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さよならコンプレックス 唯川 恵 作

2017-07-27 07:43:46 | 日記
久しぶりに本の紹介をしたいと思います。
ずいぶん昔の本なので、多分図書館ぐらいにしかないかもしれませんが、
特に思春期の少年少女に読んでもらいたい本です。

主人公の街子は、水泳部所属の高2の女の子。さっぱりしてボーイッシュな女の子。
女の子なら、こんな子と友達になりたいなあと思わせる少女。
一方親友の沙保里は、消極的だけど、髪の長い美少女で、性格もいい。
とにかく男の子にモテるのに、今一つ興味がわかない。
※でも、中盤あたりからこの少女恋をします
同じクラスのちょっと軽薄な和哉。
でも、彼はいい味を出していて、こんな同級生いたな、とノスタルジックな気分になりました。
水泳部先輩で今は大学生の新見先輩。
主には4人が登場人物です。

恋をすることによくありがちな迷い・葛藤などが奥深く書かれています。
最終的には、プラス思考になり、悩める乙女(死語かも)には是非一読していただきたい1冊です。

唯川恵さんと言えば、今は大人の小説を書き、数々の賞を受賞されていますが、
元々は少女小説がデビューです。
今から30年近く前には、それこそブームで、かなり本の売れた時代でした。

悩める思春期には是非お薦めの1冊です。