クウカの隠れ家♪

気まぐれ狐のまったり隠れ家記録です( ´ ▽ ` )ノ

★Story of moon★虹の章~第十六話~

2014-09-05 07:41:39 | ストーリーブログ
こんにちはー\(^o^)/



旅行に行きまくっててなかなか更新できませんでしたwww




いろんな方から、気になる!と言われた続きがやっと公開!!





途中、これあり?みたいなとこあるかもしれませんが、まぁ大目に見てください(笑)
















*:゜・:,。*:..。o○☆゜*:゜・:,。*:..。o○☆゜*:゜・:,。*:..。o○☆゜*:゜・:,。*:..。o○☆゜


















アネット
「やっと……倒れたか……ぐっ……」


苦しそうに表情を歪ませ、膝を地につける。

黒い霧が現れ、アネットは元の姿に戻った。














アネット
「少々手こずったが……私の夢がついに叶う……」






1歩ずつ、1歩ずつ、みほに近づいていく。















アネット
「そこの神…その男の紋章と…ギルドマスターの証である金冠をとるのよ…

そうすれば命は助けてやるわ…」










junyaとの戦いでかなり負傷していても

みほとの力の差は大きいものだった。










恐怖に震えながらも、みほはjunyaとアネットの間に立つ。








みほ
「できません…

ギルメンを守ろうとその身を盾として使ったマスターを売ることなんて…


裏切るくらいなら…」









いつの間にか描かれていた魔法陣から



へーラーが出現する。













みほ
「力の差は分かっていても、仲間を最後まで守る!!

それがMoonの一員としての誇りだから!!」
















へーラー
『……スキル - レイジ・オブ・ゴッデス』






地面に杖をトンと立てると、天から大粒の雨が突き刺さるように降り注ぐ。


















へーラー
『恵みの雨は、時として生命の命を奪う…』





降り注ぐ雨は針のように地面に突き刺さっていく。









見つめる2人に、冷ややかな言葉が聞こえた。



















アネット
「………どうした?終わりか?」











突然、光ったかと思うと、弾け散り、蒸発してしまった。







そこには、いつの間にか魔へと変身していたアネットが立っていた。












みほ
「そんな…」















アネット
「水属性の攻撃が私に通用するものか。

第一その技…攻撃範囲は広いが強さにムラがある。

弱いところを見極めることができればよけることは簡単だ。」









黒い雷を右手に集めながら、ゆっくりとみほに近づく。














アネット

「どの道、このギルドと町は私が貰い受ける。

あの惨劇についてならサブマスも知っているだろう…

お前たちには消えてもらう…







今度こそさよなら…」









右手の雷を振り下ろす…



























その瞬間。
























「アルティメット・エンド!!!!」












金色の獅子がアネットの背後へと牙を向く。



驚いたアネットは反射的に金獅子へ黒い雷を放つ。







力は拮抗し、黒と白の光が弾け飛ぶ。























『スキル - トラゴイディア発動。』







赤い魔法陣がアネットの背後へと出現したと同時に、金獅子が弾け消えた。












アネット
「?!」










その瞬間、魔法陣は凄まじい勢いでアネットを押し出した。







勢いに耐えきれず、アネットは瓦礫まで押され、そのまま瓦礫へと叩きつけられた。











突然のできごとに、へたり込むみほに聞き慣れた声が聞こえてきた。














あか

「みほさん!大丈夫ですか?!」













みほ
「あかくん…ラセさん…エスっち…」















やらされ
「間一髪……でもじゅんさん…」









みほ
「私とショコラちゃんをかばって…」













あか
「そんな……」









エストック
「…最後までギルメンを守ったのですね…」










あか
「俺たちがもう少し早く駆けつけていれば…」










やらされ

「ゆるさねぇ…」





1人背を向け、アネットの方へと駆け出した。





















やらされ

「うおらぁぁぁぁぁ!!!!」



剣を握りしめ、力の限りアネットへと振りかざす。






















ヒュッ…ヒュン…と虚しい音が響く。












アネット
「……小賢しいな…っ!!!」















やらされ
「うっ……」










やらされが剣を振り上げた瞬間を狙い、雷を懐に放った。












やらされ
「はぁ…はぁ…」





剣を地面へと突き立て、もたれかかるようにして息を整える。







対するアネットは息ひとつ乱れていなかった。






アネット
「お前の剣捌きでは私は捉えられないよ。

大体、あのギルドマスターもギルメンを守らなければ死にはしなかった。

か弱い仲間のために命を捨てたんだ。」






















やらされ

「………お前、本当にギルドマスターなのか?」







アネット

「そうよ。ここに金冠も…」











やらされ

「そんな称号関係ねえよ

ギルメンを見捨てるマスターなんて…」










アネット
「私は弱き者はいらない。

強く、生き残った者だけが私のギルドへと入ることができる。

殺られたらそこまで。

弱肉強食のこの世界を生き残るには力が必要なんだよ。」











あか
「お前…各地でやられていった仲間を…なんとも思わないのか…?」











アネット
「力が足りなかっただけだろう。また募集をかければギルメンは集まって…」




















やらされ
「そんな関係だったのかよ…」




剣を握る手にぐっと力が入る。









やらされ
「そんな薄っぺらい関係で…お前の指示に従って…命を…」

















アネット
「それが私のギルドの方針だ。」




















やらされ

「俺はそれがいいとは思わない。」








あか

「攻撃できなくても、能力がなくても、信頼している仲間がいればなんだってできる。」








エストック

「個々の持つ能力を最大限に生かすこと、それが大切だと思う。」




















アネット

「そんなのただの綺麗事だ。」












やらされ
「それは俺たちMoonギルドメンバーを倒してから言いなよ。」












アネット
「なるほどな…いいでしょう。」












あか
「ラセ、お前治療してから…」














やらされ
「攻撃をまともに受けたとは言え、じゅんさんが倒れた相手だぞ。

3人束になってもどうなるか…

俺が治療してる間、誰があいつと戦うんだよ…」














あか
「わかった…メルポーネ!!サーヴァント化!!」





メルポーネ達は光へと変わり、やらされの姿を変えていく…



















あか

「神のサーヴァントは聖なる加護を受けられる。

傷が修復され、痛みもなにも感じないが、傷は確実に蓄積される…

無理だけはするなよ…」










やらされ
「わかってるって。エスっち、サポートよろしく。」










エストック
「了解です♪( ´▽`)」






















アネット
「アケローンを倒した者たち…

わざわざ死にに帰ってくるとは愚かにしか見えない…

まぁいい。

ちょうど試したかった物もあるし…」











そう言うと、アネットは砕け散った杖の元へと歩いた。











アネット
「魔の一部には“魔眼”を持つ者がいるって知ってた?」







杖の残骸から、無傷で残っていた大小それぞれの魔眼を手に取る。










アネット

「魔眼には特殊な能力が秘められていることが多いが、その能力は個々で違う。

私は大小さまざまな大きさの魔眼を持ち、小さな魔眼の能力は……」










アネットは黒い雷で小さな魔眼を打ち壊した。







その瞬間、アネットの背後の空間がいくつも割れ、真っ黒な空間が見え隠れする。









エストック
「なんか嫌な予感しかしない…」















あか
「同感…」











やらされ
「……!!!あれはっ……!」









3人の目に飛び込んで来たのはおぞましい魔族。

















「「「アプリオリの魔族!!!」」」







やらされ
「1体でも気持ち悪いのに3体並ぶと……うっ…。」










あか
「ラセ!直視するんじゃない!」














エストック

「見た目はともかく、魔族の中でも戦闘に特化した種族…

アプリオリは同族殺しでも有名なほどの狂乱一族…

そんな魔族を召喚するだなんて…」














あか
「あれが、魔眼の力か…」












アネット
「私の魔眼の能力は召喚。

今回は一際力を持つ者たちを召喚した。



そしてこの大きな魔眼の力は…」













大きな魔眼を黒い雷で打ち壊した瞬間、


























赤黒い雷がアネットを貫いた。













「ギャァァァァァ!!!」









断末魔の叫びのような、恐ろしい悲鳴が響き渡る。


















エストック
「や、やばいですよね…」







あか
「力がどんどん膨れ上がっていく…


下手するとこの魔力…じゅんさん以上…」













やがて赤黒い光は人の形を写していく…








その様子に、サーヴァント化したメルポーネはハッとした。












メルポーネ

『力が急激に上昇して…?!



やらされさん!!!避けて!!!』





















やらされ

「?!」









その声と同時に






黒い光がやらされを貫いた。












やらされ

「なっ……」








あか
「ラセ!!!!」































やらされが倒れると同時に、赤黒い雷が弾け、






暗黒騎士の力をまとったアネットが姿を現した。


















アネット

「すばらしい…すばらしい力だ!!」






高らかに笑うアネットをよそに、あかとエストックはやらされの元へと走る。















あか
「おい!ラセ!!!」







やらされ
「うっ……」




貫かれた腹部の傷がみるみるうちに消えていく…









やらされ
「……ふぅ…聖なる力でなんとかなった……」

















エストック
「しかし、なんて力…なにも見えなかった…」













アネット
「さぁ…再開しようか…

アプリオリよ…私に従い、こいつらを殺せ!!!」




















アプリオリたちがゆっくりとエストック達に近づいていく。


















エストック
「このままだと即死…仕方ない…」





エストックはポケットから




























かわいいサンタの帽子を取り出した。





















エストック
「きらきらりんりん♪まじかる☆フラーッシュ!!」















かわいいかわいいサンタの帽子をかぶった途端、光に包まれ、姿が変わっていく。






























エストック
「みんなの希望☆勝利の紅き光、アウローラ・エスペラ参上♡」














決めポーズをきめるが、静かに風が通り過ぎていく…





















あか

「これ毎回する必要あるのかな…」

















やらされ

「エスっちって唯一、姿を保ったまま、つまり他の力を借りずにランクを上げられる能力の持ち主なのに…」















エストック

「……心に傷が…とか言ってられませんね……


スキル - セラフィン・ラファーガ!!」






全員の元に魔法陣が現れ、攻撃力を上げていく。





と、同時にガシャンと音を立てて銃口の向きを揃える。










エストック
「ぶっ飛ばしちゃえ☆」









ズダダダダダダダダダダダ!!!



ドーンドカーンドカーンドーン!!!!











持っていたバズーカとマシンガン、そして戦車から恐ろしい数の弾丸が打ち込まれる。















あか
「エスっち…容赦ねぇwww」









辺りは火薬の匂いと砂煙にまみれ、みえなくなった。























エストック
「これでどうでしょう…」






















風が砂煙を吹き飛ばすと、









アプリオリが平然と立っていた。

















エストック
「うそ…無傷で…」






その姿にやらされは叫ぶ。










やらされ

「あか!!俺のサーヴァントを解け!!」













あか
「はぁ?!なに言ってやがる!!

そんなことしたらラセが…」












やらされ
「メルポーネ2体がいないと、誰がお前を守れるんだよ!!

魔族3体に加えあんなアネットも相手だなんて…

人数的にも…不利すぎる!!!」

















アネット
「うるさいぞ…まずは大口叩いた貴様からだ…」














あか
「ラセ!逃げろ!!!」














アネット
「お前も人の心配をしている場合か?」












エストック
「あかくん!!後ろ!!」





ハッとして振り向くとすぐそこには火のアプリオリが大きな鎌を振り上げていた。





助けようと駆けだそうとしたエストックだが、水と雷のアプリオリにはさまれ、身動きがとれなかった。






















アネット

「全員シネ!!!!」

















続く…





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