父のリハビリ決意宣言
「リハビリが楽しい!」
と前向きな嬉しい言葉が聴けると
自宅からリハビリ病院まで往復5時間以上かかってしまう
労力も疲れも報われます。
サポートの甲斐もより一層感じられます!
そこで、初回評価時の医師の説明を
再度、書き留めたメモノートを見ながら復習しました。
医師が脳梗塞要因の心房細動の説明の中で私がメモした
「スコアリング点数、6点中4点
年齢・脳梗塞・心房細動・糖尿病
唯一、高血圧でないのが幸いしている
要点が4点と沢山当てはまるから、
予防の為にワーファリン投薬の必要性大」
この詳しい意味を知りたくてネット検索して調べ
「チャズツー」と呼ばれるスコアを見つけました。
心房細動の脳卒中リスクは、CHADS2スコアで評価する
心房細動は、心臓が一定のリズムを打たずに震えるような状態の不整脈です。心房細動は、心臓の中に血液の固まり(血栓)ができやすくなります。血栓がはがれると、脳の血管を詰まらせて、脳卒中を起こす危険があります。
心房細動の患者のなかでも、脳卒中または一過性脳虚血発作の既往があるか、うっ血性心不全、高血圧、75歳以上、糖尿病のいずれかの危険因子を2つ以上合併した方は、脳卒中がおこる(再発する)リスクが高いので、ワルファリンを使って血液をさらさらにし、血栓を作らないように予防する必要があります。この評価に使われるのがCHADS2スコアです。
CHADS2スコア
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危険因子
|
点
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C
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Congestive heart failure(うっ血性心不全)
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1
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H
|
Hypertension(高血圧)
|
1
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A
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Age(年齢75歳以上)
|
1
|
D
|
Diabetes Mellitus(糖尿病)
|
1
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S2
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Stroke/TIA(脳卒中/一過性脳虚血発作)
|
2
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CHADS2:CHF(心不全)、HT(高血圧)、Age>75(高齢)、DM(糖尿病)は、それぞれ1点、Stroke/TIA(脳卒中/一過性脳虚血発作)は2点に計算される。
合計点をCHADS2スコアという。
CHADS2による脳卒中リスクの評価
CHADS2スコア
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脳卒中リスク
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脳卒中発症
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0
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低
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1.0%/年
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1
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低~中
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1.5%/年
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2
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中
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2.5%/年
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3
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高
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5.0%/年
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≧4
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非常に高
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>7.0%/年
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CHADS2スコアが2点以上の心房細動の患者には、ワルファリンの使用が強くすすめられています。ワルファリンは、一般的にPT-INR 2.0-3.0の間になるように量を調整することが理想ですが、70歳以上の高齢者では、PT-INR 1.6-2.6にとどめることが推奨されています。
この調べより、4つの要因と思っていた私の勘違いが判明。
父の場合の4点とは、
年齢75歳以上…1点
糖尿病…1点
一過性脳虚血発作…2点
の合計4点で、脳卒中の確率が高く、要注意!
という事態がよくわかりました。
年齢と5月に発病した一過性脳虚血発作
の2項目は絶対に消せない3点
残りの糖尿病の因子だけが、
取り除くことが出来るのです。
初回評価時の「糖尿病」治療の説明では、
現在は、薬による治療は行わず食事療法だけ
1日1600カロリー以下の栄養指導を守れば、
血糖値を下げる投薬はしないで済む。
上昇している血糖値をインシュリンを使って下げると、
内臓脂肪が溜まるからいけないと言う理由でした。
本人は、お腹が空いてしょうがない!とこぼしているので、
お見舞いの差し入れを食べてしまわないように
厳しく自覚して欲しい!徹底した糖尿病予防に努力が必要!
と願いを込めて、この文章をまとめ、書き足しました。
医師の説明を聴いて質問した後は、わかったような気になります。
でも、後になると不明点が出てきて、
医学関連の難しさを目の当たりに感じています。