不登校 きっとこれから…

小6登校渋りから始まった不登校。中3は完全不登校だった息子は、現在、大学1年生になりました。

ひとつひとつ…

2017-02-22 21:47:31 | 不登校の末っ子くん
前回の記事から1週間。
昨日無事に出願してきました。


息子はひとつずつクリアしていく。
この1週間、ひとつずつ、ひとつずつクリアしていた。

まず、願書を書き終えた。
ひとつクリアして、「願書の次はコレ」ってわけにはいかず、ゲームだけで終わる日もある(まあよくあること)
朝9時に起きた日があれば、13時過ぎまで寝ていたり…。
水、金の英語教室で2時間以上勉強したり…。
日曜日の昼間はゲームや動画で過ごし、夜になってから不登校の特別な選抜のための自己申告書を書き始め、終わったのは夜中2時。翌日は出願だったんだけど、夕方まで寝てしまい、午後の出願に行けなかった。
翌日火曜日の午前になんとか起きて出願してきました^_^

という一週間でした。

やっぱり、あれもこれもは無理なんだよね。
ひとつのことをやるまでも時間が必要で、やり終えるまでも時間が必要なんだよ。


自己申告書には、高校を選んだ理由や抱負を10行くらい書く。
息子は時間をかけて考えてたんだよね。
部活への希望や遅れてる勉強のことなどを息子の言葉で書いた。

高校に行こう。
部活も入りたい。
勉強を頑張ろうとは思っている息子。
入試本番まであと約10日。息子はわかってる。
5教科勉強しなきゃならないこと…ちゃんとわかってる。
でも、ひとつずつしかできないんだよね。
今日は20時から英語教室へ行った。
昼間はゲームや動画。
1日ひとつ…。

だから、『今』の息子を見守り、サポートする。
動かそうとしても動かない。だから『見守り、待つ』




私はこの一週間、気持ちの整理をしながら過ごしていた。
イライラしたとき、イライラしてるなあ…と向き合う。
不安になったとき、不安になってる。何に不安?…と向き合う。
まだまだ、不安定な感じだけどね。
あと、なるべくマイナスなことは持ち帰らないようにしています。

できることから、ひとつずつ^_^
あれ?息子と同じだ!
ひとつずつ^_^








不登校って本当に難しい…

2017-02-13 18:07:13 | 不登校の末っ子くん
「息子に無欲になろう」
そう言い聞かせながら、今日、私は私の時間をリビングで過ごし、息子は息子で1日のほとんどをベッドで過ごした。13時過ぎにトイレ(うちは2階にトイレは無い)に下りてきたので、ご飯食べるか聞いてみた。
息子は「いらない」と答え、再び2階へ。
その後、私が買い物に出かけてる間に、カップ焼きそばを食べたようだ。


今日は放課後学習。と言っても、入試の書類を書く日だ。
17時半からと先生と決めたのは息子。
自室のベッドで、ずーっと布団に潜ってる息子。
(なんか行けそうもない)と思い、先生にメール。
17時過ぎに、リビングに下りてきた。
(あれ?行けるかな?)
「ナゲット食べたい^ ^」
学校に行くために下りてきたんじゃなくて、ナゲット食べにきただけだったのか?
ストーブの前に座り、スマホをいじりながらナゲットを食べる息子。
「そろそろ着替えないとだよ」の声かけに「うん…」と答える。でも動かない。スマホの手を止めようとしない。17時半を過ぎ、
私「行かないなら、先生に連絡しなきゃ」
息子「…」
しばらくして
私「遅れてもいいって言ってたよ」
息子「…」
もうスマホはいじってなかったけど、背中を丸めて、床を見つめ黙ったままだ。
息子に声かけしながら、私は、先生にメールをしてた。
「行けそうもありません」と…。

私は何かが不安なのかと思い
「ひとつひとつやっていけばいいんだよ。目の前にあることをひとつずつ。この間、文集を仕上げたでしょ?次に目の前にあることをやればいい。まだわからない先のことを考えるから不安になるんだって、どこかに書いてあったよ」
と息子の背中に向かって話してみた。
息子はずーっと黙ったまま。


私が「行けそうもない」と感じてるから、行けないのだろうか。
息子は本当に行けなかったのだろうか。
「行かなくていいよ、今日はやめよう」と私が決めていいのだろうか。
行こうと思ってリビングに下りてきたのだと思う。

息子のことなんだから、本人が考えればいい。そう思うけど、息子が先生に連絡するわけもなく…。何も言わない息子の気持ちがよくわからないまま、18時過ぎ、先生に電話をした。
先生は「明日にしましょう。学校で書くか家庭訪問して書くか、明日決めましょう」と言っていた。

なんか考えてしまった。
入試が怖いのか。
今日書かなきゃならない特別な選抜のための書類に『高校に入ったらどうしたいか…』などの意欲を示した文章を書かなきゃならない。それを書くのが大変だから立ち止まるのか。
県立の願書の下書きしたことが気になるのか。
特別な選抜で受験するのが嫌なのか。
入試まで時間が無くなってきてるのに、ずーっと数学の勉強をしてないのが不安なのか。
などなど。

「息子の課題」なんだけど、それをサポートしてあげるには、息子の気持ちに寄り添わなきゃならないのに、息子の本当の気持ちがわからなければ、寄り添うのも難しいよー。

私が先生と電話で話してる間、逃げるように2階に消えた息子。
布団に潜ってる息子に
「大丈夫!大丈夫だからね」と布団の上から抱きついてみたけど、「なんだよー!」と怒られた。


不登校って本当に難しい。


今できることを…。

2017-02-10 22:53:09 | 不登校の末っ子くん
今日は放課後学習⁈で学校に行ってきました。と言っても数学ではなく、火曜日の家庭訪問で書いた卒業文集の続きです。
制服に着替える間、何度もため息、車に乗る前も「はぁー」学校に着いて車から下りる時も「はぁー」とため息の息子でした。

私は家にいる時から学校に着くまで
息子は「やらなきゃ」そう思ってる。必死なんだ。「頑張らなきゃ」って思ってる。何か不安が息子の頭をよぎったら車から下りられないかもしれない。そうなったらそのときに考えればいい…
など考えてました。


卒業文集は生徒1人400字詰原稿用紙1枚。
「ここにこの言葉を使いたい」「ここを変えて、こうしたい」「ここが変だ。他に言葉がないかなあ」という息子に先生もとことん付き合ってくれて「おっ、いいねー、そうしよう」「その言葉、かっこいいねー、それいいねー」と褒めてくれた。時間をかけ、一文一文が長くなり、原稿用紙が埋まり、2枚目に入っても息子の考えをそのまま受け入れてくれました。
一通り書き終わって、原稿用紙1枚にしなければならないので、何行か削ることになりました。息子はちゃんと考え、削るところを決め、何度も読んでおかしなところを直し、なんとか1枚にできました(^。^)

余談)息子が卒業文集を書いてる間、私は先生に、英語の帰りに息子がMちゃんを送った話をしました。
先生は「さすが○○、えらいじゃん^_^」と言ってくれたので、
私は「自慢の息子です!」
先生は「おっ、出た!自慢の息子(^。^)」
卒業文集に集中できず、照れてた息子でした^ ^


最後に県立の願書の下書きをしました。
先生「全日制か定時制に○をするんだけど、どっち?」
息子「こっち」と全日制に○をしてました。
先生から、不登校でも不利にならないようなシステム「特別な選抜」の説明を受け、そこに「○」をつけた息子。
そこには「不登校の生徒」と書いてあります。
その姿を見て、私には「息子は成長してる」とも思えました。


家では勉強なんてしないけど、「今できること」に必死になってる息子。
それでいい。目の前にあることを一生懸命やればいい。
きっと未来に繋がってるから。
自分自身にも言えることだよね。

英語教室のあと

2017-02-09 21:01:00 | 不登校の末っ子くん
火曜日は『マリメッコ展』に行ってきた。
電車の中、渋谷、展覧会の会場では息子のことをほとんど考えないでいられた。
リフレッシュできた…と思う。

私自身を見つめ、気持ちを整理しながら、息子に向き合う。
息子に対して、今の息子を見て「今できてること」だけに焦点をあてる。

自然に出る行動や言葉が一番いいよね。
自然な流れでうまく褒めることができたり、感謝を示せたらいいなあ…。難しいんだよなあ。


昨日は20時から英語教室でした。
直前に宿題をやり、時間に間に合うように行けました。
帰ってきたのは、22時45分頃。遅いなあ…と思ったら、Mちゃんを途中まで送ってから帰ってきたようです。
ニコニコしながらその話をする息子をうまく褒められなかったなあ…。
「エライね」って言ったのに、そのあと続けて「男ならMちゃんちまで送らなきゃー」って言ってしまった…。
会話の最後は気持ちが上がるように終わらせなきゃなあ…とちょっと反省。息子はニコニコしてたからまあ、いっか^_^



おまけ
火曜日…家庭訪問では卒業文集を半分書き上げました。明日(金曜日)の放課後、学校で続きをやる予定です。

私の気持ち

2017-02-06 21:54:29 | 日記
今日は放課後学習…のはずだった。

行けなかった。


先生は「私立の結果が、私達が思ってるよりショックが大きいのかも…」と言っていた。

正直、息子は何も言わないのでわからない。

勝手にそうだと決めつけて、解決策を考えるのは危険だ。

心配や不安があるならなんとかしてあげたい。


でも…私が口にすると、どうしてもうまく言えない。

息子の曇った表情を見ると、言葉が出てこなくなる。

紙に書いてみた。

「何が不安?」「県立は5教科なのが不安?」「卒業文集が書けない?」など。

息子に見せたらさらに、布団に潜ってしまった…。

そのあと、勢いで、紙に「言葉ではうまく言えないから書くね」「ママはずっと味方だよ」「応援することしか出来ないけど」など、いくつも書いて息子たちの部屋の壁に貼ってきちゃった。

何かできないか、何か言わなきゃ、何か伝えなきゃ…って思ってたけど、親の言葉なんて『ウザイ』だけだよね。息子は自分で解決しようとしてるのかもしれないよね。そんなすぐには解決しないんだよね。時間をかけて自分の力で解決していくんだよね。

あー、こうして文にすると、気持ちが落ち着いてきて、少し冷静になれる。

明日は久々に担任の先生が家庭訪問すると言っていた。
まだ息子には伝えてない。
会えないかもしれないけど…と担任も、私も思ってます。