鉄血のオルフェンズ面白い@攻略の館

刀剣乱舞レベルカンスト

覚書・グレートメカニックDX 5 

2008-06-12 | Weblog
河森監督とガンダム00目当てで購入。


●マクロスF
河森監督インタビューはP84-87。
これはぜひ本文読んでください。

・VF-25のペットネームは「メサイア」
・VF-25は双発ジェット戦闘機の究極形。
・VF-25(のギミック)は3ヶ月くらいで完成した。
・パイロットが着ているEXギアは筋電流や脳波を拾ってアシストする。
・EXギアは「キスダム」の時にコクピットアーマーと同時に考えた。
・VF-25は30機以上ある。

・VF-25のプラモ発売が延びたのは監督がテストモデルにチェックを
入れまくったから。

だから9月になったのかー!


●機動戦士ガンダム00
P12から「ガンダム00 メカデザイナーズインタビュー」。
P13にはガンダムナドレのデザイン稿も掲載。
正面図と背面図の2つ。
プルトーネと同じ武装はデザイン稿からのもの。

●海老川さん
・エクシアで意識した(デザイン)のは人間のシルエット。
意外だったのは「細い」という意見が多かったこと。
自分は筋肉質でマッシヴな雰囲気を目指していた。
初期段階では全身に筋肉をイメージしたコードが
無数に張り付いていた。
※ここは月刊ニュータイプ・2008年7月号の
OOガンダムインタとあわせて読むと面白いかも。

・GN-Xという名前は海老川さんがアイディアを出した。
Xというアルファベットを入れたかった。
GN-Xは初期は「ジム」(仮)という名前が付けられていた。
デザイン的には国連側のMSなので頭が爬虫類的だったり
身体のラインを構成しているパーツがX字だったりと
他の勢力とは違うものを意識している。

セカンドシーズンについて

・エクシアの線が多過ぎてアニメーターが描きづらいという部分も多かった。
セカンドシーズンではちょっと線を減らす方向で考えている。
アニメーターに描きやすくして動かしてもらって逆に模型で
ディティールの密度を上げてもらえれば。


●中谷さん
・ファーストシーズンで多数のメカデザイナーが参加して
シルエットやフォルムを統一するのが大変だったがその点については
ほぼ満足している。ただし完全にまとめ切れなかった点は反省。
納得できないのは作画の負担を減らすことを突き詰められなかった点。
もっとシンプルにできたかもしれない。

・他勢力(三大陣営)のMSは軍用兵器の延長線上を意識しているが
一方でGNドライブ搭載型のガンダムはスーパーロボット的な部分を
意識した。

・最初のオーダーから(00は)ファーストガンダム的なイメージにもどして
いきたいという話だった。ガンダムに関しては宇宙世紀シリーズに出ても
おかしくないMSだと思っている。


●柳瀬さん
※今回一番面白かったインタ。特にナドレについては黒田さんが元凶(笑)

・柳瀬さんはガンダムが好きでメカの仕事を始めた。

・ガンダム3機(デュナメス、キュリオス、ヴァーチェ)は黒田さんの
アイディアに対してラフを描いて、さらにアイディアを足していくやり方。
基本は射撃・変形・重装甲というベースがあった。これに
デュナメス ハロがシールド制御
キュリオス コンテナ
ヴァーチェ 肩にキャノン
これが加わった。

・毎週メカデザイナーの打ち合わせがある。2、3ヶ月かけて
デザインを決めていった。

・キュリオスの変形は柳瀬さんが提示した。HGで変形できる構造で
かつZとか違う変形を意識した。

・デュナメスは軍人のイメージ。スナイパースコープは最初は外付けだったが
黒田さんが変形にしたいというリクエストがあって格納型にした。

・デュナメスの腰のスラスターが増設されたのは追加装備で重量が増えたことと
狙撃時に腰掛ける椅子としても面白そうというアイディアから。

・バンダイと随時変形やパーツが脱げるかということについて確認しながら作業した。
ヴァーチェのキャノンはデザインだと肩についているが
肩だと関節が重さに耐えられないので背中に移動させた。


ナドレについて

・ヴァーチェが太いのはナドレが中に入っているからだとみな思っているようだが
実は違う。ナドレの設定の前からヴァーチェは大きかった。
ラフを出したら黒田さんが

「これ、脱げます?」

という話になったので(笑)

「あ、はい」
と答えてしまった。

・ナドレの存在は隠したかったのでパーツは本当に全部外れる。
ぱっと見ると脱げるな、と思う人は多いだろうが「まさか!」と
思えるレベルにしたかった。
でも脱げたときは正直インパクトはないと思っていた。
どうしようかと考えたときにエクシアのアイデンティティでコードがあったので
「じゃあ装甲を繋ぐコードが髪の毛っぽくなっていいですか?」と
アイディアを出した。

・ナドレの水島監督のイメージは女性ではなくてアスリート。
引き締まった筋肉というイメージ。

・ナドレが思った以上に女性的な印象になったのはキャラクター性なので
それは問題ない。デザイン稿の段階で女性的な体型にならないように
できるだけ注意した。

・ナドレはティエリアのキャラクターを受けてデザインしたわけではない。
ティエリアというキャラクターが決まったのは途中。
ティエリアの設定を受けて手を加えたのはクールな性格だから
目つきをきつくしたぐらい。

へー、そうなんだ。

●鷲尾さん
・最初からスローネを担当したわけではなくコンペに参加して
その後でスローネの担当になった。同タイプのバリエーション3機。

・スローネは昔のガンダムを意識している部分もある。
最近のガンダムは結構小顔だがファースト世代は頭が大きいほうが
落ち着くと聞いたので大河原さん的なイメージになるように頭は
大きめにしようとした。

・スローネは全部のパーツが斜めに積み重なっている構造。

(中谷さんの「スローネが面白いけど一番大変だった」というコメントを受けて)
・確かに描きにくいと思う。たぶん他の作品だったら無理。

・GNドライブを母体にパーツが装着されているアイディアはちょっと
スパルタンな雰囲気を出したかった。

・スローネの武装アイディアは鷲尾さんが出した。
変更があったのはファング。決定稿では左右4個だが
(初期は)左右4×3ぐらいでうろこのようだった。

・デザインの方向性は既に参加したデザイナーが色々な
デザインを描いていたので空いているところを狙ったというか。
迷った末に本来の自分の方向に行くしかなかった(笑)


●寺岡さん
・デザインのオーダーは「古くて太ったMS」

・ティエレンの型式がMSJ-06なのは量産型で泥臭い方向性を目指したから。
6番目は機械としての泥臭さと洗練のバランスが一番いい世代。

・タオツーは本来次世代機をつなぐ機体。このあとに続くティエレンⅢになる機体。
もし量産されれば型式はMSJ-06ⅢもしくはMSJ-07。

・模型を前提としているので
今回のMS全体を通した軸が、なにか新しい発送がないとまずいと
いう話になった。だが(「00」は)各陣営デザイナーが違うから
シルエットやディティールで共通性を持たせることが出来ない。
もっと基本構造のところで1つ特徴が欲しかった。それが肩の関節部。
これはガンダム・ティエレン・フラッグなども採用している。
1つの構造が共通ならなんとか同じ世界の機械と思ってもらえるのではと。
今回デザイナー陣みんなが苦心した部分。

・「00」はなるべく関節がわかるデザインで今までの作品と
差別化をはかろうとした。関節が見えると模型を組んだときに
外観でどういう動きをするかがわかる。
これがファーストシーズンMSの全体的な特徴。


なるほど。だから毎週メカデザイナーの打ち合わせとかあるわけか。


●福地さん
※この人のインタも面白いな~。

・水島監督から福地さんと寺岡さんの2人で敵の量産機を担当して欲しいといわれた。
ためしに2人で人革連とユニオン両方のラフを描いた。
水島監督的には「どっちもいい感じだから2人で決めて」ということだったが
寺岡さんの目に
「戦車やりたい」と書いてあった。

・フラッグは企画書に描いた段階で羽が腰にある1枚だっただけで
ほぼ同じデザイン。

・「00」の企画段階でマクロスフロンティアの話も聞いたのでかなり意識した。
河森さんはバルキリーの集大成をやるだろうと思っていた。
だからバルキリー的な変形は出来ない。一方で「00」世界では
ガンダムの方が圧倒的に技術が進んでいるのでキュリオスを越えるような
変形機構もできない。だからある種ぎこちない部分を狙っている。
(フラッグの)腕が出しっぱなしなところは発表当初賛否両論だったが
腕を収めるとバルキリーやZ(ガンダム)と同じになってしまう。

・宇宙世紀のガンダムではないので板状のシールドはやめようと思った。
フラッグは変形にしろロッドにしろ「いつものMSはやりません」を
ひたすら突き詰めたもの。コクピット形状も全周モニターはもうやらないと
いうことで考えた。なので発表した段階で「これがMS?」といわれたが
狙ってはずしたからしょうがない。

・(ガンダムでありMSであることはメカデザイナーとして)紅白歌合戦に
呼ばれたぐらいの意識だった。でも気持ちはDJ OZMAのような感じ。
水島監督が自分を呼んだ意図の中にはちょっとかわったことをやるという
部分が含まれていると思うので期待に応えようと思った。

・イナクトは肩から胸にかけてのデザインはヨーロッパ車のような雰囲気で
やってみた。

・自分でフラッグを(エポパテとポリキャップで)試作してバンダイに提出した。
大河原さんが木を削ってザクを作って河森さんがレゴでバルキリーを作った(と
聞いていた)ので、
じゃあ、いっちょやってみようかと思った。
※写真掲載されています。

・メカデザイナーのミーティングがあるのは珍しい。「00」ぐらい。
毎週自分の担当分を確認してもらってネタや共通部分は調整する。
だからメカデザイナーチーム全体で世界観を作っているという意識が強い。

・水島監督は(作品に)呼んで来た人全員に力を発揮してもらって
良い作品を作ろうという意識が強いタイプ。だから少しでも細かいアイディアを
演出に取り込もうとしてくれる。例えばグラハムが左利きというアイディア。

・(グラハムが左利きという設定は)プラモを買った人や視聴者に
すんなり受け入れてもらえたようでとても嬉しかった。

・(チームワークを発揮して世界観やキャラクターを構築しているという)点に
おいてはかなりがんばっている作品だと思う。
商品も含めて参加している人すべてが高い意識を持って取り組んだ作品だと思う。



「00」はいろんなポジションからチームワークの話がでるなあ。


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