日々是好日

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約5年の間、ご愛読ありがとうございました。

立川談志 71歳の反逆児

2008-10-31 | 落語
談春師の『赤めだか』を読んで、ちょうどいい具合に、NHKで談志師匠のドキュメンタリーをやっていた。録画してあったものを夜中に観る。最後にはなぜか正座していた。 テーマはいろいろある。一つはもちろん落語。 「落語とは人間の業の肯定である」と、弱冠29歳にして名著『現代落語論』で看破した天才が、どのように至高の芸に近づこうとしているのか。激しい自身の人生をそのまま落語に投影して、談志は何を語ろうと . . . 本文を読む

ISLの総会で世界の行く末について考える

2008-10-19 | リーダーシップ
今日、年に一度のISLの総会があった。NPOがここまでできるのか、というところまでISLも成長してきた。事務局の方々の舞台裏での大車輪の活動には本当に頭が下る。不肖私も、200余名の参加者の声を拾うフロア司会を(いつもながら直前の依頼で)引き受けさせていただいた。 とても興味深いディスカッションがあったので、概要を記しておきたい。 まず、ISL理事・最高顧問の小林陽太郎氏の挨拶で開会。混迷する . . . 本文を読む

世の中大変なことになっていますが

2008-10-10 | 経営と戦略
BCGから出る久々の戦略本だ。翻訳のためにこの夏山に篭った(海だったかな)。まえがきにも書いたが、それほど目新しいキーワードが並んでいるわけでもない。また、すぐに役に立つハウツー本でもない。どんな本かと言うと、今後10年の間に競争優位の源泉になりうる5つについて書いた本だ。 そろそろ企業では中期経営計画づくりが始まる。 世界同時株安で実体経済まで深刻な影響がでてくる中、計画の方針はこんな感じだ . . . 本文を読む

下る一方の株価 日本企業はダメなのか?

2008-10-04 | 経営と戦略
日経平均が下りつづけている。経営リーダーの危機感も高まっている。企業の価値を簡便に測る手段として企業の時価総額というものがある。日本では、株価はよく分からないもの、あるいは、高い時価総額を武器に買収を仕掛けられるなど、あまりポジティブなイメージはないが、株価や時価総額を分析すると興味深いことが浮き彫りになる。 時価総額は、現在の事業から生み出される価値と将来の期待値に分解できる。後者は、まだはっ . . . 本文を読む