プロのカウンセラーで、河合隼雄さんの直系の弟子である東山さんの話を聞く機会がありました。京大の副学長という肩書きから想像していたのと異なり、とても柔らかい物腰と暖かいお人柄に惹かれました。
東山さんが最近書かれた「聞く技術」という本には、我々がいかに人の話を(聞いているようで)聞いていないか。聞くことが、信頼できる人間関係を作るのにいかに大切かが、平易に書かれています。30万部以上のベストセラー . . . 本文を読む
今週は、松下とソニーのR&Dの方と雑談をしました。(本職のコンサルティングに関わる話ではありません。)
以前、松下の前CTOの三木さんとの話で、「どんな生活を送りたいのか」というビジョンが必要だ、という話をしましたが、その延長線にある話です。
議論になったのは、デジタル家電は、開発費が膨らむ一方、店頭に並ぶとジェットコースターのように価格が下がる、という点です。しかし、興味深いのは、洗濯機、冷 . . . 本文を読む
先週の日経ビジネス(2005.7.4号)別冊に「イノベーションのジレンマ」の著者であるクリステンセン教授のインタビューがありました。
ちなみに、「イノベーションのジレンマ」という本は、ビジネス書としては驚異的な30万部以上売れた、経営者やビジネスマン必読の本です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798100234/250-2881296- . . . 本文を読む
ドラマの「タイガー&ドラゴン」で少しは落語人気も高まっているそうですが、上野の鈴本演芸場は、ほどよく空いていました。まあ、名人の芸を聞くには、DVDやCDが便利ですが、やはり、芸というのは、観客とのやりとりで変化がでてくるものだと思います。
トリは、三遊亭歌之介。しかし、この人は古典をやりません。柳家さん喬の「子ほめ」は楽しめました。
残念だったのは、誰か忘れましたが若手がやった「粗忽長屋」。 . . . 本文を読む
新しい商品の開発について、松下電器の元CTOで、現在常勤顧問をされている三木さんと、何度か興味深い議論しました。
昔は、アメリカのホームドラマが発想の源泉だったんだよね。今問題なのは、それに代わるものがないこと。今こそ開発者の想像力が求められる。
よく「プロダクトアウトではなく、マーケットイン」と言いますが、技術者である三木さんが、技術で何ができるかではなく、暮らしの中で何が必要なのか想像する . . . 本文を読む
日本で知られているマーケティングの神様といえば、フィリップ・コトラーでしょうか。版を重ねたその辞書のごとき著作は、マーケティングを志向したことのある人なら、一度は手にとってみたことがあるでしょう。
コトラーは世のマーケターに優れたツールを提供しましたが、本質を捉える視点という意味では、セオドア・レビットではないでしょうか?
アメリカでは、コトラーを並び称される、マーケティングの2大巨頭です。
. . . 本文を読む
数年前のある日、私の食の師匠から突然
「今、岡山にいるんだけど、絶対食べさせたいラーメンがあるんで来ない?」
という電話がありました。
ラーメンのためにわざわざ岡山まで、と一瞬ためらいましたが、何しろ、天麩羅屋に入る前に、換気扇の下で香りを確認するような師匠のお誘いです。なんとかスケジュールをやりくりして、次の日、岡山に向かいました。
結局、ラーメンだけでなく、夜は地の魚をふんだんに使った天麩 . . . 本文を読む
元INSEADの野田教授が代表理事を勤めるISL(Institute of Strategic Leadership)というNPO(非営利団体)で、日本を変えるリーダーづくりを手伝っています。
http://www.isl.gr.jp/
おいおい詳しく書きたいと思うのですが、今日も野田さんと世の中を変える壮大な(?)プランを議論していました。ビジネス(会社)と社会を包含する変革リーダーをつくれ . . . 本文を読む