「全日本選手権にこだわっています」
羽生結弦が臨む、年内最後の大舞台。
松原孝臣 = 文
フィギュアスケートの選手にとって、全日本選手権は格別の重みを持つ。
数々の選手が、大会に漂う独特の緊張を口にしてきた。
その理由の1つが、オリンピックや世界選手権などの代表選考の対象となる大会で
あること。
もう1つは、日本の上位の選手が一堂に会す場でもあることだ。
ましてや、今日では国際大会で多くの日本の選手が活躍している。
その選手たちが集まるわけだ。緊張や意気込みも特別なものとなる。
その大会の中で、羽生結弦はさまざまな表情を見せてきた。
羽生が初めて全日本選手権に出場したのは2008年12月。中学2年生のときのことだ。
場所は長野市のビッグハット。このとき、8位の成績を残した。
その次の年には6位となっている。
前シーズンの世界ジュニア選手権優勝などを果たしてシニアに転向した2010年には
4位で世界選手権代表入りを逃した。
ショートプログラムで2位となったが、フリーでミスが相次いでの結果だった。
羽生は言った。
「自分の持っている力を出せませんでした」
反省点として残ったのが、「力が入りすぎた」こと、直前の練習でほかの選手と
ぶつかったことで「集中が切れました」。
「もっともっと練習していきたいと思います」
悔しさを露わにしつつ、更なる成長を期した大会だった。
初の世界選手権をつかんだ2011年。
2011年にはショート4位からフリー首位で巻き返し、総合3位。初の世界選手権代表を
つかんだ大会となった。
フリーを終えた直後には、トリプルサルコウが1回転になったことへの悔しさから
両手で膝をたたいた。それでも、こう語った。
「連戦で疲れている中で、この演技が出来てよかったです。ショートプログラム
から切り替えていけたのもよかったです」
笑顔だった。
「全日本選手権という名前にこだわっています」
初優勝を遂げたのは2012年。
このときは、ショートでどのような演技を見せるのかにまず注目が集まっていた。
グランプリファイナルのあと体調を崩し、思うように練習できずに迎えたからだ。
「(6分間練習でも)駄目で、余裕がなくて緊張で脚が震えました」
羽生自身、そう振り返った。その中で、トップに立った。
「緊張していて、表情が作れなかったかなあと思います」
と、課題を口にしつつ、充実感も示した。
「難しいブルースを表現するため、全力疾走せずに余裕をもってやるということが、
つかめてきました」
「(不安のある中でも)いい演技ができたと思います」
この大会では、全日本選手権への思いも口にしていた。
「日本一にこだわっているんじゃなくて、全日本選手権という名前に
こだわっています」
ショートのあとでそう語った羽生は、フリーのあとにも言った。
「ノービス(9~13歳)の頃から、1位になりたいと思っていました」
羽生にとっても、全日本選手権は特別な大会であったのだ。
2013年は「心臓が押しつぶされるくらい緊張」
他の大会にはない緊張や重圧があり、強い思い入れのある大会。
そのときどきに悔しさを味わい、課題を見出しながら、あるいは手ごたえも
感じつつ、前へと進む力を得てきた。
それはソチ五輪代表を決める優勝となった、2013年の全日本選手権でも同様だった。
「オリンピックの選考を兼ねている全日本は初めてだったので、これほどまでに
緊張するのかと、ほんとうに心臓が押しつぶされるくらい緊張していました。
その中でもどれだけ自分のペースを守れるか、今まで学んできたことを実行
できるかを考えていました」
今シーズン増えた、羽生の引き出し。
そんなテーマとともに臨んで優勝したあと、緊張を克服した方法、手ごたえを
尋ねられると、こう答えた。
「具体的に何をしたとか何をするとかそういうことは関係なく、とにかく
今すべきことをただ淡々とやっていました」
かつてない緊張と向き合いながら過ごした経験は、その後へとつながっていった。
今シーズン、思いもよらないアクシデントのあった中国杯からNHK杯と、
ある種の「怒り」とも感じられるような負けん気の強さとともに挑み、
グランプリファイナルでは滑ることの楽しさ、幸福を感じ取った。
羽生の引き出しはまた1つ増えたと言えるかもしれない。
そのように過ごしてきて迎える今回の全日本選手権は、初めて出場したときの
会場でもある長野のビッグハットで開催される。
思い出深い場所で、どのような滑りを見せるのか。そして、何を得ることに
なるのか。
今大会もまた、羽生が先へ進むための重要なステップの場となる。
(Number WEBより)
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羽生結弦「自分ができることをしっかりできれば」=フィギュア全日本選手権
フィギュアスケートの全日本選手権は26日、長野・ビッグハットで男子ショート
プログラム(SP)が行われ、羽生結弦(ANA)が94.36点を出した。
以下は、演技後の羽生のコメント。
「前回と同じようなできだと思いますが、前回と同じミスをしてしまったので
悔しいですね。(点数については)まずまず臨機応変にできたのかなという思いと、
この点数で満足しないようにもっと自分を高めていきたいなと思います。
緊張はしましたね。全日本独特の雰囲気があるというか、日本で周りも全員日本の
選手ということで何か違います。『緊張してるな』と楽しみながらやっています
(続きあります)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【一問一答】SP首位の羽生「すごく緊張した」
「フィギュア全日本選手権・第1日」(26日、長野市ビッグハット)
男子ショートプログラム(SP)が行われ、ソチ五輪金メダリストで、3連覇を
狙う羽生結弦(20)=ANA=は、終盤の3回転ルッツからの連続ジャンプが
乱れたものの、94・36点で首位発進を決めた。
-演技を終えて。
「まあちょっと前回(GPファイナル)と同じような出来で、同じようなミスを
してしまって悔しい気持ちがある」
-94・36点という得点には。
「まあ、まずまず臨機応変にできたかなと。この得点で満足しないように
自分を高めていきたい」
-ルッツで同じようなミスをしてしまった理由は?
「ひきずられていたようなところはあった。ルッツは若干の不安があった。
原因が分かっていればできている。悔しいですね。
公式練習の1発目ではだいたいきれいにおりている。自分の精神状態なのか、
疲れ方なのか。ルッツは練習では4回転もおりているので、(3回転は)
思い切ってできないとかもあるのかもしれない」
-昨日は「リラックスできている」と話していたが。
「すごく緊張した。全日本独特の緊張感があった。周りが日本の選手ばかりだし、
(今季の)今までとは違った緊張感があった」
-演技前の持ち時間30秒がギリギリだったが?
「1番滑走だった前回と同じようにやっていたら、“まずいな”と。
お客さんの声で気づいた。あと3秒しかないと(笑)」
-フリーに向けて。
「とにかく今日は今日だし、明日は明日。本番でいい演技ができるようにしたい」
(ヤフーニュース)
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<フィギュア>羽生 終盤の連続ジャンプを2回転でしのぐ
◇全日本フィギュア男子SP(26日)
羽生結弦(ANA)が終盤に挑んだ連続ジャンプ。一つ目の3回転ルッツで着氷が乱れ、
二つ目に予定した3回転トーループを何とか2回転にしてしのいだ。
それでも羽生は笑顔。「まあまあ、まとめる演技ができたので。進歩です」。
プログラム全体の完成度を重視したからこその自己評価だった。
ルッツを跳んだ時に軸が曲がったが、
「減点なしでいければという意識が働き、臨機応変にできた。計算していた」。
無理に3回転を続ければ転倒しかねない。2回転を手を上げながら跳ぶ、着実な
選択をした。
羽生にとってルッツは、GPファイナルでSP、フリーともにミスをした鬼門とも
言えるジャンプ。跳ぶ前の入り方を変えたがうまくいかなかった。
だが、「ルッツだけ注意して練習したことはない。
バランスが崩れたら意味がないので。ルッツ、ルッツとこだわりすぎないように」
と自戒している。
「3連覇は意識しない」と臨んだ全日本。
だが「全員日本人で違った緊張感があった」と言う。
それでも冒頭の4回転トーループ、続くトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は
問題なく決め、出来栄え点で最高の3・00点の加点を得た。
だが、ミスがあって満足するはずがない。
「明日は明日。今日は今日」。その一言に、フリーへの覚悟がのぞいた。
(ヤフーニュース)
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羽生が男子SP首位発進 フィギュア全日本選手権
フィギュアスケートの全日本選手権は26日、来年3月の世界選手権(中国・上海)の
最終選考会を兼ねて長野市のビッグハットで開幕した。
男子ショートプログラム(SP)で、3連覇を狙うソチ五輪金メダリストの羽生結弦
(ANA)が94・36点で首位に立った。
ソチ五輪5位の町田樹(関大)が、90・16点で2位。
日本男子3人目のジュニアグランプリファイナル王者となった17歳の宇野昌磨
(愛知・中京大中京高)が、85・53点の3位と好発進した。
11月のNHK杯を制した村上大介(陽進堂)が81・28点で4位。
グランプリファイナル5位の無良崇人(HIROTA)は4回転ジャンプで転倒し、
78・54点で5位発進。4年ぶりの優勝を目指す小塚崇彦(トヨタ自動車)も
ジャンプの失敗が響き、72・39点で6位と出遅れた。
男子フリーと女子SPは27日に行われる。
(朝日新聞デジタル)
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[4]羽生結弦「オペラ座の怪人」はまだ未完成
「ほんとうの姿は、こんなものではない」
青嶋ひろの
最初の熱狂から、約7時間後。
バルセロナ国際コンベンションセンター――フィギュアスケートの大きな試合が
開かれるのは初めて、とは思えないほど、このスポーツの色に染まり切った会場に、
2度目の熱狂は訪れる。
羽生結弦のフリー本番、「オペラ座の怪人」。
練習通りに、4回転サルコウ、4回転トウがまず決まった。スピンも美しく
締まったポジションで見せる。シークエンスも感情をたっぷりと乗せて。
ただの滑るだけのパート――フォアもバックもしっかりスケートに気持ちが
寄り添っている。
最後のルッツの失敗――もうこうなってしまっては、たった一つの最後の転倒さえ、
このプログラムをドラマチックなものに見せるピースのようにさえ見えてくる――
までは、美しいジャンプの機械のような危なげなさに、恐怖さえ感じたほどだ。
「身体を存分に使い切れる幸せ」――このフリーで感じた思いを、羽生本人は、
そう表現したが、あの身体の状態でここまでのものを見せてくれるとは、
ほんとうにたいした男だ。
やはりこの人は、ただものではない。
実はジャンプなどのエレメンツはともかく、演技、トランジション、スケーティング
などプログラム構成点での高い評価には、異論を唱える国際ジャッジもいた。
「会場は盛り上がっていたけれど、プログラムはこのレベルの点数が出る
クオリティでは、まだまだなかったですね。
滑りの技術も、演者としての存在の大きさも、先に滑ったハビエル・フェルナンデス
の方がずっと大きかったと思いますよ」
確かに四肢の動きのコントロール力などは、フェルナンデスや町田樹に比べれば、
未熟なのかもしれない。
でも技術の未熟・成熟と、魅せる・魅せない、あるいは見る人を動かす・動かさない。
これはまた別のものなのだということがよくわかるプログラムでもあった。
羽生結弦は、自らこのミュージカル曲を選んだという。
たぶん音楽と親和性の高い彼は、この曲が自分にとって「得意な曲」なのだという
ことを、わかっていたのだろう。
まだ20歳。
未だ熟していない様々な部分さえ魅力的に見せてしまう、ストーリーと音楽。
それを彼は巧く選び取ったのだと思う。
上海での負傷、大阪でのどん底、そしてバルセロナでの復活という、今季3戦。
どの試合も羽生結弦は少し点数が出すぎている、五輪チャンピオンの肩書で
ハイスコアを得ているという意見 ・・・続きを読む
(WEBRONZA より)
[3]羽生結弦「オペラ座」の「初演」
肌が立った公式練習
12月13日、フリープログラム。
当日昼の公式練習にて、ちょっとした騒動があった。
40分間の練習が開始されても、町田樹、無良崇人、ヴォロノフ(ロシア)、
コフトゥン(ロシア)、フェルナンデス(スペイン)と5選手が滑り出しても、
羽生結弦ひとりが姿を見せなかったのだ。
「これは……何か起きた?」「もしや、棄権?」
日本の報道陣はみな色めき立ち、羽生を、あるいは事情を知る関係者を
探しにリンクからバックヤードへと走る。
ふつうならばこれほど騒ぎにはならないのだろうが、こと、羽生結弦である。
あの、中国杯の後である。
しかし大人たちが慌てているところに、当人は悠々と登場――。
「今日は曲かけの時間が遅めだから(ショートプログラムの順位を受けて最終滑走)、
少し遅れて練習を始めることにした」と、ただそれだけのことだという。
公式練習を遅れてスタートさせること。
ロシアのプルシェンコ、タクタミシェワなど、マイペースな選手たちは時々
見せる姿だ。
しかしあまり多い例ではないし、日本の選手ではとても珍しい。
ただそれだけのことでも、大勢の大人たちを騒がせてしまう――
今の羽生結弦の立ち位置、プライオリティを示す興味深い一幕ではあった。
人心地つきつつ、練習を見ながら、人々は語る。
「問題はフリーの4分30秒……彼の体力がもつかどうか、だな」
ショートの出来がフリーでも再現できれば、何の問題もない。
今日もジャンプは、ずいぶん調子よく跳んでいる。もうアクセルも4回転も、
まったく問題はないようだ。
ただ、惨憺たる出来だったNHK杯の時も、公式練習は好調だったのだ。
練習で跳べているジャンプも、本番のメンタリティと音楽の中で成功できるかどうか、
削ぎ取られる体力と戦いながら跳べるかどうかが、前の試合では難しかったのだ。
しかし彼の曲かけの番となり、バルセロナ国際コンベンションセンターに
「オペラ座の怪人」が高々と流れ――。
練習始めに姿を見せなかった騒動も、体力への不安も、音楽の中で跳ぶ困難さも、
すべて吹き飛ばすような、見事な4回転サルコウ、続く4回転トウループ。これは!
得意のトリプルアクセルなど、「もちろん!」という勢いで、単発と
コンビネーションジャンプ、ともに完璧に跳んで見せる。
練習とはいえ、今シーズン初めて、フリーで4本の「大玉」ジャンプ、すべてを
揃えて見せたのだ。
振り付けは最初から最後まですべて見せることはなく、少しずつ動きを抜きながら。
それでも「ここぞ!」という「見せどころ」はしっかり見せてくれるので、
公式練習から会場に押しかけた熱心なお客さんたちは大喜びだ。
見れば客席は、ジュニアの試合本番よりも埋まっているくらい、千客万来。
地元スペイン、熱心なスケートファンが多いカナダ、ロシア、そして日本。
どの国のお客さんからも注目されている羽生結弦だ。
お目当ての選手のパーフェクトなジャンプを次々見せられて、今大会最高の
盛り上がりとなる。まだ公式練習にもかかわららず!
こうなってくると本人も、見せる気になってしまうだろう。
衣装は練習着のままだが、 ・・・続きを読む
(WEBRONZA より)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゆづがブラ持ってるって噂が…(ンなわけないよ!)
らめさんのツイより
羽生結弦のブラジャーwwwww 別のものだと誰か言ってくれ
ゆづまち、インタビューの違い
クランアルプールさんのツイより
羽生結弦→インタビュアー質問多数 町田樹→質問1つに対して自分の言いたいことを
全て言いインタビュー終わり(もはやインタビューではない)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
羽生結弦「親密交際」記事にファン怒る クリスタル・ケイも、とばっちり「被害者」に
フィギュアスケート金メダリスト、羽生結弦選手(20)の「親密交際の噂」を報じた
記事がファンの間で物議を醸している。
あるニュースサイトが2014年12月25日に公開した記事で、お相手は
「28歳のシンガー・ソングライターAさん(仮名)」とある。
男女の交際を思わせる書きぶりになっているが、どうやらAさんはファンもよく知る男性の
ことらしい。
(続きは、こちらです)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第83回全日本フィギュアスケート選手権大会 羽生結弦 インタビュー
米川莉々子さんの動画より
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Yuzuru Hanyu - 2014 Japanese Nationals SP
こちらでも録画が見れます。
下の方の名前横のVIDEOをクリックしてください。
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羽生結弦が臨む、年内最後の大舞台。
松原孝臣 = 文
フィギュアスケートの選手にとって、全日本選手権は格別の重みを持つ。
数々の選手が、大会に漂う独特の緊張を口にしてきた。
その理由の1つが、オリンピックや世界選手権などの代表選考の対象となる大会で
あること。
もう1つは、日本の上位の選手が一堂に会す場でもあることだ。
ましてや、今日では国際大会で多くの日本の選手が活躍している。
その選手たちが集まるわけだ。緊張や意気込みも特別なものとなる。
その大会の中で、羽生結弦はさまざまな表情を見せてきた。
羽生が初めて全日本選手権に出場したのは2008年12月。中学2年生のときのことだ。
場所は長野市のビッグハット。このとき、8位の成績を残した。
その次の年には6位となっている。
前シーズンの世界ジュニア選手権優勝などを果たしてシニアに転向した2010年には
4位で世界選手権代表入りを逃した。
ショートプログラムで2位となったが、フリーでミスが相次いでの結果だった。
羽生は言った。
「自分の持っている力を出せませんでした」
反省点として残ったのが、「力が入りすぎた」こと、直前の練習でほかの選手と
ぶつかったことで「集中が切れました」。
「もっともっと練習していきたいと思います」
悔しさを露わにしつつ、更なる成長を期した大会だった。
初の世界選手権をつかんだ2011年。
2011年にはショート4位からフリー首位で巻き返し、総合3位。初の世界選手権代表を
つかんだ大会となった。
フリーを終えた直後には、トリプルサルコウが1回転になったことへの悔しさから
両手で膝をたたいた。それでも、こう語った。
「連戦で疲れている中で、この演技が出来てよかったです。ショートプログラム
から切り替えていけたのもよかったです」
笑顔だった。
「全日本選手権という名前にこだわっています」
初優勝を遂げたのは2012年。
このときは、ショートでどのような演技を見せるのかにまず注目が集まっていた。
グランプリファイナルのあと体調を崩し、思うように練習できずに迎えたからだ。
「(6分間練習でも)駄目で、余裕がなくて緊張で脚が震えました」
羽生自身、そう振り返った。その中で、トップに立った。
「緊張していて、表情が作れなかったかなあと思います」
と、課題を口にしつつ、充実感も示した。
「難しいブルースを表現するため、全力疾走せずに余裕をもってやるということが、
つかめてきました」
「(不安のある中でも)いい演技ができたと思います」
この大会では、全日本選手権への思いも口にしていた。
「日本一にこだわっているんじゃなくて、全日本選手権という名前に
こだわっています」
ショートのあとでそう語った羽生は、フリーのあとにも言った。
「ノービス(9~13歳)の頃から、1位になりたいと思っていました」
羽生にとっても、全日本選手権は特別な大会であったのだ。
2013年は「心臓が押しつぶされるくらい緊張」
他の大会にはない緊張や重圧があり、強い思い入れのある大会。
そのときどきに悔しさを味わい、課題を見出しながら、あるいは手ごたえも
感じつつ、前へと進む力を得てきた。
それはソチ五輪代表を決める優勝となった、2013年の全日本選手権でも同様だった。
「オリンピックの選考を兼ねている全日本は初めてだったので、これほどまでに
緊張するのかと、ほんとうに心臓が押しつぶされるくらい緊張していました。
その中でもどれだけ自分のペースを守れるか、今まで学んできたことを実行
できるかを考えていました」
今シーズン増えた、羽生の引き出し。
そんなテーマとともに臨んで優勝したあと、緊張を克服した方法、手ごたえを
尋ねられると、こう答えた。
「具体的に何をしたとか何をするとかそういうことは関係なく、とにかく
今すべきことをただ淡々とやっていました」
かつてない緊張と向き合いながら過ごした経験は、その後へとつながっていった。
今シーズン、思いもよらないアクシデントのあった中国杯からNHK杯と、
ある種の「怒り」とも感じられるような負けん気の強さとともに挑み、
グランプリファイナルでは滑ることの楽しさ、幸福を感じ取った。
羽生の引き出しはまた1つ増えたと言えるかもしれない。
そのように過ごしてきて迎える今回の全日本選手権は、初めて出場したときの
会場でもある長野のビッグハットで開催される。
思い出深い場所で、どのような滑りを見せるのか。そして、何を得ることに
なるのか。
今大会もまた、羽生が先へ進むための重要なステップの場となる。
(Number WEBより)
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羽生結弦「自分ができることをしっかりできれば」=フィギュア全日本選手権
フィギュアスケートの全日本選手権は26日、長野・ビッグハットで男子ショート
プログラム(SP)が行われ、羽生結弦(ANA)が94.36点を出した。
以下は、演技後の羽生のコメント。
「前回と同じようなできだと思いますが、前回と同じミスをしてしまったので
悔しいですね。(点数については)まずまず臨機応変にできたのかなという思いと、
この点数で満足しないようにもっと自分を高めていきたいなと思います。
緊張はしましたね。全日本独特の雰囲気があるというか、日本で周りも全員日本の
選手ということで何か違います。『緊張してるな』と楽しみながらやっています
(続きあります)
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【一問一答】SP首位の羽生「すごく緊張した」
「フィギュア全日本選手権・第1日」(26日、長野市ビッグハット)
男子ショートプログラム(SP)が行われ、ソチ五輪金メダリストで、3連覇を
狙う羽生結弦(20)=ANA=は、終盤の3回転ルッツからの連続ジャンプが
乱れたものの、94・36点で首位発進を決めた。
-演技を終えて。
「まあちょっと前回(GPファイナル)と同じような出来で、同じようなミスを
してしまって悔しい気持ちがある」
-94・36点という得点には。
「まあ、まずまず臨機応変にできたかなと。この得点で満足しないように
自分を高めていきたい」
-ルッツで同じようなミスをしてしまった理由は?
「ひきずられていたようなところはあった。ルッツは若干の不安があった。
原因が分かっていればできている。悔しいですね。
公式練習の1発目ではだいたいきれいにおりている。自分の精神状態なのか、
疲れ方なのか。ルッツは練習では4回転もおりているので、(3回転は)
思い切ってできないとかもあるのかもしれない」
-昨日は「リラックスできている」と話していたが。
「すごく緊張した。全日本独特の緊張感があった。周りが日本の選手ばかりだし、
(今季の)今までとは違った緊張感があった」
-演技前の持ち時間30秒がギリギリだったが?
「1番滑走だった前回と同じようにやっていたら、“まずいな”と。
お客さんの声で気づいた。あと3秒しかないと(笑)」
-フリーに向けて。
「とにかく今日は今日だし、明日は明日。本番でいい演技ができるようにしたい」
(ヤフーニュース)
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<フィギュア>羽生 終盤の連続ジャンプを2回転でしのぐ
◇全日本フィギュア男子SP(26日)
羽生結弦(ANA)が終盤に挑んだ連続ジャンプ。一つ目の3回転ルッツで着氷が乱れ、
二つ目に予定した3回転トーループを何とか2回転にしてしのいだ。
それでも羽生は笑顔。「まあまあ、まとめる演技ができたので。進歩です」。
プログラム全体の完成度を重視したからこその自己評価だった。
ルッツを跳んだ時に軸が曲がったが、
「減点なしでいければという意識が働き、臨機応変にできた。計算していた」。
無理に3回転を続ければ転倒しかねない。2回転を手を上げながら跳ぶ、着実な
選択をした。
羽生にとってルッツは、GPファイナルでSP、フリーともにミスをした鬼門とも
言えるジャンプ。跳ぶ前の入り方を変えたがうまくいかなかった。
だが、「ルッツだけ注意して練習したことはない。
バランスが崩れたら意味がないので。ルッツ、ルッツとこだわりすぎないように」
と自戒している。
「3連覇は意識しない」と臨んだ全日本。
だが「全員日本人で違った緊張感があった」と言う。
それでも冒頭の4回転トーループ、続くトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は
問題なく決め、出来栄え点で最高の3・00点の加点を得た。
だが、ミスがあって満足するはずがない。
「明日は明日。今日は今日」。その一言に、フリーへの覚悟がのぞいた。
(ヤフーニュース)
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羽生が男子SP首位発進 フィギュア全日本選手権
フィギュアスケートの全日本選手権は26日、来年3月の世界選手権(中国・上海)の
最終選考会を兼ねて長野市のビッグハットで開幕した。
男子ショートプログラム(SP)で、3連覇を狙うソチ五輪金メダリストの羽生結弦
(ANA)が94・36点で首位に立った。
ソチ五輪5位の町田樹(関大)が、90・16点で2位。
日本男子3人目のジュニアグランプリファイナル王者となった17歳の宇野昌磨
(愛知・中京大中京高)が、85・53点の3位と好発進した。
11月のNHK杯を制した村上大介(陽進堂)が81・28点で4位。
グランプリファイナル5位の無良崇人(HIROTA)は4回転ジャンプで転倒し、
78・54点で5位発進。4年ぶりの優勝を目指す小塚崇彦(トヨタ自動車)も
ジャンプの失敗が響き、72・39点で6位と出遅れた。
男子フリーと女子SPは27日に行われる。
(朝日新聞デジタル)
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[4]羽生結弦「オペラ座の怪人」はまだ未完成
「ほんとうの姿は、こんなものではない」
青嶋ひろの
最初の熱狂から、約7時間後。
バルセロナ国際コンベンションセンター――フィギュアスケートの大きな試合が
開かれるのは初めて、とは思えないほど、このスポーツの色に染まり切った会場に、
2度目の熱狂は訪れる。
羽生結弦のフリー本番、「オペラ座の怪人」。
練習通りに、4回転サルコウ、4回転トウがまず決まった。スピンも美しく
締まったポジションで見せる。シークエンスも感情をたっぷりと乗せて。
ただの滑るだけのパート――フォアもバックもしっかりスケートに気持ちが
寄り添っている。
最後のルッツの失敗――もうこうなってしまっては、たった一つの最後の転倒さえ、
このプログラムをドラマチックなものに見せるピースのようにさえ見えてくる――
までは、美しいジャンプの機械のような危なげなさに、恐怖さえ感じたほどだ。
「身体を存分に使い切れる幸せ」――このフリーで感じた思いを、羽生本人は、
そう表現したが、あの身体の状態でここまでのものを見せてくれるとは、
ほんとうにたいした男だ。
やはりこの人は、ただものではない。
実はジャンプなどのエレメンツはともかく、演技、トランジション、スケーティング
などプログラム構成点での高い評価には、異論を唱える国際ジャッジもいた。
「会場は盛り上がっていたけれど、プログラムはこのレベルの点数が出る
クオリティでは、まだまだなかったですね。
滑りの技術も、演者としての存在の大きさも、先に滑ったハビエル・フェルナンデス
の方がずっと大きかったと思いますよ」
確かに四肢の動きのコントロール力などは、フェルナンデスや町田樹に比べれば、
未熟なのかもしれない。
でも技術の未熟・成熟と、魅せる・魅せない、あるいは見る人を動かす・動かさない。
これはまた別のものなのだということがよくわかるプログラムでもあった。
羽生結弦は、自らこのミュージカル曲を選んだという。
たぶん音楽と親和性の高い彼は、この曲が自分にとって「得意な曲」なのだという
ことを、わかっていたのだろう。
まだ20歳。
未だ熟していない様々な部分さえ魅力的に見せてしまう、ストーリーと音楽。
それを彼は巧く選び取ったのだと思う。
上海での負傷、大阪でのどん底、そしてバルセロナでの復活という、今季3戦。
どの試合も羽生結弦は少し点数が出すぎている、五輪チャンピオンの肩書で
ハイスコアを得ているという意見 ・・・続きを読む
(WEBRONZA より)
[3]羽生結弦「オペラ座」の「初演」
肌が立った公式練習
12月13日、フリープログラム。
当日昼の公式練習にて、ちょっとした騒動があった。
40分間の練習が開始されても、町田樹、無良崇人、ヴォロノフ(ロシア)、
コフトゥン(ロシア)、フェルナンデス(スペイン)と5選手が滑り出しても、
羽生結弦ひとりが姿を見せなかったのだ。
「これは……何か起きた?」「もしや、棄権?」
日本の報道陣はみな色めき立ち、羽生を、あるいは事情を知る関係者を
探しにリンクからバックヤードへと走る。
ふつうならばこれほど騒ぎにはならないのだろうが、こと、羽生結弦である。
あの、中国杯の後である。
しかし大人たちが慌てているところに、当人は悠々と登場――。
「今日は曲かけの時間が遅めだから(ショートプログラムの順位を受けて最終滑走)、
少し遅れて練習を始めることにした」と、ただそれだけのことだという。
公式練習を遅れてスタートさせること。
ロシアのプルシェンコ、タクタミシェワなど、マイペースな選手たちは時々
見せる姿だ。
しかしあまり多い例ではないし、日本の選手ではとても珍しい。
ただそれだけのことでも、大勢の大人たちを騒がせてしまう――
今の羽生結弦の立ち位置、プライオリティを示す興味深い一幕ではあった。
人心地つきつつ、練習を見ながら、人々は語る。
「問題はフリーの4分30秒……彼の体力がもつかどうか、だな」
ショートの出来がフリーでも再現できれば、何の問題もない。
今日もジャンプは、ずいぶん調子よく跳んでいる。もうアクセルも4回転も、
まったく問題はないようだ。
ただ、惨憺たる出来だったNHK杯の時も、公式練習は好調だったのだ。
練習で跳べているジャンプも、本番のメンタリティと音楽の中で成功できるかどうか、
削ぎ取られる体力と戦いながら跳べるかどうかが、前の試合では難しかったのだ。
しかし彼の曲かけの番となり、バルセロナ国際コンベンションセンターに
「オペラ座の怪人」が高々と流れ――。
練習始めに姿を見せなかった騒動も、体力への不安も、音楽の中で跳ぶ困難さも、
すべて吹き飛ばすような、見事な4回転サルコウ、続く4回転トウループ。これは!
得意のトリプルアクセルなど、「もちろん!」という勢いで、単発と
コンビネーションジャンプ、ともに完璧に跳んで見せる。
練習とはいえ、今シーズン初めて、フリーで4本の「大玉」ジャンプ、すべてを
揃えて見せたのだ。
振り付けは最初から最後まですべて見せることはなく、少しずつ動きを抜きながら。
それでも「ここぞ!」という「見せどころ」はしっかり見せてくれるので、
公式練習から会場に押しかけた熱心なお客さんたちは大喜びだ。
見れば客席は、ジュニアの試合本番よりも埋まっているくらい、千客万来。
地元スペイン、熱心なスケートファンが多いカナダ、ロシア、そして日本。
どの国のお客さんからも注目されている羽生結弦だ。
お目当ての選手のパーフェクトなジャンプを次々見せられて、今大会最高の
盛り上がりとなる。まだ公式練習にもかかわららず!
こうなってくると本人も、見せる気になってしまうだろう。
衣装は練習着のままだが、 ・・・続きを読む
(WEBRONZA より)
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ゆづがブラ持ってるって噂が…(ンなわけないよ!)
らめさんのツイより
羽生結弦のブラジャーwwwww 別のものだと誰か言ってくれ
ゆづまち、インタビューの違い
クランアルプールさんのツイより
羽生結弦→インタビュアー質問多数 町田樹→質問1つに対して自分の言いたいことを
全て言いインタビュー終わり(もはやインタビューではない)
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羽生結弦「親密交際」記事にファン怒る クリスタル・ケイも、とばっちり「被害者」に
フィギュアスケート金メダリスト、羽生結弦選手(20)の「親密交際の噂」を報じた
記事がファンの間で物議を醸している。
あるニュースサイトが2014年12月25日に公開した記事で、お相手は
「28歳のシンガー・ソングライターAさん(仮名)」とある。
男女の交際を思わせる書きぶりになっているが、どうやらAさんはファンもよく知る男性の
ことらしい。
(続きは、こちらです)
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第83回全日本フィギュアスケート選手権大会 羽生結弦 インタビュー
米川莉々子さんの動画より
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Yuzuru Hanyu - 2014 Japanese Nationals SP
こちらでも録画が見れます。
下の方の名前横のVIDEOをクリックしてください。
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