集団的自衛権を、困っている友達を助けることに例える人を見かける。言葉は美しいけど、その場合は「暴力で」とつけ加えてね。
今までは、殴り合いそうな2人の横で「落ち着いて話し合おうよ。ケンカは嫌だよ」、いざケンカになったら「嫌だって言ったのに。ボク知~らない」
ドラえもんの世界で言うなら、クラスでジャイアンがケンカしそうな時、今まではのび太くんだったのが、これからはスネ夫くん。
のび太なんて情けない。まだスネ夫の方がいいし、できればジャイアンになりたい…等々、立場を選ぶのは自由で、どちらが正しいってことはない。
でもジャイアンに殴られたクラスメイトは、のび太とスネ夫、どっちを嫌いになるかなぁ? ジャイアンはスネ夫を特別大好きになるかなぁ?
@void_210 しずかちゃんは完全中立できる子だけど、アメリカがジャイアンとすると、「おれの味方だよな?」とひと睨みされたら従うしかないところが、のび太くんかな、と。
ものすごく初歩の疑問として、集団「的」自衛権って何?集団なの?集団っぽいけど集団じゃないの?(^_^;)
どうせ元は翻訳だからと和英辞書を引いたら、collective。英和を引くと「集合的、集団の」ほら日本語には集団的なんて言葉はない。
collectiveのつく他の熟語。collective security--集団安全保障。collective defense--集団防衛。何故に自衛は的がつく?
集団防衛や集団安全保障と英語の単語は同じなんだから、的がつくのは日本語の語感の問題で誰か訳した人がつけただけかな。
とすると、的はなくても良い。集団自衛権。個別自衛権は自分の身を守る権利。集団自衛権は自分が属する集団を守る権利。ふぅ。ちょっとスッキリ。