この命、つむぎつづけて

「この命、つむぎつづけて」という本を出版しました。スモン薬害被害者で、障害者です。スモン、絵、旅の事などつづります。

イタリア語のCDをききながら絵を

2008年05月29日 | 美術、絵画
近頃イタリア語を習い始めました。

本当は、4月に友達とイタリアに行くために

泥縄で3ヶ月でもイタリア語を習おうと始めたのですが

父の急逝で行かれなくなり、

それでも続けているのです。

新しい語学は楽しいです。

でも、今は絵を描かないと。

最後の一枚に手を入れています。

もう少しで綾の会だ!がんばるぞ~

週間天気予報をみると、気温もあまり高くなく

天気も曇りが多いようです。

まあ六月の初めはだいたいそんな感じですので

気にしないで行きましょう。

実は今日はちょっとだるいです。

でも、絵の構想もだいたいできてきたので、そろそろ

PCにばかり向かうのはやめて、イタリア語を聞きながら

絵を描きます。

着物を買ってしまった。

2008年05月22日 | 着物
この一年ほどすっかり着物をきる時間が無くて
着物を着たいなと思っていました・・・・・・・

絵の展覧会に向けて、せっせと絵も描いているのですが、
髪の毛が伸びてきて、やっと時間を作ってカットに行ったのです。

その帰りにデパートで食事をしてからぼんやりと
エスカレーターを降りてきたら、着物のバーゲンが。

おっ、ちょっと見てみますか。
ということで、ちらちらと見ていました。
デパートとリサイクル屋さんのバーゲンで、
何十万円の新品から、一枚3000円までいろいろありました。

始めは別に買う気もなくみていると、
まず、羽織が目につきました。
地味なグリーンに金茶色のチェックの
わたしの好きな感じの紬の羽織、
しかも、作っただけでいちども手を通していない新品。
長さも裄もちょうどよかった。

羽織がほしいと思っていたのでちょうど良いと買いました。
これは超お買い得。

そのあとは、あちこちリサイクル品などを見ていたのですが、
そこでは木綿ものの中古でも買おうかなどと思っていたのです、

ふと銘仙のしたてあがりの新品着物が目について
とんぼの模様のもの、萩のもよう、葉っぱのもようなど
着てみました、
いちばんおもしろいかなと思ったのはとんぼだったのですが
ふしぎなものですね、着てみるとべつに気に入っていなかった
萩の模様で、濃紺と、緑系のおおきな模様が入っている着物が
ぴったり似合ったのです。

お値段も前にほかで見たおねだんより安くて、しかも仕立て上がり、
納得して買ってきました。

着物の色も、着物としてみたときはいいなあとおもっても
肌に合わせてみると違うものですね。
ほかには、足袋や、色たび、帯揚げなど、
衝動買いとしては、わたしとしてはまあまあ許せるお値段の買い物でした。
あー楽しかった。


こういう開放感は久しぶりです。


泣けました。

2008年05月01日 | つれづれ
父の死には、悔いは無いと思っていました。

できるだけのことをやって見送ったという気持ちがありました。

わたしは体が弱いのでできるだけと言っても一人前のことはできず、

人の三分の一ぐらいしか看病もできなかったとはいえ、ぎりぎり私のできるかぎり

のことをして、それこそ体調が悪化した日々もこの一年の間にはたくさんありまし

た。

母のところにやっと帰っていった父を思い出しても精一杯生きてそして向こうの世

界へ行ったのだから悲しくないと思っていました。

でも、今日、テレビで「ジョー・ブラックによろしく」という映画を

見ていたら、お父さんが娘をかばって幸せにするために一生懸命に

ジョー・ブラックという死に神を説得するはなしで、

それを見ていたら

父が、病気をした私を、母と一緒にどんなにかばってくれたのかと

いうことをつくづく思い出して、涙が流れて流れて、親というものの

ありがたさ、なつかしさをつくづく思いました。

緊張して葬儀などをしていた時からやっと解放されて

心がゆるんだのでしょうか。

しばらく立つとかえって悲しさ、さびしさが出てくるというのは本当かもしれません。

もう、おとうさんとは呼べないんですね。

呼んでも答えてくれる人はいないんです。