秋雨前線が漸く南下した一日、地元にあり「安房の国」と「上総の国」の境に位置して、標高329mとあまり高い山ではないが、山腹に切り立った岩肌が露出している。
遠くから見るとひときわ高く険しい山に見え、その姿が「ノコギリの歯」の形にも見えることから、鋸山登山ウオーキングに挑戦した。
この山は全体が火山性たい積物で出来ており、その岩石は最近まで「房州石」と云う呼び名で切り出されて、京浜地方に出荷されていた。
この地は石切り場跡の一つで、安政時代よりの石切場跡で、明治時代には、房州石の最盛期で、この地の総人口の80%が石材関係の産業に従事していたとの事。
「房州石」は、現在も横浜港高島桟橋・横浜「港の見える丘公園」・靖国神社・早稲田大学大隈講堂の石塀等に残るが、戦後機械化され、パン焼き用釜戸等にも使用されたが、昭和57年に自然保護規制強化により、その歴史の幕を閉じた。
地元の名工(大野甚五郎英令が約21年かけてその弟子たち27名とで、1,533体の石仏を刻み、太古よりの風蝕によって出来た奇岩洞に安置されております。
その数の多い事は世界一であるが、明治維新の際の排仏毀釈により荒廃したままで現在に至ってるとの事であるが、わが国の文化財としても大切に保護したいものだ。
この大仏様(薬師瑠璃光如来)大きさは、総高31.5m,御丈21.3mは(奈良東大寺大仏様総高18.8m,御丈14.85m 鎌倉大仏様総高13.35m,御丈11.312m)日本一で、原型は前述の名工の大野甚五郎英令が1,783年にこの地に弟子たちと3年かけて彫刻完成したのを、昭和44年に4年の復元工事によって再現されて、日本一の大仏様として
復元されました。
昭和41年5月に石切場の一角に6年の歳月を掛けて完成した百尺(33.3m)の大観音石像で、東京湾周辺の航海、航空、陸上交通犠牲者の供養為と云う事で、右の写真はその真上の「鋸山山頂」こよりは遠く東京、横浜、冨士山等が好天の際は遠望出来るが、真下は気の弱い私には覗きたくない場所である。
千葉県にはあんまり高い山は無さそうですね。
その中でも鋸山は1~2の高い山と聞いております。昔登ったことがありました。百尺観音、石の大仏様、地獄のぞき等、低い山ですがいざ登って見ると予想反してキビシイとの印象をもっておりました。懐かしい景観ありがとうございました。
懐かしい大仏、羅漢、断崖絶壁、ありがとうございました!
驚きました。
数も多いしデカイ。一度行ってみたくなりました。
私も地元であり、小学校の遠足で、今から数十年前にいきましたが、その際には、この様な場所には入れませんでして、今回は全く過去のイメージはありませんでしたよ!昭和20年代の終戦直後でしたから・・・・・・・・・・・
こぼちゃんより
早速のコメントを頂き有難うございました。
ご存知かもしれませんですが、鋸山山頂から東京湾を隔てての冨士山の遠景も素晴らしいです。特に冬の北西の風が吹く日の朝焼けの、又
夕方の冨士も撮影ポイントと地元のカメラ愛好家の言葉です。
私も小学生時代には家から、特に冬には好天の日は、現在の如く京葉工業地帯も無く、遮るもの無かったので、朝夕の冨士山を拝めました記憶があります。最近では山頂近くまで車か、ロープウェイで行けますが、約2時間かけてての
登山をお勧めいたします。
毎度のご訪問を有難う御座います。
地元の私より県内巡りをなさってますね!
子供を一生懸命育てていた時代の思い出される
場所の様ですね!ますますお元気なお体で、
これからもどんどんと県内巡りをして下さい。
今年はレンジャクが見られるかも知れませんですよ!宿木が大変に元気です・・・・・・・・
又情報をながします。
是非一度お出で下さい。
鋸山も良いが、魚の美味しい場所もあるので、日帰りでも簡単に来れる場所ですから、車でも電車でも何れでも、大歓迎ですよ!奥様とでも是非に・・・・・・・・・・・・・・・・・・
特に大観音石像は圧巻ですね
間近で見てみたいなぁ
書き込みを頂き有難うございます!
当地は毎日雨で、秋らしい日が続きませんので、又例年より暖かいので、紅葉もまだまだですが、貴地は如何ですか?