木原早苗の『言の葉ブログ』

言葉は心と心のキャッチボール

『アイロンがけ』

2015年11月24日 | 言の葉
人前でしゃべるのが苦手と

多くの方々が、そうおっしゃいます。

本当に、なかなか思うように話すことは

できないものですね。


曲がりなりにも、はなすことを仕事にしていますのに、

難しさや言葉の深さ、不思議さと日々格闘しています。

いつになったら自分のしゃべりに、少しは

満足できるのでしょう? そう思います。


ただ、お一人お一人を観察すると、

それぞれ、その方だけの言葉の世界、言葉のセンス

言葉の色合いを持ち、誰一人として同じ声も、

同じ言い方も無い、全てオンリーワン!なのですね。

その、オンリーワンの魅力を発揮し活用しきれていない

のは宝の持ち腐れ、もったいない、もったいないこと

です。

私たちがアドバイスできることは、オンリーワンの輝きを 

発揮するために必要な、声の強弱、滑舌、テンポなど

ほんのちょっとしたことですが、

ちょっとの違いが大きく進展することがあり、そんな時は

最高に嬉しいものです。


新しい洋服が出来上がったとき、またきれいに洗濯したものに、

きちんとアイロンをあてて、仕上げるように、

話し方のアドバイスは、言葉を整えること。


言葉、話し方へのアイロンがけと、いつも感じています。

『会話のなかにダイヤモンド』

2015年11月16日 | 言の葉
「音楽と語り」では、私の語りの部分は

基本的には自分で書いていて、

題して”ミュウジックエッセイ”と呼んでいます。


音楽からイメージを膨らませたり、日常の中に感じ

た事を記したり、人との会話からヒントをいただき

語りの原稿を書いたり様々ですが、

とりわけ会話のなかに、宝の言葉があるんですね。

周りのお話しは、ダイヤモンドです。


最近こんな言葉を頂きました。

「よく心に響くというが、それだけでは、
何かを表現するのに充分ではない。
心根、根幹に響くものでなくては!心は揺れ動くもの、
心根に響いたことは確かなものとして感じてもらえる。
そこまで追及してほしい」と。

このお話しは、ミュウジックエッセイの

意識、姿勢のあり方の根幹に、

強く響きました。



『助けられて』

2015年11月09日 | 言の葉
一つの仕事を終えて、皆さまから色々感想や

ご指摘を頂くことは、本当にうれしく励みです。

今回のイベントも、お越しくださった方々のお言葉に

、また頑張るパワーを与えていただきました。



共演者は、もちろんですが、今回もお手伝いしてくだ

さった 若きスタッフにお褒めの言葉を沢山頂戴した

事が、感激でした。

なんて感じのいいお嬢さん達、さわやかな男性でしょう。

会場に着いた時から気分が良く楽しい気持ちで

過ごしたとの皆さまのお言葉。 


私たちの「音楽と語り」が

そのいい雰囲気の中でできたこと、この上ない喜びでした。


気心の知れたスタッフも、若いスタッフも、いつも

最高の人たちに恵まれて、私は幸せ者です。

会場に入っていただいた時から、舞台は始まっている

のですから。