台風一家

風疹予防接種

今日はいっくんの風疹予防接種で14時20分から近所のクリニックに行って来た。
午前中に公園で友達と遊んだりしていたので、帰り道で寝てしまい、1時から風疹予約の5分前、14時15分までぐっすり眠っていた。
クリニックはうちからすぐ近くなので寝ぼけ眼のいっくんを抱っこして靴や母子手帳を持ち、少し早足で歩いたら余裕で間に合った。

抱っこされて歩いているうちに目が覚めたいっくんは私の肩にほっぺを押しつけたまま「どこにいくの?」と聞く。
「病院だよ」と言うと「何で?」と聞くので言葉を選びながら「元気の素を入れて貰おうね、いっくんこの間風邪引いたから、また変な風邪引かないように元気入れて貰うんだよ」と言うと「そうか!」と嬉しそうに笑ったので少々心が痛んだ。
病院に入るなり待合いのアンパンマンDVDやトーマスのオモチャに走っていき、自分が注射されると言う自覚はまったくなし。
まるっきり私を信じているのが可哀想だったが仕方ない。
それでなくても風疹と麻疹が4月からMRワクチンという混合ワクチンになっており、それまでのワクチンで風疹だけうち損ねたいっくんは何とか1年間は移行期間と言うことで無料で打てることになって胸をなで下ろしていたところだ。
風疹ワクチンは普通に受けると8000円する。

「次ですからいっくんの服脱がせておいてくださいね」と看護婦さんが言いに来て「暑いから服脱ごうね~」と何故か上半身裸にされているのに不自然に思うこともなく「ん」と素直に脱ぎ、再びトーマスのオモチャに走り去っていく。
ズボンだけ履き、ぽこんと突き出たお腹を丸出しにして夢中でオモチャで遊んでいるのだ。
あまりの無防備さにこちらがどきどきしてきた。
私が緊張し始めて手に汗をかき始めた頃、ようやくいっくんの番が来た。

中に通され、先生を前に私の膝の上に座らされても、以前の注射を忘れてしまっているのか、平気なのかきょとんとしている。
普段おねえちゃんと遊ぶ聴診器をにこにこ顔の先生に当てられてむしろ面白そうである。
のどを見て貰い、承諾にサインを書いたら先生が薬瓶から注射器に薬液を移し始めた。
私は慌てて持ってきていたディズニーの袋を指さしながら視線をそらすのに必死だった。
「はい、じゃ今日は右腕ね」と声をかけられ、いっくんがすっかり忘れていた先生の存在を思い出し、その手に握られた注射器をみてしばし沈黙。
『早くやっちゃってください~!!』心の中で絶叫しつつ体を押さえるとすぐさま先生がブスッ…。
「い……いたい……」自分の右腕を凝視していたいっくんが蚊の鳴くような声でつぶやいた。
「いたい~」と泣き声に変わり始めた頃にはもう注射は終わっていて、先生への挨拶を慌ただしく済ませて部屋を出た。

早足で待合いに戻り、横抱きにしてしばらく抱っこしていると涙を流すまもなくアンパンマンの音楽が耳に入ってきていっくんも見たいやら痛いやらで少々混乱気味。
とにかく注射の後を押さえている右腕の脱脂綿が憎かったらしく「これ、とって!」と怒った。
痛い痛いと何度もつぶやきながらもすぐにオモチャに目が行き始め、裸で遊ぶいっくん。
毎回こんな感じなのだから、どうやら以前の注射のことはすっかり忘れていたのだと思う。
しかし、さすがに打たれた直後は忘れない。
「裸でうろうろしてて風邪ひいたらまた注射だねぇ」とつぶやくと「いやだぁ~!」ととんできた。
効果覿面。
いけないと思いつつ風呂上がり、裸でうろつくいっくんにこれからも度々使ってしまいそう……
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