お父さんの底力。

寅さんとか長島監督とかによく例えられるお父さん。ついに脳梗塞で倒れました。しかしマイペースさに変わりなし!

今度は腎臓病が加わった。

2016-10-09 22:49:49 | Weblog

お父さんの状態はしばらくそれなりに落ち着いていたのです。

よろよろながらも歩けるようになり、

週に一度のダンスとリハビリに一人ででかけ、たまに仲間と飲みに行ったり、

私と外食をしたり、古本屋に行って買った本を喫茶店で読む、などという楽しみも

味わえるようになってきました。

 

脳梗塞後は病院で薬の整理をされ、糖尿病の薬が中止されたので、料理が超苦手な私が

仕事から帰ってきた夜10時過ぎから夜中の2時くらいまでかかってカロリー計算しながら

次の日の3食のお弁当を作っていたのです(と、ここのとこちょっと苦労自慢だけどさ)。

その薄味と量の少なさにもがまんして最初はきちんと食べていたお父さんですが、

生活のペースも取り戻して、自信がついてくるにつれ、油っぽいお惣菜や甘いお菓子の

数々を買い込み、食べてしまうことが増えて行きました。

酒の量もだんだん増えて行きました。

私の方も仕事と料理の限界を感じていたこともあり、

「お父さんもまずいもん食べてキーキー言われてやりたいことできないより、

好きなようにしたほうが幸せだろうしなあ(どうせやりたいようにしかやらないし)」

と、だんだん適当になっていったのです。

 

するとここ2ヵ月くらいで気になる症状が出てきたのです。

まず、足のむくみが引かなくなってきたこと。

心臓の機能も悪いせいで前から足のむくみはあったけれど、

以前は朝にはひいていた。夕方になるにつれて重力の影響でだんだんむくんでいく

かんじだったけれど、最近は朝からむくんだ状態だった。

それから、食欲はそれほどないのに、キープしてきた体重が急に増えたこと。

そして、血圧がなかなか下がらなくなってきたこと。

 

でも本人はよくしゃべるし元気そうだったので、気になりながらそれほど深刻に受け止めていなかった。

 

そうしたら、いつも薬をもらっている行きつけのお医者さんから

「できるだけはやく大きな病院でみてもらったほうがいい」

と言われ、慌てて受診したら即入院。

腎機能が悪くなっているとのことだった。

 

腎臓病の本を借りてきて読んだら、

むくみ、急な体重増加、貧血、下がりにくい高血圧、だるさ、食欲不振、

など、まさに最近のお父さんの症状そのもの。

 

糖尿、高血圧、高脂血症、心筋梗塞に脳梗塞。

それに腎臓病が加わった


殺しても絶対死にそうにない感じだったお父さんでも、

こんなにいろいろ不具合がでてくるとは、月並みだけど

やっぱりどんな人でも歳には勝てないんだねえ。