紹介が遅れたが、3月下旬に発売された
「決定版!中国流布石だけで勝つ方法」
(MYCOM:小松秀樹著。以下、「勝つ方法」)。
まえがきを読むと分かるが2004年7月に刊行された、
中国流をシステム化することを狙いとした、
下の「中国流の徹底解明」(以下、「徹底解明」)の増補改訂版である。
構成は内藤由起子。
しかし「大幅に加筆」したという一文に偽りなく、
ざっと見た感じでは半分以上が書き換えられている。
ケースA
具体的には「徹底解明」では第1章で
上のケースAの形を中心に解説しているのに対し
ケースB
「勝つ方法」では最近のプロの流行であるケースB、
白1のカカリから派生する変化を中心としている。
尚、「徹底解明」ではケースBは4ページのみ。
また上の白5、一間バサミに対して、
黒6の二間高ガカリが流行っているというのも新しい情報だし、
また上の白6の小ゲイマジマリという対策も
「徹底解明」では取り上げられていなかった。
私は打たれたことないけれど。
その他、「徹底解明」の第5章「アマの碁指南」は、
「勝つ方法」には掲載されていない。
また数局掲載されている参考譜も一新されている。
個人的には今回の修正点はどれも賛成で、
概ね「徹底解明」からより洗練された内容になっていると思う。
タイトルは無理があるので、いただけないが…。
「徹底解明」「勝つ方法」どちらか一冊持っていれば、
他方は不要と思うが、
上記のように一方にしか載っていない情報もあるので、
一応、図書館などで目を通す必要はあるかもしれない。
「決定版!中国流布石だけで勝つ方法」
(MYCOM:小松秀樹著。以下、「勝つ方法」)。
まえがきを読むと分かるが2004年7月に刊行された、
中国流をシステム化することを狙いとした、
下の「中国流の徹底解明」(以下、「徹底解明」)の増補改訂版である。
構成は内藤由起子。
しかし「大幅に加筆」したという一文に偽りなく、
ざっと見た感じでは半分以上が書き換えられている。
ケースA
具体的には「徹底解明」では第1章で
上のケースAの形を中心に解説しているのに対し
ケースB
「勝つ方法」では最近のプロの流行であるケースB、
白1のカカリから派生する変化を中心としている。
尚、「徹底解明」ではケースBは4ページのみ。
また上の白5、一間バサミに対して、
黒6の二間高ガカリが流行っているというのも新しい情報だし、
また上の白6の小ゲイマジマリという対策も
「徹底解明」では取り上げられていなかった。
私は打たれたことないけれど。
その他、「徹底解明」の第5章「アマの碁指南」は、
「勝つ方法」には掲載されていない。
また数局掲載されている参考譜も一新されている。
個人的には今回の修正点はどれも賛成で、
概ね「徹底解明」からより洗練された内容になっていると思う。
タイトルは無理があるので、いただけないが…。
「徹底解明」「勝つ方法」どちらか一冊持っていれば、
他方は不要と思うが、
上記のように一方にしか載っていない情報もあるので、
一応、図書館などで目を通す必要はあるかもしれない。
あ、それと、全然関係ないですが、
ブログ、模様替えしたのですね。
最初asutoronさんのサイトに来たのかと思いました。
青の文字が見やすくなりたね。
流行っているのかしら?
私も「中国流に勝つ方法」が欲しいですが、
白番の打ち方って書きにくいんでしょうね。
> ひろさわさん
模様替えは気分転換に。
でも現実は何も変わりません(謎)。
> hexaさん
いずれ「徹底解明」レビューで詳しく書きますが、
こういう本は嫌いではないにしても、
好きな本でもないです(笑)。
まだまだ私のことがわかっていないなぁ(笑)。
とても勉強になったと共に、中国流って、相手の出方次第で流動的に戦う、将棋で言えば昔の中飛車みたいな感じって思いました。
一時期中国流ばかり打ってましたが、ぱたっと勝てなくなったので、やめました。あの頃よりは布石感覚が多少向上していると思うので、久しぶりに打ってみようかな~
なお、私も高中国流、苦手です。
打ち込むタイミングが難しくて...放置すると4線で大きな地を作られちゃうし...
最近は、二間の方が良いらしいというのを目にしたので、ケースBの格好も試してます。
ですので、相手が中国流できても、ちっとも困らなくなりました。
それまでは、中国流の中にカカっていくのが窮屈で嫌だったんですよね。
私はケースBで「黒不満なし」と書いてあったりすると、「白も不満ないよ」と思っております。何せ、呉清源師が説いておられるわけですしね。
まあ、ようは好みということですね。
将棋にたとえると中国流は何でしょうねぇ。
矢倉ではないし、
四間飛車だと三連星かなぁ。
確かに中飛車が現在のポジションかもしれませんが、
「昔の」というより定跡が整備された
「最近の」中飛車という感じですね。
> asutoronさん
愛用されてますね、低い裏ガカリ。
去年の寶酒造杯で打ちかけになった局も、
そちらを採用されていましたね。
呉清源先生の別の本では、
いきなり内側からかかっていく手なんかも推奨されているので、
信頼できるかどうかは必ずしも私は何ともいえないところがありますが、
結局は布石って、本の有利不利に関わらず自分が
「これで打てる」
と思える形で打てることが大事なので、
何か信頼できる対策を持っているのは強みですよね。