内藤環境管理株式会社の”あなたの分析室”だより

報道発表資料のお届けや、どんなことをしている会社なの?の疑問や化学分析のプロとしてのこだわりを解説!

Dioxin 2023に参加しました

2023-11-08 09:53:18 | その他

今回は当社の技術研鑽の取組みの一つである海外視察についてご紹介させていただきます。

 2023年9月11日から9月14日にかけて、オランダのマーストリヒトにて開催されたDioxin 2023
43rd Internationnal Symposium on Halogenated Persistent Organic Pollutants(POPs)に当社の社員2名が参加し、国内外の有識者の方々との交流を深めてまいりました。 当社では20年以上前から本国際会議に社員を派遣し、海外の最新の知見の収集や研究発表等を継続的に行っておりましたが、ここ数年は新型コロナウイルスの影響により、会議自体の中止や、参加の見合わせが続き、2019年の京都大会以来4年ぶりの参加となりました。

 今回のマーストリヒト大会では、30を超える国と地域の技術者から合計で363件の報告が行われ、そのうち41件は日本からの報告でした。コロナ禍前に開催された京都大会と比較すると、発表演題数や企業展示は7割程度とまだまだ規模を縮小しての開催ではありましたが、世界各国の技術者が一堂に集って、活発な議論が行われておりました。

 報告内容については、日本国内でも話題になっている有機フッ素化合物(PFAS)に関する研究報告が最も多く、全体の半分を占めており、PFASに次いで難燃剤、ダイオキシン、塩素化パラフィン等に関する話題が多い傾向でした。4年前と比較して、世界的にPFASへの関心が高まっていることを肌で感じることができました。

 当社では、今回の国際会議の参加を通じて、分析技術の研鑽や技術資料(ザ・ナイツレポート、小冊子)等の作成に励み、皆様の業務に、少しでもお役に立てればと考えております。
 ご興味のある方は、「技術資料(ザ・ナイツレポート)、環境情報資料(ニュースコンテナ)」もご覧いただければと思います。

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