「新型」(現代型)うつ病の夫を支える妻のページ

結婚して1年目
旦那が会社に行かなくなった。
奮闘する日々を描いた日記

新年度を迎えて

2013年05月03日 | 日記 症状編

随分更新をサボってしまいました。

平成25年度を向かえ、旦那さんは「部署異動」が決まりました。

3月の終わり、4月の初めと、バタバタと忙しい日々を過ごし、

「部署異動」が決まってからは、休むことなく会社に行ってくれました

 

送迎会・歓迎会を、各仕事場で2回づつ開いてもらい、2週間のうちに4回の飲み会に

ヘトヘトになっていました。

新しい部署に移ってからは、生き生きと仕事をこなし、休日勤務もすすんで行ったり

「疲れた・疲れた・疲れた」とブチブチ言うことも無くなりました。

夜も起きることなく、ぐっすり安眠です

 

結局今回も6年前と同じく、部署異動に救われた格好となりました。

旦那さんの場合、仕事が問題なのではなく、「職場環境(人間関係)」が問題なようなので

場所を変えてしまえば、ケロッと治ってしまいます。

問題は、こちらの裁量で異動できないことでしょうか?

 

キライな職場には、がんとして行きたくないという、「頑固」な人です。

普通はそれでも、だましだまし会社に行くもんですが、温室育ちが仇となって

打たれたら、打たれっぱなしで「立ち直る」ことが出来ません。

唯一の望みは「逃げる」こと。

 

そう、部署異動の直前、会社に行かなくなったころ、旦那さんは上司から「逃げてるね。逃げちゃダメだよ

と何度も言われたそうです。

 

でも結局「逃げる」ことが救いとなり、今に至るわけですが、根本的には何も変わっていないので

また、嫌な事があったら、同じことの繰り返しでしょうね。

それどころか、逃げ癖がついてしまったかもしれません

 

でも、どんなに励ましても、薬を飲んでも、会社を休んでも、治らないものは治らないんですから

彼の治療法は、言い方は悪いですが、結局は「逃げる」しかないのかもしれません。

 

こう考えたことがあります。

彼のご両親は、「穏やかな家庭・何不自由ない環境」を子供に与えようと、必死で働いて(共働き)

きたと思うのですが、結局はそれが仇となってしまいました。

皮肉なものですが、親は子供に、「良い環境」を与えようとがんばるものの、実は子供には、

逆境こそ心の栄養だったのです。

「獅子の子落とし」「かわいい子には、旅をさせよ」とは良く言ったものです。

 

団塊世代のご両親は、仕事とお金儲けにやっきになり、子供は温室に置きざりだったのです。

温室でぬくぬくと育った彼が、さて、外界に置かれたら、どうなるでしょう?

枯れてしまうに決まっています。

 

とりあえず、再び暖かい環境に場所を移したので、しばらくは安心です

長文になり、失礼いたしました。