孝の郷の日常

伊達市霊山町の特別養護老人ホーム『孝の郷』です🥰
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居酒屋の屋台を作りました

2013-11-28 08:55:45 | 日記
 孝の郷では季節毎に居酒屋「桃太郎」を開いて利用者にお酒類を提供しております。お酒の飲めない利用者には「甘酒」やおでん等を召し上がって頂いております。毎回、身近にある材料でビニール縄で縛りながら屋台の形を作るのに工夫・苦労している女性職員達でした。
 その準備の様子を見て来たので、私が一念奮発合間を見ながら3日間掛けて、既存の机を利用した一分間で組み立てられる可動式屋台を作って見ました(写真の通り)。


完成間近になったら職員から「この屋台頑丈で立派なので居酒屋終わったらパーテーションに利用できないかな?」というので屏風式に組み替えられるように更に工夫致しました(写真2)。

兎に角、屋根上のピンを取り外して屋根部分を除き衝立ての柱を組み合わせればパーテーションに早変わりで収納も楽ちんと言う訳です。居酒屋「桃太郎」(利用者命名)の雰囲気「バッチシ出ている」と職員、利用者から好評です。材料費少々で出来ました。
 実は未だ未完成なのです。屋根に根の付いた竹のグシを乗せたいと思いますが・・・・。適当な材料が見つかりません。次回開催まで何とかしたいですね。
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看とりの勉強会第3回目を行いました

2013-11-04 15:57:56 | 日記
 1日午後6時から掛田中央内科理事長高野俊夫先生をお迎えして看とりの勉強会を致しました。昨年来、施設利用者の看とりへの要望が多くなりました。確かに、老衰してきてご飯が食べられなくなり「病院へ」の要望があっても最近は簡単に入院出来なくなりました。老衰には治療法がないのですものね。それでもご家族の入院希望があり入院して点滴等施行いたしますが返って患者を苦しめている様子を目の当たりにしています。超高齢になると内臓も衰えて点滴さえも受け付けなくなり肺に水が貯まって息苦しくなるのですが家族或いは介護員は何とかしなくちゃの気持ちが先立つのでしょうね。先日大病を患って生と死を彷徨った方の講演会で「諦めも治療の一つです」と医師に言われた。医療が万能ではない、人間の命も生物界の一つであること「生ある時死は必ず訪れる」と言われたと。それからは残された命を生き切ることに考えを変えたら今まで見た世界が変わったと悟ったということでした。ここから病の治療だけでなく、痛む体や気持ちを和らげる「寄り添う」事の大切なことを学びました。
 これから益々超高齢化社会と核家族化が進みますと、これまで大半の方が病院での最晩年を迎えていたのがこれからは特別養護老人ホームの役割になることでしょう。しかし、病・施の地域連携とか地域医療とか言われて久しいですが地域の医師・看護師不足は何とかなりませんかね。老人福祉施設勤務の看護師不足は深刻な状況にあり、その為に老人福祉施設での看取りの希望があっても出来ない現実が起きているのですが・・・。
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