全日本選手権ロードレース、結果から先に言うと12位でした。
スタート前からコンディションも良く、優勝を狙ってスタートしました。
今回のレース、自分としては小集団スプリントが最高の展開なのでチームメートの小山と共に厳しいレースにして基本的には僕を中心だが最後はチャンスの大きい方に勝負をしようというのが前日のミーティングでの作戦。
当日は雨、晴れよりも更に厳しい展開になることを祈りながらスタート。
スタートと同時に小山が動いてくれるが、みんなが行きたい雰囲気でなかなか決まらない。
2周目に入るが依然集団が速いままアップダウン区間に突入する。
この後半で小山を含む3人が先行する。
とりあえず、作戦通りだ。
集団は落ち着くと思いきやブリッジの動きが止まず不安定な展開。
乗り遅れた選手達が前に宙ぶらりんになり、それが逆に目標になってしまったためなかなかペースは落ち着かない。
中盤、ペースが上がり一旦3人が吸収される。
ここで予想通りチャンピオンシステム/小石選手、鹿屋体大/徳田選手らがペースアップしそれに自分も同調する。
しかし、マークがきつすぎ&他の選手がチェックのみでそこから抜け出そうとしないため、抜け出せない。
そのカウンターで朝日大/秋田選手と小山を含む7人が先行する。
小山が乗ってくれているので一安心だが、僕と徳田選手と小石選手のマークがめちゃくちゃキツい。
3人で行っては確実に潰されるので他の2人を含まなくても展開を使って全開で行くしかない。
その途中も何度もブリッジをかけようとする選手に反応してブリッジを試みるが他の選手のブリッジは容認するのに僕を含む3人が入っていると全員が追ってくる。これではダメだ。
残り3周程になり、徐々に前とのタイム差が詰まってくる。
1分10秒、1分、50秒、40秒…
そして上りの下から徳田選手がアタックし、4名程になる。
そこから下り、登り返し、前にチラッと先頭集団が見えた。
ここだ！と思い、速度差をつけて一気に踏む。
先頭集団に1人で追いつき、チラッと後ろをみると集団は一つにはなっているものの横に広がっている。
今しかない。そこから全開で引っ張る。
逃げにいた数人が着いてきて全開でローテーションを回す…が。
なんと後ろが平坦路で猛烈にペースアップ。
一列棒状で追ってきていて僕が逃げることを一切許してくれない。
残念ながら集団に差を詰められ吸収されてしまう。
ここまで積極的に動いてきたが、集団はスプリンターも含まれた大人数になっている。
思っていた以上にイージーな後ろに有利な流れるコースのようだ…
もう、最後に賭けるしかない。
ラスト2周に入るところでブラーゼンの選手がポンと踏んでいき集団はお見合い、差が開いてしまう。
危機感を感じた選手&アシスト選手達が踏んでいくが、ここにきて脚の至る所が痙攣しだす。
とにかく水を飲んで電解質を取り誤魔化そうとするがなかなか言うことを聞いてくれない。
ラスト一周を切りなんとかブラーゼンの選手は射程圏内に入ったところで今度は小石選手とブラーゼンの別の選手がアタック。
集団は一瞬お見合いになってしまうが、鹿屋が中心になり差を少しずつ詰めてゆく。
ラスト2キロで鹿屋がアシスト全員を使い切ったところでようやく小石選手が吸収、本来ここのタイミングでいかなければならないがタイミング悪く脚が攣ってしまい位置取りをするだけで精一杯に。
ラスト1キロで京産大/中井選手が飛び出す。
ここでチェックが入るかと思いきやノーマークだったことと各チームアシストが使い切られたこともありそのまま行ってしまう。
最後は攣りながらスプリントをするが、ズブズブのスプリントになってしまった。
今回、小山が本当に頑張ってくれてその頑張りに結果を返したかったが、返せなくて本当に悔しいし申し訳ない。
結果をみると最終局面までためた選手がズラっと上位にきており、序盤、中盤から動いた選手は下位に沈んでいた。
レースが始まってすぐに展開を見て後半に賭けてみても良かったと思う。
また、中盤の飛び出しから力ずくでも逃げに持ち込めるような圧倒的な力があればきっと結果もついてきたと思う。
今回はコテンパンにやられてしまったが、来年は必ず勝ちます。
雨の中沢山の応援ありがとうございました。
最後まで集中して走れたのは本当に応援してくださった皆さんのおかげです。
来年はこの悔しさ、必ず晴らします。
