子供の頃から、アナウンサーになりたかった?
と、時々尋ねられます。
アナウンサーと意識した訳ではありませんが、
声を使う仕事に就きたいとは、ずっと思っていました。
小学校6年の時、校内朗読コンクールにクラスの代表で出場し
全校で優勝したことがあります。
国語の教科書の万葉集を読むのが課題で、自分なりに
一生懸命練習し、当日の朝父が手ほどきを。
ただただ、字ずらを滑らかに読んでいる私に
ここは、こういう意味だからその気持ちでとか、
伝える為に、そこはゆっくり、もっと間をとってなどなど・・・
一時間程の父から受けたレッスンで
なんとなく自信がついた私は優勝することができました。
とても良かったと先生達から褒められ、クラスの皆から
大喜びされ幸せでした。こんなことから
声を使う仕事をしたいと思い始めたようです。
あの時の朗読コンクールは、今に続くきっかけに
なりました。
ほんとにちょっとしたことですが、そこから自分の好きな、
自分が望む仕事ができたことは感謝です。
最近ふと思うのですが
父の指導はなかなかのものだったと
今更ながら感心します。
日頃父はせっかちで、スローテンポの私とは
どうも呼吸が合わず、こちらは疲れましたが、
コンクール当日の指導は分かりやすく静かに
噛み砕いて、精一杯の気持ちで教えてもらいました。
この仕事のご縁は”父のおかげ”です!
何を今更と、あちらで笑っているかもしれませんが、
また新鮮な気持ちになって、お仕事に向かいます!!!