丙午男の独り言

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玉手箱@サントリー美術館

2017年06月24日 19時21分24秒 | 芸術
国宝の蒔絵手箱をいくつか見られるチャンスだったので、金曜日の夜に行ってきました。
それほど混んでいなくて、8時前までゆっくり見られました。
凝った細工をじっくり見たいという人が集まってきているのでしょう、私を含めて単眼鏡を覗き込んでいる人が大勢でした。
サントリー美術館所蔵の国宝は、修理後初公開。しかもこの1週間だけ蓋の内側を展示しているということで、この期間を狙って行ったのでした。
他にも、出雲大社所蔵の手箱が初見。私にはこれが一番見応えがありました。
あとは、初見としてはカウントしないですが、熊野速玉神社所蔵の国宝の古神宝類が、手箱だけでなく、装束、鏡など20点余り展示されていて、こちらも見応えがありました。熊野速玉神社は昨年現地に行きましたが、公開している国宝は一部だけでしたので、単品ではほとんど初見だったと思います。
また、国宝ではないものの、熱田神宮の古神宝類(重文が多い)も多く展示されていて、こちらも昨年現地に行ったことを思い出しつつ、じっくり鑑賞しました。
もう一つ、いくつかの手箱(上記の国宝も含む)の模造品も展示されていて、その中に、本物は海難事故で海に沈んだままという、籬菊螺鈿蒔絵手箱(元は鶴岡八幡宮所蔵)の復元模造品は、見られて良かったです。そのうち引き上げられないかしら?
今回展示されていない国宝・蝶牡丹螺鈿蒔絵手箱(本物は畠山記念館所蔵)は、本物を見たくなる美しさでした。

なかなかコストパフォーマンスの高い展覧会でした。

鑑賞した国宝は以下の通り(番号はこれまでに見た累積の数、(-)は既に見たもの)
(292)浮線綾螺鈿蒔絵手箱(サントリー美術館)
(293)秋野鹿蒔絵手箱(出雲大社)・・・秀逸
(-)片輪車螺鈿手箱(東京国立博物館)
(-)熊野速玉大社古神宝
 例えば、桐蒔絵手箱と内容品、唐花唐草蒔絵手箱と内容品、籬菊双鶴文鏡、などなど


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