


怒りに身を任せるように雨雲を呼び寄せ、雷を次々と落とす。




その雷を、かずみは翼を華麗に羽ばたかせ、無駄なく避けていく。















だが避けるだけで攻撃しようとはしなかった。















かずみは苦い顔でオリンポスを見つめる。






かずみ
「相性悪いし、攻撃出来ないなんて…分が悪すぎるわよ…」





























神の鎮静依頼が困難とされる理由…


それは"神"が消滅するとその地の加護がなくなり、大災害が起こるとされているからだ。




実際、とあるギルドが神を誤って傷つけ、消滅させてしまった直後、



地割れに巻き込まれ全滅したというケースが報告されている。



そのため、神の鎮静はその地に特殊な封印するか、怒りを鎮めるしか方法がないとされているのだ。







だが、かずみが従えるフィオナは、能力補助スキルのみのため、封印することは難しく、怒りの原因を突き止めて鎮めるしか方法は残されていなかった。










かずみ

「システムエラーの鎮静なら時間稼ぎすればいいだけだからと受けたのに…」















歯を食いしばるかずみの元に、巫女たちが神酒の瓶をもって駆け寄ってきた。













巫女
「こ、これです…」







かずみ
「ありがとう。」






手に取り、神酒の蓋を開けると…



















激しい異臭と邪気が溢れ出た。












オリンポス
「グオオオアァァァァァ!!!!!!!!!」







かずみはすぐさま蓋を閉めたが、邪気に反応してオリンポスはさらに苦しむように暴れ始めた。













かずみ
「仕組まれたわね…これが原因よ!!!!!!!!!新しい本物の神酒を用意してください!!!!!!!!そしてこの地一帯を清めて!!!!!!!!!」









巫女

「は、はいっ!!!!!!!!!」


偽物の神酒を抱え、走り去って行った。







その姿を見届け、かずみは怒り狂う神へと対峙した。















かずみ
「ここは私が食い止める!!!!!!!!」
































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Moonギルド内…







アネット

「あらあら、もう終わりかしら?」














みほ

「………」






ショコラ

「みほ姉ちゃん‼︎しっかりして!!!!!!!!!」















アネット

「Moonは貰い受けるわ…ふふふ…」















続く…