猫的下僕生活

オハヨーからオヤスミまで愛猫銀パールに仕える下僕日記。慢性腎不全同時期発症につき、絶賛頑張り中!

頑張るにゃん☆ココ

2008年03月23日 | ライソゾーム病

更新:2008年3月31日


2007年5月頃、ココはきょうだいのベレと一緒に保護され

里親さんが決まるまで、愛情いっぱいで

保護主さんのもとで過ごしました。

大切に育てていただいた保護主さんには感謝!

そして、現飼い主である私の妹宅に2人揃ってやって来た。

更に、5月末、きょうだいと思われるもぴが保護され

めでたくきょうだい3人揃って正式に迎えられました。

ココはロシアンブルーを思わすブルーの綺麗な

ふわふわの毛皮に包まれた黄色い瞳の女の子。

好奇心旺盛で、遊ぶのが大好き。

人見知りしないヤンチャな女の子でした。

ウイルス検査も問題なく、ワクチンも無事終了でひと安心 



 ご飯もいっぱい食べて・・・

 

 すやすや眠り・・・

 

 いっぱい遊んで・・・可愛い盛りのベレココ

 



 ココベレから少し遅れて保護されたもぴ





 2007年夏:一際大きく育ったベレ(左♂)

短毛に見えて実はロン毛のもぴ(右♀)と一緒に

大好きなまぐろ缶を食べるココ(中央♀) 

9月頃、ココが他の子に比べて

ジャンプに失敗したり、足を踏み外したりする事が多く

気になって病院へ。

レントゲンで右足の脱臼が判明し

ボルトを入れる手術を受けた。

その後、回復は認められたものの

相変わらず足腰が弱かったが、レントゲンでも異常なし。

体の小さな震えが始まったので

脳神経の疾患が疑われた為、MRI他精密検査を受け

恐らくライソゾーム蓄積病であろうと診断された。

2007年冬の事だった。

ライソゾーム病は、とても難しい遺伝子の病気で

ある種の酵素の欠損の為

分解や代謝されない物質が体内に残り

蓄積される事で発症します。

猫の場合は、生後半年頃発症する場合が多く

一歳の誕生日前後には旅立ってしまう事が多いそうだ。

数多い酵素の種類がある中で

出る症状は本当に様々で

この病気に関する情報は、未知の部分が多く

現在も研究が続けられてますが

治療薬がない不治の病です。

空気や経口感染はなく、遺伝性で

唯一の予防は遺伝子を持つ親から繁殖させない事

歩行困難、異常行動、視力喪失、四肢の硬直

自分で水やご飯が摂取出来なくなる、

よく眠るなど病気の進行は止める事ができない。

ココも上記にあげる症状が表れたものの

症状の進行がゆっくりめで

比較的良い状態をキープ出来、寝たきりになっても

自力排泄も出来、食欲も旺盛。

2008年2月、もぴが避妊手術を受け

卵巣は研究施設で検査され、異常なしとの事。

ベレの去勢は、ココのライソゾーム発症前だったので、検査なし。

不安定ながらも元気にしていたココだったが

2月末、急変。

一時はダメだろうと思われたが

奇跡の復活!リ・ボ~~~ン!!

 3月10日には、ベレもぴと一緒に

1歳の誕生日を無事迎える事が出来ました。

でも、食欲や元気は一時的に復活したものの

新たに貧血や床ずれの症状が出始め

3月いっぱい過ごせるかな・・・

という先生の辛い診断結果だった


 もうダメかも・・・と言われた翌日2月24日

ココの好きな猫缶を持ってお見舞いに行った。

2007年の冬に逢って以来の再会。

すっかり痩せて小さくなってしまったけど

猫缶の入ったお皿に顔をつっこむ勢いで

お皿を持つ私の手がぐらぐら揺れる程の

凄い食欲でした。

お魚缶詰大好きなココ


3月になると貧血や床ずれの症状が進み

切り身の魚缶を飲み込むのも困難になり

メインの食事をa/d缶に変更。

意外にも好んで食べてくれた。

血液検査の数値が良くなったり

治りにくいとされる床ずれも膿がでて

皮膚に穴があく程ひどいものだったのに

どんどん穴が小さくなって

驚異的な回復力で先生を驚かせた。

病気が治ってきたんぢゃないかと

期待してしまうほどだったが、

ライソゾームはココを容赦なく襲っていた。

おのれ、ライソゾームの野郎~

明日の事どころか

今日の事も

5分先の未来も読めない状況だった。

もうダメだろう・・・と

命の予告をされてから1ヶ月以上も

ココはこの強敵相手に

「生きるんだオーラ」を巻き散らかし

小さな奇跡を紡いできた。

3月末、少量だが吐血。

食欲も落ち

液体のポカリも飲み込めなくなることもあった。

そして2008年3月30日、21時03分。

約1年1ヶ月の短い猫生を閉じ

虹の橋を渡ってしまいました

とにかく「お疲れさま」と真っ先に声を掛けた。

ココがこんなに頑張ったのは

まだ家族と離れて旅立ちたくなかったからなんだろうな。

愛情いっぱいでココをサポートし

頑張るのも、旅立つのも、ココに任せて見守り、

ともに闘病してきた飼い主一家もお疲れ様でした。

今は元気なベレもぴだが

今後100%発症しない保証はないし

珍しいココの症状が、

いつか誰かの命を救う手助けになるなら・・

飼い主はそんな想いでココの解剖依頼を承諾した

ココとライソゾームの闘いは終わったけど

この病気との闘いはまだまだ続く。

早く終演するといいな。。。

ココ、本当に頑張ったね

とっても特別な運命を背負ってしまったから

ちょっと疲れただろうけど

今度は猫神様に元気な体を貰って

ゆっくりしていけるといいね。

ママ達に幸せを運んできてくれてありがとう。

私もココと逢えて良かったよ。

お疲れさまでした。

ゆっくりおやすみ・*:..。o○☆*゜¨゜゜


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