次の世代のために 今できることを

大人の背を見て育つ①

12月7日から12月定例会が開会しました。

日本全体の景気が低迷している中、当益田市ではもっと深刻な状況です。
政権交代が更に暗い影を落としています。

事業仕分けが地方にとって厳しい結果になることは予想していましたが、益田市の政策にも影響の大きい事業が、「削減」「見直し」とされました。
こうした結果が、地域経済に更なる不安を与えていることは間違いありません。

まずは自立への道筋をきちんと定め、それを粛々と進んでいくことが大切と取り組もうとしていた矢先の政権交代。
自立へのシナリオは、益田市民にとっては残念ながら険しいシナリオとなりそうです。

痛みに耐えながら、人の批判ばかりでなく、今こそ知恵を出し合ってこの難局を乗り越えていきたいものです。

これだけ経済が疲弊してくると、市民一人一人に心の余裕がなくなってきますから、家庭や地域に何らか異変が出てきます。

そうした異変が目に見えてわかるのが、子どもに関する問題の増加です。

文部科学省は11月30日、2008年度に全国の国公私立の小中高校が把握した学校内外の暴力行為は5万9618件あったと発表しました。
3年連続の増加で過去最多だそうです。
更にその中で島根県の状況について小学生の暴力行為は121件で、前年度29件の4倍の過去最多。
高校生の暴力行為が前年度と比べて減少しているのに対して低年齢化が目立っているそうです。

子ども達の置かれている環境が悪い方向に進んでいることは間違いありません。

“子は親の背を見て育つ”と言われますが、大人の見せる背が、そのまま子どもに反映されているとすれば、これもまた景気の後退の影響ということになります。

しかし、福原市長もよく“物の豊かさから心の豊かさへ”と言われていますが、大人の心が豊かであれば、景気の良し悪しに子どもの問題行動の件数が左右されなくなるのかもしれません。

“物の豊かさから心の豊かさへとシフトした”とはまだまだ到底言える状況ではありませんので、だからこそ、子ども達の置かれている環境、子ども達がより良く育つ環境を地域社会全体で作っていく努力をしていくことが大切であると思っています。

そうした中で、今回の一般質問では、その柱である「益田市次世代育成支援計画」の前期期間が今年度までとなっていますので、総括した状況等について1点目に通告。

通告した2点目は、昨年8月に教育委員会より、益田市立小中学校再編計画が策定され、私も以前の一般質問の中で、この計画について聞いてきた経緯がありますが、その教育委員会からの計画を受けて、市役所内部の学校再編計画推進協議会で学校の適正配置に関する検討が行われ、このたび11月30日の全員協議会で、益田市小中学校再編計画(案)が示されましたので、これについて通告しました。

3点目として、トップセールスの戦略と方針についてを通告しました。(続く)

一般質問の様子は、あと1~2週間で議会録画中継で流されることと思います。

益田市議会議会録画中継
http://www.discussvision.net/masudasi/
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