「貧困」とは「ため」のないこと、だそうだ。
金銭的余裕ももちろんだけど、支えてくれる身内、友人とか、自分はできるという自信や強さといった精神的な「ため」。
わたしは相当「ため」が小さいなぁと、ぼんやり。
反貧困ネットワークの湯浅さん、
この2年くらい貧困問題についてテレビに出始めて番組で話す機会が増えた。
でも、いつも貧困問題をどうするかという本題に入る前に、
貧困は本人の問題かそうでないか、というところでバトルが繰り広げられて終わってしまうらしい。
金美鈴さんとか奥谷さんたちが、それは本人が悪いんじゃない、努力が足りないだけじゃないの、
という発言をして自己責任問題が焦点になるから。
湯浅さんは椅子取りゲームに例える。
椅子取りゲームをする時に、
取れなかった人はなぜ取れなかったのかという問題を話し合うのが自己責任問題としての考え方で、
10人いるのに椅子が8個しかないからいけないじゃない、1つのイスに2人座ったらいいじゃない
というようにルールを考えることが必要と訴えたいのに、常にそこまでいかなかったという話です。
例えば10人のち○ちゃん(私)がいたとして、2人のち○ちゃんが椅子に座れないわけだけど、
その2人のち○ちゃんがどうしようもない人かって言ったら、優秀なわけでしょ~?、ということ。
自己責任問題にしたがる人は、本当に相当の苦労をしてきたのも事実なのだとも湯浅さんは言った。
だからそういった人たちに対して努力が足りないんじゃないの、と言ってしまうその気持ちもわからなくもない。
けれど、金さんたちはなぜそうなってしまったのかと言うと、
あなたは本当によく頑張ったねと、言ってくれる人がそばにいなかったからだと。そう言ってくれる人が必要なんだと。
会場は笑った。
私は泣けた。
だって本当にそうだから。
自分で頑張って自分を励まして努力してここまできた。
それでもそうしてこなかった人たちには寛容の心を持って国がどう保護するかをもっと真剣に考える必要があるって、言わなきゃいけない。
言わないから自己チューだと言われる。
そんな理不尽さに立ち向かおうと主張すればするほど、心の貧困と言われそうな勢いよ。
・・・結局、貧困にならないための「ため」のバランスが悪かったということでしょう。
貧困の話はかなり深刻だし、日本の貧困は働いているのに貧困という特異性があることもまた興味深かったけど、
自己責任問題を問う人たち、のくだりに「ため」のことを考えていたらほとんど講演が終了していたのでありました。。
金銭的余裕ももちろんだけど、支えてくれる身内、友人とか、自分はできるという自信や強さといった精神的な「ため」。
わたしは相当「ため」が小さいなぁと、ぼんやり。
反貧困ネットワークの湯浅さん、
この2年くらい貧困問題についてテレビに出始めて番組で話す機会が増えた。
でも、いつも貧困問題をどうするかという本題に入る前に、
貧困は本人の問題かそうでないか、というところでバトルが繰り広げられて終わってしまうらしい。
金美鈴さんとか奥谷さんたちが、それは本人が悪いんじゃない、努力が足りないだけじゃないの、
という発言をして自己責任問題が焦点になるから。
湯浅さんは椅子取りゲームに例える。
椅子取りゲームをする時に、
取れなかった人はなぜ取れなかったのかという問題を話し合うのが自己責任問題としての考え方で、
10人いるのに椅子が8個しかないからいけないじゃない、1つのイスに2人座ったらいいじゃない
というようにルールを考えることが必要と訴えたいのに、常にそこまでいかなかったという話です。
例えば10人のち○ちゃん(私)がいたとして、2人のち○ちゃんが椅子に座れないわけだけど、
その2人のち○ちゃんがどうしようもない人かって言ったら、優秀なわけでしょ~?、ということ。
自己責任問題にしたがる人は、本当に相当の苦労をしてきたのも事実なのだとも湯浅さんは言った。
だからそういった人たちに対して努力が足りないんじゃないの、と言ってしまうその気持ちもわからなくもない。
けれど、金さんたちはなぜそうなってしまったのかと言うと、
あなたは本当によく頑張ったねと、言ってくれる人がそばにいなかったからだと。そう言ってくれる人が必要なんだと。
会場は笑った。
私は泣けた。
だって本当にそうだから。
自分で頑張って自分を励まして努力してここまできた。
それでもそうしてこなかった人たちには寛容の心を持って国がどう保護するかをもっと真剣に考える必要があるって、言わなきゃいけない。
言わないから自己チューだと言われる。
そんな理不尽さに立ち向かおうと主張すればするほど、心の貧困と言われそうな勢いよ。
・・・結局、貧困にならないための「ため」のバランスが悪かったということでしょう。
貧困の話はかなり深刻だし、日本の貧困は働いているのに貧困という特異性があることもまた興味深かったけど、
自己責任問題を問う人たち、のくだりに「ため」のことを考えていたらほとんど講演が終了していたのでありました。。