猿十番碁第4局vol.6 「冗着！」

（つづき）

時間に追われて、私はずっと我慢していた黒127を決行してしまった。
ともかく時間が足りないならば、その後の必然着手をその先の考慮に当てればよさそうなものを、
以降しばらくノータイム。
もったいないことをするものである。

結果は…黒137まで一手足りず、取るというわけにはいかない。
黒Aに石があれば黒Bで取れるわけだが、湧いて出てくるはずもなく…。
黒127を打つまでは他のダメをちゃんと詰めてからと考えていたはずなのだが。

しかしまだ、攻勢なのは変わりない。
ところが黒147が敗着。

「冗着!!」
（ナレーション）
「宇宙刑事GO!盤が、コンバットスースーを冗着するタイムは、わずか0.05秒にすぎない！」
「では、冗着プロセスを、もう一度見てみよう！」

（ノータイムで黒145）
宇宙刑事GO!盤「冗着!!」
（あれ？黒147に切れたか？）
（黒147）
宇宙刑事GO!盤「敗着!!」



hexagobanさんも思わず「えっ？」
とチャット。
そのチャットがなければ、気づかずシチョウを逃げてもう数分早く終わっていたかもしれない（汗）。
黒145で147に打てば、白は潰れていたようだ。

（つづく）