まさかの原子力発電所の大事故です。
一連の報道から、特に、①原子炉格納容器の周辺装置とメンテナンスのシステム構築と実際、②現場からのボトムアップとトップダウンのシステム構築と実際、③起こりうる危機管理と対応システムの機能の実際、④国民が危機感にあるときの情報公開システムの構築と実際、⑤政府の基幹エネルギー対応の指揮命令システム構築と実際、⑥政府の危機管理のシステム構築と実際、から人災と言わざるを得ない幾つもの要素が一連となっていたり重複していることを知りました。
TVでの放送でも担当者、アナウンサーが、シーベルトやCPMを区別しているのかどうかの発表もありました。???です。
単位以外に、装置や部品や現象をカタカナで言う、発表はダメです。自分の妻や家族に分かるように言葉を選部ことが大切です。
まだ、原子力発電は難しいと決めつけています。もう、昔話になっているはずです。それができていない現実の理解不足があります。現場も電力会社も、政府等関係機関もそう思いこんでいると思えてなりません。政治家もエネルギーの根幹である原子力について普段も勉強しているのだろうか???
中学・高校の理科の教員は原子核エネルギーや原子力利用に関する勉強をしている人は、極端に少ないし、少数の校長しか勉強している教員を評価していません。理科の教員にしてそうです。
これを機に、各電力会社は、現場を積極的に国民に見せるべきです。時間をかけた講習会を開くべきです。放射線のこと、しっかり勉強しましょう。中間管理職や会社幹部も、関係機関の職員も原料生産から利用までも勉強しましょう。
国民は、気がついたところから、年代から、原子力エネルギー利用についても勉強する機会を作ることが大切です。電力会社はもちろん政府や関係機関が連携を持って、科学や技術を広めることを希望します。こうすると、結局、トータルでのコスト減少になることでしょう。
火力発電、水力発電、原子力発電どれもダメと言う人もいます。風力発電・ソーラー発電をと主張する人もいます。
これらは、①地球規模の適正人口とは、②文明のレベルをどうするか、という人類の理知と技術のコントロールの英知が必要でしょう。
そろそろ、こういう議論の時代に入ってきている気がしています。
それにしても、せっかくの原子核反応のエネルギー活用を、昔ながらの蒸気タービン発電に固執する保守性を感じています。
直接発電の理論と技術開発に力を入れる方向性はあるように思うのですが。この理論と技術は、核融合発電への中次になると若いころから考えていました。
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