梅様の教室

独り言

マツダは買わない

2013-02-02 17:39:12 | Weblog
  ホンダ・シビック(3か月)→マツダ・ボンゴ(4年)→トヨタ・タウンエース(10年)→トヨタ・ハイエース(4年)→スバル・レガシー(13年)→スバル・インプレッサ(6か月)というのが私のマイカー歴です。

  この中で最も活躍したのはタウンエース。家族を載せて北は青森から西は鳥取まで、日本列島の東半分を走り回りました。乗客は家族全員のこともあれば子供たちだけのこともありましたが、とにかく10年間、全く問題ありませんでした。陸上部の大会などにもスクールバス同然に活用したりもしていました。

  次のハイエースは、レガシーに買い替えるにあたって下取りに出したら、ディーラーの人が「こんないい車を手放すとは信じられない」という表情をしていたことが忘れられません。大きくて重い車体にも関わらず、豪快に走るディーゼル・ターボ車でした。あまりの快調さにいい気分で飛ばしていたらあっさり捕まって、罰金を食らったこともありました。(罰金刑は懲役の代わりなので、私は刑事罰を受けたことがあることになります。履歴書を書くとしたら最後に「賞罰あり」と書かないと履歴詐称の罪に問われます。)

  そんな良い車を手放したのはスキーにこりはじめて、4WDが欲しくなったことと、子供たちが成長して私と旅行など行きたがらなくなったからです。(やつらはそこはしっかりしていて、海外旅行にはついてきましたが・・。)
レガシーには13年乗りました。ギヤ比の関係でスタートダッシュが私の要求に答えてくれないことを除けば申し分のない車でした。この車ではずいぶんスキーに行ったものです。

  最初のシビックは、免許取りたてで、暮れのボーナスで買える車、ということで7、0000キロ以上走った中古車を購入したのですが、知らないということは怖ろしいもので、夜が開けて乗ってみると、タイヤはつるつるの丸坊主状態、高砂橋(わかる人はわかる)の手前で信号停止すると、坂道発進できないほどの素晴らしいタイヤがついていました。どうやら前の持ち主は同じタイヤで7,0000キロ走り切ったようでした。

  さて、本題のマツダ車ですが、今から思えば、9人乗りのワゴン車とはいえ、貨物車の荷台に座席をつけただけ、という代物だったように思います。後輪がポンポン跳ね上がり、乗り心地は最低でした。タウン・エースに乗り換えた時は、同じ値段であるにも関わらず、子供の三輪車からロケットに乗り換えたくらいの差を感じたものでした。とはいえ、そのことが問題なのではありません。

  マツダという会社、社員教育がとことんできていない会社だったのです。ボンゴを買った店に用があって出向き、私が購入したセールスマン名前を告げると、「●●は退社しました。」との一言だけ。会社をやめたという意味なのか、今日は既に退勤したという意味なのかすら定かではなりません。そんな曖昧な返事に戸惑ってその場にたたずんでいても、店内にいた従業員の誰一人として、「ご用件は何でしょうか?」と聞きに来る気配すらありません。私はあきれt、だめだこりゃ!と早々に退散してしまいました。

  やがて6か月点検の日が来て、私も真面目にボンゴを点検に出しました。点検が終わって車を受領し、帰宅してからなに運転席の天井を見ると、まっ黒いオイルが一面に吹きあがってこびりついたのを雑巾かなにかで拭き取った後が残っています。馬鹿野郎、エンジンを止めずにオイルキャップを開けたな!と直感しました。

  すぐに戻って抗議しようかとも思いましたが、先の店での基本もわきまえない接客態度といい、ありえない作業ミスの不始末を黙ってごまかそうという態度といい、これ以上の関わりを持つのはごめんだという気持ちが先に立ってしまいました。以後マツダとは一生関わり合いを持たないと心に決め、トヨタ車に買い替えることにしたのでした。

  一つの店だけならともかく、二つの店にわたって不誠実な接客を見せ付けられた私は、これはこの店だけの問題ではなく、マツダという会社の体質そのものに問題があったのだと思っています。言うべきことではないのかもしれませんが、私はいくつかの自動車会社に卒業生を就職させていました。はっきりいって、やはりトヨタに入社した子とマツダに入社した子では、在学中から物が違っていたのです。元々物が違う新入社員であるにも関わらず、社員研修においてもトヨタの方が格段に優れていることを感じさせた出来事でした。

  今マツダはなかなか良い車を作っているように、自動車雑誌などには書かれています。しかしマイカー初心者時代にマツダが私に与えたトラウマは深々と胸に突き刺さったままです。おそらく生涯もう一度だけ車を買い替えることがあるかと思いますが、しかしやはりマツダの車に手を出すことはないと思います。一生の最後に乗る車で嫌な気持ちは味わいたくないですからね。

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