携帯電話の通話が初めて減少、総務省発表

　総務省が９日に発表した携帯電話や固定電話による2011年度の音声通信状況によると、携帯電話からの音声通話回数は前年度比0.7%減の591億7000万回、時間は1.8%減の22億7200万時間だった。

　これは調査開始（携帯電話）した1992年以来初めての減少となった。

　また、国際通話に於ける通話時間（発着合計）は前年度比14.4%減の45億1770万分と減少した。4年連続の減少だが、2桁もの減は08年度（12.9%減）以来、3年ぶりの大幅減となった。

　これはどちらとも、スマートフォンの普及で、メールによる通信が増えたことと、スカイプに代表される無料ＩＰホンが普及してきたためと思われる。

　確かに私自身や私の周りの人達も、最近あまり電話で会話することが減ったと思う。用件を伝えるだけならメールの方が相手の生活ペースを乱すことがないのでついメールで済ませてしまうようだ。人間しかできない、言葉によるコミュニケーションをもっと大事にしたいものだ。