Photo Diary 3.0

すごく更新の遅い日記です。

Kodak Signet35 Vol.2

2012年01月29日 | カメラ・レビュー

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(1枚目)仮面を取ったSignet35。なかなか良い顔をしています。
(2枚目)ヅラを取ったSignet35。ヅラを取るのは簡単だが被せる時はちょっとコツがあり、うまくいかないとフィルムカウンターが動かなくなる。
*2枚ともEOS7D+Sigma18-50mm F2.8 Macro

EktarはKodakの最高級レンズに付けれらる名前ですが、放射線元素のトリウムを混ぜた特殊ガラスを使っており(勿論今では製造できません)、そのシャープネスと濃く渋い発色は伝説的です。
トリウム入りレンズは経年で黄色く変色するので、今では発色についてはよく判らないけど、確かに古いレンズなのに切れ込むようなシャープさがあります。

特にこのSignet35のEktar44mm/F3.5は評判が高く、わざわざ外してデジカメに付ける改造をしている人もいるらしい。
正統派ではないが実力派、といった感じが、僕がこのカメラを好きな理由です。

もちろん人体に影響があるような代物ではない(はず)です。
昔のトリウムを混ぜたレンズは一様に描写性が高いようで、僕の知る限り、LeicaのSummicronも初期のトリウム入りのほうが描写が良いとされて人気がある。
国内でも、CanonのFL50mm F1.8はトリウム使ってますね。

さて、このSignet35は、外観は結構綺麗なほうです。
ただ、入手した時はファインダー像がかなり曇っていました。
幸いハーフミラーの劣化ではなさそうだったので、買って早々に分解して光路上のガラスを全部磨き、とても快適になりました。

そう、このカメラ、簡単に内臓まで行き着くのです。
驚いたことにレンズの前群に至っては、工具もいらず、手で回すと簡単に外れて、レンズシャッターにアクセスできます。
ドイツや日本のカメラなら考えられないことで、車の修理ですら自分でやるアメリカンの発想なんでしょうか。

あとはシャッターのバルブだけがなぜか不調で、指を離してからも開きっぱなし、忘れた頃に「あ、そうか」という感じでとシャッターが閉じます。
バルブなんてまず使わないし、シャッターのチャージレバーを手で戻せばシャッターも閉じるのでずっと放ってありますが、ここもいずれ修理してみようかと思ってます。

本日は以上。


Kodak Signet35 Vol.1

2012年01月29日 | カメラ・レビュー

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*2枚ともEOS7D+Sigma18-50mm F2.8 Macro

先日、米Kodakが破産法による事業再編を申請をしましたね。

日本でいうところの民事再生みたいなものだから、いきなり製品がなくなることはないんだろうけど、その影響か2月からKodakのフィルムは値上がりするような話も聞こえてきます。
トライX、ちょっと買いためておいた方が良いかもしれません。

と、そんなわけで、本日のご紹介はその米KodakのSignet35。
うちのは1954年製で、還暦近し。
いかにもキャデラックやリンカーンといったアメ車を彷彿させるデザインは、ごついのに愛嬌があり、「ミッキーマウス」の愛称で親しまれていたカメラです。

ボディはアルミ製で、アルミ特有の擦れ痕や鈍い光沢が、クロームにはない味になってます。
そして、この堅牢なボディに似つかわしくないレンズシャッターの頼りない感触が、重厚なのか華奢なのかよく判らないアメ車の感じにまたよく似ている。
なお、セルフコッキングにはなっておらず、フィルムをノブで巻き上げた後に別途シャッターをチャージする必要がありますが、よく忘れて焦ります。

このカメラは、KE-7の名前で、軍用カメラとしても使われていたそうです。
そのせいか、外観も軍用水筒のようですが、真ん中にでんと構えるKodakの赤バッジが可愛いです。
個人的にLeicaのM6以降の赤バッジはいかにもブランド信仰的ないやらしさを感じるけど、Kodakだとそれがないのが良い。

フルマニュアルのレンジファインダー機で、面白いのは、なぜか距離計の窓が三角形です。
このデザインの中に、三角という異質な形状が入ってくる不思議。
そしてシャッタースピードは1/300までなので、ISO400とか入れてしまうと、日中屋外では使いづらい。
ISO400なんてまだ一般的ではない時代のカメラなので、カメラ背面の露出表も、ISO200までしか考えられてないのです。

さてこのカメラ、奇抜な外見とは裏腹に、実はコアなカメラ好きにも人気があります。
その理由は、搭載されるレンズ、Ektar44mm/F3.5。
そして次回に続く。

本日は以上。


Canon FTQL+FL50mm F1.8 II

2011年12月29日 | カメラ・レビュー

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*2枚ともEOS7D+Sigma50mm F1.4 HSM

今日は、ずっと昔に買ったCanon FTQL(1966年発売開始)。
写真家の松本賢氏の著書によると、アサヒペンタックスSP、ミノルタSR-T101、そしてCanonFTQL&FTbが当時人気の一眼レフ御三家だったらしいです。

でも、FTbに比べてFTQLはなぜか人気ないし、知名度も低いです。
理由は、調べてみたらなんとなく判ってきました。

FTQLは、中央部12%の面積で測光する中央部重点測光を最初に採用したモデルで、その技術がF-1の礎になった、歴史的にはエポックメイキングな機種らしい。
FTbはそのFTQLから遅れること5年後の発表なのだが、この2機種の決定的な違いは、レンズのマウントと測光方式。

FTQLはFLマウント、FTbはその後のF-1に続くFDマウント。
つまり、発売後ほどなくマウントの規格が変わったことで、FTQLは一気に「時代遅れ」の機種になってしまったわけです。
これは不幸。

それから、FTQLは実絞り測光なのに対して、FTbは開放測光。
当時は実絞り測光も開放測光も一長一短と言われていましたが、その後、時代は開放測光に流れて行きました。
これも不幸といえば不幸。

使い勝手は、そのデザイン同様、飾り気がなくとてもオーソドックス。
正統派一眼レフという感じで、凝ったギミックもないですが、デザインのバランスは良いと思います。
シンプルな直線で構成されているものの、その直線の長さやペンタ部の傾斜角のバランスが良く、無骨ながらも端正です。

このあたりは、Canonは今も昔も上手だなぁと感心する。
ただ、シャッターの感触や音も、うーん・・・Canonだなぁ、という感じです。

カメラ発展の過渡期に、時代とCanon自身に翻弄されたカメラ、FTQL。
でも僕にとっては、実質このカメラで写真を覚えたので、意義深いカメラなのです。

本日は以上。


Olympus PEN-FT+F.Zuiko S38mm F1.8 Vol.2

2011年12月20日 | カメラ・レビュー

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*1枚目はPowerShot S95、2枚目はEOS7D+Sigma18-50mm F2.8 Macro

ハーフサイズカメラというのは、35㎜フィルムの1コマを縦に割って、2コマ取れるカメラ。
当然1コマずつは小さくなるが、24枚撮りで48枚、36枚撮りで72枚も撮れる。
そして、なかなか現像に出せなくて困る。

PEN-FTの中を覗くと、ミラーが通常の一眼レフから90度回転した、横向きに付いています。
このお陰で、軍艦部にペンタプリズムのでっぱりがない。
一方で、Fシリーズは人気があった反面、他の会社が「ハーフサイズ一眼レフ」には追従して来なかったという歴史があります。
それは、こういった独自の先進技術を、悉くOlympusが特許で押さえていたかららしい・・・なんとも悲しい話。

さてこのPEN-FT、動作はなかなか良好です(但し1/4と1/2のシャッターは、ちと怪しげ)。
古いカメラは露出計が死んでるものが多いですが、こいつはまだ健康。
屋外は体感露出でもいけるけど、室内は露出計があるほうがやっぱり便利です。

そして、このPEN-FTで特に気に入っている点があります。

それは、前の持ち主が、ファインダーをスプリットマイクロに、また露出計の電池室をLR44用に改造していること。
どちらもとても理に適った改造で、実用機として丁寧に使われていたことがよく判る。
こういった、前の持ち主の形跡が良い形で残っていると、アンティークは魅力が倍増です。

ちなみに、上の写真で小道具として使っている本は、ロベール・ドアノーの写真集です。
ドアノーといえばローライで、勿論PENを使っていたわけではないのだが、ドアノーの撮るポスターのようなスタイリッシュな写真は、個人的にはPEN-Fシリーズのイメージととても合っていると思うのです。

本日は以上。


Olympus PEN-FT+F.Zuiko S38mm F1.8 Vol.1

2011年12月19日 | カメラ・レビュー

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*2枚ともEOS7D+Sigma18-50mm F2.8 Macro

手持ちのアンティーク・カメラをご紹介するこのコーナー(?)。

本日ご紹介するのは、昨今何かと話題のOlympusから、PEN-FT(1966~70年)です。
レンズはF.Zuiko S38mm F1.8で、35㎜版換算で55㎜相当です。

ハーフサイズカメラというジャンルを切り拓いたPENの中で、一眼レフのFシリーズ。
そう、ペンタ部の膨らみもないこの形なのに、一眼レフなのです。
FTはそのFシリーズ二代目で、CdS露出計を内臓したモデルです。

当時国産メーカーでは、Nikonしかちゃんとプロ機を作れず、CanonやOlympusは、いわば大衆機メーカーと言われていました。
ただ逆の言い方をすると、CanonやOlympusの大衆機には魅力的なものが多いです。
Olympusでいえば、PENとOM-1。

PEN-F(FT)は、かの米谷美久氏の設計で、そのスマートで気品のあるデザインと唯一無二の機構から、「ハーフサイズカメラの女王」と呼ばれていました。
僕はカメラの数字的なスペックやステータス性には興味ないのだが、好きなデザインというのは顕著にあるみたいで、Fシリーズはやはり美しい。

FではなくFTにした理由も、性能ではなく、デザイン上の理由です。
PEN-Fのボディ正面にある「F」の花文字は、いかにもPENで格好良い。
ただ、すでに完成されたデザインのボディに、さらに凝ったロゴを重ねてしまうのは、屋上屋を架した感じで僕はちょっと抵抗がありました。
レンズキャップにも花文字があるし。

FTはボディの花文字の代わりに、同じ位置にセルフタイマーレバーが付いているのだが、これがなかなか格好良い。
とっても細身で、最初はただの意匠的なパーツかと思ってました。

たかがセルフのレバーでも、建築家のミース・ファンデル・ローエいわく、「神々は細部に宿る」。
こういったディテールへのこだわりも含めて、Fシリーズはやはり「女王」なのです。

本日は以上。


Leica IIIf + Elmar 50mm F3.5 : Vol.2

2011年11月13日 | カメラ・レビュー

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*1~2枚目は、EOS7D+Sigma18-50mm F2.8 Macro、3枚目はPowerShot S95

さて、僕がIIIfを好きな理由、大きく2つ。

1つ目は、とにかくそのデザインです。
大きさや質感も含めた全体のデザインが、世の中に登場した数多のカメラの中でも、抜群に素晴らしいと思う。

IIIgになって、ボディの縦横比が微妙に変わっただけでデザインのバランスが崩れたのをみても、いかにIIIfのデザインが洗練されているかが判ります。
M型も嫌いではないのだが、やはりバルナック型とは、比べるべくもありません。

カメラなのに、被写体になるのが似合っている不思議なカメラです。

ちなみに、デザインという点では、個人的にはエルマーよりもズミクロン50mm F2が付いている姿のほうが実は好き。
まぁプラス数万はきつかったのと、やっぱりバルナックの超定番スタイル、ということでエルマーにしました。

2つ目は、その面倒くさい使い勝手。
バルナックの使いにくさは、M型の比ではありません。
ましてや、シャッター押せば誰でも撮れる最近のカメラと比べてしまうと、もはや修行。

フィルムの装填だけでも厄介で、事前にフィルムをハサミなどで切っておかないと入りません。
さらに、ピント合わせのファインダーと、構図決めのファインダーが別。

もちろん露出も自分でシャッタースピードと絞りを決めて撮影するわけだが、厄介なことにフィルムを巻き上げるとシャッターダイヤルも一緒に回転してしまうので、シャッタースピードは巻き上げ後に設定しないとワケが判らないことになる。

でもアンティークのカメラは、そういったお作法が楽しい。
今の操作系と違えば違うだけ面白いんです。
写真を撮る、ってのは昔はこういうことだったんだなぁ・・・と感慨深いものを感じさせてくれるIIIfです。

本日は以上。


Leica IIIf + Elmar 50mm F3.5 : Vol.1

2011年11月07日 | カメラ・レビュー

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(1枚目)久しぶりに少し真面目に物撮りをしてみましたが、レンズの写り込みまでは意識が回らず。写っているのはカレンダーですかね。EOS7D+EF135mm F2L USM
(2枚目)夕方の国立新美術館。一度中に入ってみたいのだが、子供連れだと入りにくいのです。FinePix X100
(3枚目)結愛とデート中。オレンジジュース一杯でご満悦になる、安上がりなガールフレンド。FinePix X100

中古カメラ屋を巡り、やっと状態の良いライカIIIfを入手しました。

ライカといえばM型、それもM3が一般的には有名です。
実際にM3のファインダーの見易さは素晴らしいけど、僕にとってのライカとは、このバルナック型の完成形のIIIf。
なぜ僕がIIIfに惹かれるのかは、また今度。

さてこのIIIfはブラック・シンクロ(判らなくていいです)で、製品No.からみると、1951/52年製。
レンズは定番のエルマー50mm F3.5、通称赤エルマー(調べなくていいです)で、1956年製。

ボディはグッタペルカの浮きや剥離もなく、なかなかの美品です。
金属部は底部にアタリが1ヶ所ありますが、擦れによるテカりはほとんどない。

ただよく見ると巻上げノブ上面のフィルムインジケータの小窓が1つ欠けており、これは折を見て修理しようかと思ってます。
まぁ実用上は問題ない部分なので、放っておくかも知れませんが。

グリスが固まっている様子もなく、操作も良好なので、早速試しにフィルム1本撮ってみました。
古いカメラを買うと、この時が一番ドキドキする。
カメラ屋さんでは判らなかった機能上の問題が、よく見つかる。

以前買った古いカメラでは、先幕と後幕が同調せず、はっきりと露光ムラが出てしまうものがありました。
またフィルムを巻き戻すと何かに擦れて、フィルムに盛大な引っ掻きキズがつくのもありました。
後者は結局修理できず、返品交換となりましたが、まぁこういった問題はアンティークのカメラでは付き物。

さて、このIIIfは、幸いにして光線漏れや、シャッター幕のピンホール、露光ムラもなし。
ちゃんと計測はしてないが、ネガの濃度も揃っているので、シャッタースピードも数値通りに出ている感じです。
もっとも、体感露出で撮っているので、僕の露出感とカメラのシャッタースピードがどっちもずれていて、偶然合致しているだけかも知れないけど。

まだフィルム1本撮っただけですが、とりあえずは、良い目利きだったと思って良さそうです。

本日は以上。


画質と操作性(X100)

2011年03月06日 | カメラ・レビュー

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(1~3枚目)明暗差が激しくて難しい場面でも、よく粘ってくれています。FinePix X100
(4枚目)逆光のシーンでも、色のくすみは少ないほうじゃないですかね。FinePix X100
(5枚目)モデルは佑貴さんでした。FinePix X100

さて、カメラに興味のない方には退屈な話が続きますが、ご容赦を。

まずはX100の画質、これは文句なくすごいです。

予想通り、富士フィルムらしい階調の綺麗さと、線の細い描写は、とても僕の好みです。
輪郭強調でエッジがギトギトする最近のデジカメの潮流とは、明らかに一線を画す感じ。
それでいて画面隅まで像が流れることがなく、しっかり解像されているので、絵からとても「繊細」な印象を受けます。

そして特にすごいのが高感度撮影で、残念ながら、僕のEOS7Dは完敗。
感覚的には、X100のほうが1.5~2段ほど高感度域に強そうで、ISO3200なら常用可能、それ以上でもシーンによっては使えそうです。

また、「スーパーiフラッシュ」という内臓フラッシュが、思いのほか使える。
内臓フラッシュなんてほとんど使わないだろうと思っていたのだが、一応買ってすぐの動作チェックの中で炊いてみたところ、これがとても自然な仕上がり。
子供を室内で撮る時、フラッシュを炊いた方が色が自然に見えるくらいでした。

・・・と、画質は手放しで大満足なのだが、不満点がないわけではありません。
それは操作系。

メニュー構成やボタンの割り振りが、なんでこんなややこしいことになるんでしょう。
カメラを構えた手・指を持ちかえないと、なかなかAF測拠点を変更できないのでは困ります。

それに背面ダイアルの操作性の悪さはかなりのものです。
ダイアルと、中央の決定ボタン、また上下左右ボタンが、どうやっても操作し間違える。
本当に爪の先でボタンを押すくらいの感覚じゃないと操作できないのは、どうにかならんでしょうか。

SDカードへの書き込みの遅さも気になります。
単写であればあまりストレスはないのだが、連写にした途端にすぐ書き込み待ちになります。
店頭のデモ機を触った時にもこれは気になったので、SDはSandiskのExtremeProにしたのですが、それでも全然。
まぁ連写するようなカメラではないから、仕方ないか。

こういう操作系はやっぱり一眼レフにはかなわないですね、特に比較相手の7Dは操作系が強いカメラだし。

あとはなんでしょう。
たとえば「SS優先モードの時は○○ができない」「RAW撮影の時は○○が使えない」とか、機能上の制限が色々あるように思えるのだが、その説明が取り説にあまりちゃんと書かれていないのは、ユーザーフレンドリーじゃないですね。
正常な仕様なのか、いまいち判断がつかないところがあります。

というわけで、現時点での不満も赤裸々に書いてみましたが、操作系の話なので「慣れ」も大きいのでしょう。
画質には200%満足なので、早く使いこなせるようになりたいと思います。

本日は以上。


FinePix X100

2011年03月05日 | カメラ・レビュー

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(1枚目)この左の奴が新入りのX100でございます。で、後ろは最古参のCanonFTQL。新入りのくせに老け顔なので、仲良くしてあげて下さい。EOS7D+Sigma18-50mm F2.8 Macro

今日から発売開始の、富士フィルムのFinePix X100を買いました。
もともと慎重派なので、こういった製品を発売前から予約して購入するのは初めてなのだが、そのくらい待ちに待ったコンパクト・デジカメです。

ちなみに僕は、古い変なカメラはごろごろと持っているのだが、一般的な「コンデジ」を持っていませんでした。
ここに時々登場するIXYは嫁さんに買ってあげたものだし、10年前のS40はとっくに引退して佑貴のおもちゃ箱に入っています。

なので、散歩の時もEOS7Dを持ち歩いていたのだが、やはり一眼レフは大げさだし、重たい。
そして近所のピーコックにそうそう撮りたい場面があるわけでもなく、結局1回もシャッターを切らずに持ち帰り、ということのほうが多いくらいでした。

そうなるとやっぱり、コンパクトなカメラが欲しい。

でも、今さら普通のコンデジ画質に耐えられるかなぁ・・・やっぱり最近流行りのミラーレスって選択になるのかなぁ・・・でもまた別マウントのシステムを組むことになるのは、避けたいよなぁ・・・などと考えていました。

そんな最中、昨秋のX100の発表。

 「階調再現に定評のある富士のフラッグシップ・コンデジ」
 「フジノン23mmF2単焦点(換算35mm)」
 「そのレンズに特化して作られたAPS-Cサイズの大型センサ」

とくれば、下手したら一眼レフ以上の画質が望めるかもしれない。

普通のコンデジよりは大柄になってしまうし、「またちょっと際物っぽいカメラが増えるだけじゃん」という気がしないでもなかったが、まぁデザインも含めて個人的にはえらく期待をしていたわけです。

というわけで、インプレッションは後ほど。

本日は以上。