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個人的なさまざまな日常。

二十四節気 立春(りっしゅん) ・・・再び

2021年02月03日 08時14分08秒 | 日々様々

 今日二月三日は二十四節気の内、 立春 (りっしゅん) です。 例年は二月四日頃です。

立春は二十四節気の最初の節気で、この日から暦の上では春となり、さまざまな決まりごとや節目の基準になっています。

旧暦では立春近くに正月がめぐってき、立春は春の始まりであり、一年の始まりでもあります。 実際には、まだまだ寒さが

厳しく、関東地方に積雪が見られるのもこれからです。 しかしながら、自然の植物たちはその芽を少しずつ膨らまし着実に

芽吹きを迎える準備を始めています。 人間ももう少し我慢をして待ちましょう。 立春を過ぎてから初めて吹く強い南風を

「春一番」といいますが、これが吹くと本当の春を感じます。

・・・ と言うような事を書こうとして始めたのが一年前。 暦の話をするのは、やはり立春から始めたかったのです。 昨

年の二月五日に、四日だった昨年の立春を一枚の画像と一行の文書でアップしました。 画像は庭に置いてある白梅の写真で

した。 一年なんとか続けてすべての二十四節気と七十二候をアップできましたので、これで一段落としたいと思います。 

最後のアップ画像は去年の同じ鉢植えの白梅にしました。 今年も元気に咲きました。 

 一年間ありがとうございました。


七十二候 鶏始乳 (にわとりはじめてとやにつく)

2021年01月30日 08時12分45秒 | 日々様々

 今日一月三十日は、第七十二候 鶏始乳 (にわとりはじめてとやにつく)です。 例年は一月三十日から二月三日になります。

意味としては、七十二候が大寒の末候に移り、春の気配を感じた鶏が卵を産み始める頃となります という事です。「乳す」は、

鳥が卵を産むという意味になります。 現在では一年中鶏卵が出回っていますが、本来は鶏の産卵期は春から初夏にかけてです。

卵はその時期にしか生まれない貴重品でした。 卵の旬は2~4月です。 また、有精卵が一般的あった昔は、春の卵は親鶏の中で

ゆっくり時間をかけて成熟していくため、栄養価が高くなるといわれています。

かつては刻を告げる鳥として重要視されてきた鶏は、時計のない時代においては、その声は朝の訪れを知る手だてとされ

「一番鳥 = 明け方に最も早く鳴く鶏」は、丑の刻(午前2時)
「二番鳥 = 夜明けに一番鳥の次に鳴く鶏」は、虎の刻(午前4時) としました。

 鶏を飼っている家のお嫁さんはその声を聞いて起き出し、竃を炊きつけて飯を炊く準備を始めました。


七十二候 水沢腹堅  (さわみずあつくかたし/さわみずこおりつめる)

2021年01月25日 10時08分31秒 | 日々様々

 今日一月二十五日は七十二候の内、第七十一候「水沢腹堅  (さわみずあつくかたし/さわみずこおりつめる)」です。

例年は一月二十五日から二十九日頃です。 意味としては、七十二候が大寒の次候に移り、厳しい寒さで沢の水さえも凍る

頃となります という意味です。 これからの一か月位が大気の冷えが一番厳しくなることは毎年実感として感じられます。

眞に気温がまさに底となるこの時期、池や沼の水面の氷は、溶けたり凍ったりを繰り返しながら厚みを増していきます。

 暖かくなるまでもう少しです。 体調を気を付けて我慢を続けましょう。

**画像は、先日の寒さで、少し漏れていた水道の雫が凍り付き、早朝に小さな氷柱になっていた図です。

七十二候 第七十候 款冬華  (ふきのはなさく)

2021年01月21日 14時42分46秒 | 日々様々

 今日一月二十一日は七十二候の内、 第七十候 款冬華 (ふきのはなさく)です。 例年は一月二十日から二十四日頃です。

意味としては、七十二候が大寒の初候に変わり、「ふきのとう」が出始める頃となります という事です。 厳しい寒さの中、

黄色いつぼみを出すふきのとうは春の使者として有名です。 福寿草と並び春の訪れを告げる花として並び称されるています。 

寒さの中でも春の支度は着々と進んでいます。

 款冬とはフキのことで、その花茎をフキノトウといいます。 冬に黄色の花を咲かせるところから、冬黄 (ふゆき) がつまって

「ふき」になったとも言われます。ふきのとうは、春一番に最も早く食べることができる山菜で、野山や道端など、日当たりの

良い場所に自生します。


二十四節気 大寒(だいかん)

2021年01月20日 07時16分48秒 | 日々様々


 今日は一月二十日は、二十四節気「大寒 (だいかん)」です。 例年は一月二十日から二月二日くらいです。

二十四節気が小寒から大寒に移り、一年で最も寒さが厳しくなる頃となります。 大寒は、冬の季節の最後の節気になります。

日中の時間も伸び始めてきましたが、寒さはますます増してきます。 春になるまでの最後の峠という事でしょうか。 関東地方で

積雪のあるのも、これからの二月が多いような気がします。

 大寒の最後の日が節分で、翌日2月4日は立春になります。 本格的な温かさも少しずつ近づいてくるでしょう。 「三寒四温」と

いう言葉のように、厳しい寒さが3日続くと、その後の4日は暖かくなり、寒い中にも少しだけ春の気配を感じられます。


七十二候 雉始雊 (きじはじめてなく)

2021年01月15日 08時24分56秒 | 日々様々

 今日、一月十五日は、七十二候の 雉始雊 (きじはじめてなく) です。 寒さは最も厳しい時期ですが、

それでも暦は着実に進み、どこかで春の温かさも動き出しているのでしょう。 自然界では、雉のオスがメスを求めて鳴き始める

頃となりました。日本の国鳥ともいえる雉は、メスは全体的に茶褐色をしていますが、オスは目の周りに赤い肉腫があり、深緑色を

主色とした長く複雑美麗な羽をもっています。 早春の発情期になると、オスは「ケーンケーン」と甲高く鋭い声で鳴いて縄張り

宣言をし、メスを呼びます。

 先日、散歩をしていた時に、近所の家庭菜園の側の藪の中でガサゴソと音がするので、立ち止まって見ていると雉の番が出てき

ました。立派な色をした雄一羽と地味な色合いの雌が二羽。 背丈の倍はある枯草の中をひっそりと歩いていました。 本当に動き

出しているのですね。

 画像は家の周りの畑に毎年出てくる雉を撮ったもので一昨年の画像になります。

七十二候 水泉動 (しみずあたたかをふくむ)

2021年01月10日 21時43分53秒 | 日々様々

 今日一月十日は、七十二候の内、第六十八候 水泉動 (しみずあたたかをふくむ) です。例年は一月十日から

十四日頃です。

 意味としては、二十四節気の小寒の次候に移り、地中で凍っていた泉が融け動き始める頃となります という事です。

ここでいう「水泉」とは、“湧き出る泉”のことです。 まだ空気は冷たく、地上のあらゆるものが凍りつき、今が最も寒さ厳しい

時期ですが、目には見えずとも地中では陽気が生じ、春に向けて少しずつ動き出します。 一年で一番寒さの厳しい大寒に向かい

ながらも、自然界では着々と春への準備が進み、かすかなあたたかさを愛おしく感じられる季節です。

七十二候 芹乃栄(せりすなわちさかう)

2021年01月06日 20時00分54秒 | 日々様々

 今日、一月六日は、七十二候の内、第六十七候 芹乃栄 (せりすなわちさかう) です。通常は一月五日から

九日位です。 意味としては、二十四節気が小寒の初候に変わり、芹が盛んに茂る頃となりますという事です。冷たい水辺で

育つ芹は、空気が澄み切るように冷えるこの時期、“競り合う”ように良く育ち、旬を迎えます。

 今日あたり、スーパーに行ってみたら、七草のセットが沢山出ていました。 勿論、その中にも芹は入っていました。 食べ

ると爽やかな香りと歯ざわりが特徴の芹は、春の七草の一つとしておなじみですね。 昔から栽培も行われてきましたが、日本

全国の沢や河川の水際など、水分の多い土壌に自生している姿が見られます。


二十四節気 小寒(しょうかん)

2021年01月05日 11時51分01秒 | 日々様々
 今日一月五日は、二十四節気の小寒 (しょうかん)です。通常は一月五日から十九日位までです。

 二十四節気が冬至から小寒に変わり、いよいよ「寒の入り」です。 この後に大寒を控え、寒気がまだ最大にならないと

いう意味ですが、「小寒の氷、大寒に解く」という故事もあり、実際は小寒の頃の方が寒さが厳しいこともあります。 池や湖の氷も

厚みを増し、本格的な冬の季節です。

 小寒と次の節気・大寒を合わせた、節分までのおよそ一ヵ月を「寒中」「寒の内」といいます。一年で最も寒い時期で、この寒さを

利用して氷餅や凍み豆腐、寒天作りなどの ”寒の仕事” が始まります。 寒稽古や寒中水泳が行われるのも、この “寒” の時期で、この

間に出すのが「寒中見舞い」です。 2月4日頃の立春には、「寒の明け」を迎えます。

七十二候 雪下出麦 ゆきくだりて(わたりて)むぎのびる

2020年12月31日 09時23分03秒 | 日々様々

 今日十二月三十一日は七十二候「雪下出麦(ゆきくだりて(わたりて)むぎのびる)」です。例年は十二月三十一日から

翌一月四日頃です。 冬至(12月22日から1月4日)が過ぎ、二十四節気のうちでも一年の中で夜が最も長くなり寒さが

最も厳しくなる季節です。 それでも、自然は偉大で土の中では確かに春になる準備が始まっています。覆われた雪の下では、

麦が芽を出す時期になっています。

 人間はまだ二月ほど半冬眠の様なものですが、確実に季節は動いています。

七十二候 麋角解  (さわ)しかのつのおつる)

2020年12月26日 08時01分50秒 | 日々様々

 今日十二月二十六日は、七十二候の内 第六十五候麋角解 ((さわ)しかのつのおつる)です。

例年は十二月二十六日から三十日頃です。

意味としては、 七十二候が冬至の次候に変わり、オス鹿の角が落ちる頃となりますという事です。鹿の角は雄に生え、一年に一度、

角が根元から自然にポロっと取れて、春にはまた新しい角が生え始めます。「麋」とは、「なれしか」というトナカイの一種の大鹿、

またはヘラジカのことだとされています。

 従来から日本にはヘラジカは居ないですが、七十二候は古井著うごくから来ていますので中国にはそういう大型の鹿がいたので

しょう。


七十二候 乃東生(なつかれくさしょうず)

2020年12月22日 09時12分50秒 | 日々様々
 今日十二月二十二日は、七十二候の 乃東生(なつかれくさしょうず)です。

 昨日は冬至でした、今年も残りわずかです。 冬至は1年でいちばん昼が短く、夜が長いとき。この日を境に少しずつ日が

伸び、やがて春が近きますが、寒さはここから極まり、植物はそろって枯れてゆきますが、そんな中でも芽を出し始める植物が

あります。 「乃東生」(なつかれくさしょうず)は、真冬にもかかわらずある植物が芽吹く力強い様子をあらわした七十二候

です。「乃東」(なつかれくさ)とは「靫草」(うつぼぐさ)のことです。冬枯れの野の下、靫草だけが芽を出し始めます。

 花の形が矢を入れる「靫」(うつぼ)に似ていることから、「うつぼぐさ」と名付けられました。シソ科の多年草である靫草は、

日当たりのよい山野の草地に見られ、6〜8月頃に紫色の花をつけます。夏の盛りにはすっかり枯れて黒ずみ、枯れゆくことから

”なつかれくさ”といわれます。

 夏至の頃に「乃東枯」(なつかれくさかるる)という七十二候がありましたが、これは夏に向けて植物がいきいきと生い茂って

いくときに、靫草だけが枯れていく様子を対として表現しています。


二十四節気 冬至 (とうじ)

2020年12月21日 07時45分30秒 | 不健康通信

 今日十二月二十一日は、二十四節気のうち 冬至 (とうじ)です。 例年は十二月二十一日から一月四日頃です。

 冬至日は、太陽が最も低い位置になり、一年で最も昼が短く、夜が長くなる日です。 明日からは徐々に日足が伸びていきます。

暦の上では冬の半ばで、冬至日を境に少しずつ日は長くなりますが、寒さはむしろこれからが本番です。 何といっても一月、二月が

寒さの極致です。 気候は、冬至を過ぎる頃からますます寒くなり、年末の慌ただしさもあり、落ち着かない日々が続くのでしょう。

寒さの中で体調を崩しがちな頃で、そのため、冬至日に栄養価の高いかぼちゃを食べ、柚子湯に入り体を温め、本格化する冬を前に

無病息災を願う風習が続いています。 あ~ぁ、甘く煮込んだかぼちゃを食べたい!

*** 明日以降、日が伸びてきます。 日が伸びていくのと同じ様に気分が良くなります。 日が短いと何か損をしたような気が

   します。 日が伸びると何か得をしたような気がします。 一般庶民の感覚です。 ***

七十二候 鱖魚群(さけのうおむらがる)

2020年12月16日 09時27分21秒 | 日々様々
今日十二月十六日は、鱖魚群(さけ(のうお)むらがる)です。 例年は十二月十七日〜二十一日ごろの時季です。

意味としては、仲冬の季節、北国では冬の風物詩の一つである鮭の〝里帰り遡上”が見られる時期になります という事です。

鮭の遡上は、鮭が産卵のため、群れをなして生まれ出た故郷の川へと帰ってきて、遡ることです。 海で大きく育った鮭が、産卵の

ために一気に川を遡上(そじょう)します。北国の冬の風物詩にもなっているこの光景は、昔から神秘的なものとしてとらえられて

いました。

 この時期の鮭といえば、新巻鮭(あらまきざけ)が思い浮かびます。新巻鮭とは、鮭の内臓を取り除き、塩漬けにしたあとに干した

保存食で、塩漬けにすることで余分な水分が抜け、旨味が増します。 昔はどんな家でも、正月用に新巻鮭は餅と同様に必須のもので

あったのです。 最近の新巻鮭は塩がきつくなく、口が曲がるようなものは少なくなりました。 健康志向だそうですが、たまには

一切れの鮭でご飯が二膳食べられるような荒巻を食べてみたいものです。

七十二候 熊蟄穴(くまあなにこもる)

2020年12月11日 17時06分46秒 | 日々様々

 今日、十二月十一日は、七十二候の内、「熊蟄穴(くまあなにこもる)」です。 季節が大雪から進み、そろそろ

熊が穴にこもる時期になります という意味です。 今年は暖冬といわれますが、熊の冬ごもりの準備は順調なのでしょうか?

 熊は冬眠の前に、春までの栄養を体にため込まなければなりません。 今年は木の実の成長が良くないと言われており

少し心配です。 十分な木の実を食べれないと、熊は人家近くに出て来なければならなくなります。 お互いのためにそうならない

ことを念じています。