業務日誌

F1・読書・日常。大好きなモノとだらけた毎日の記録?です(* ^ー゜)ノお気楽にいらっしゃいませ♪

シュークリーム

2007-03-31 01:44:12 | Weblog

急にコレが食べたい!って思うとき。
が、久々にありまして。「シュークリームが食べたいな」と
それをこないだポロっと言ったら、今日母親が作ってましたしかし、出来は・・・。
つぶれたシュークリームでした生地がふくらまなかったようで
味に問題はなかったけど
あたし的には最近はコンビニのでもシュークリームはかなりおいしいと思います
カスタードと生クリーム両方入っていて、カスタードにはバニラビーンズ
これが、おいしいシュークリームの王道と思うのですが、いかがでしょう?
カスタードだけでは重いし、生クリームだけじゃウェってなるし

今日の読書
銀朱の花

聖なる印を持った主人公が不幸な境遇から抜け出して王の后になるお話。
かなり、ありがち~でした
かといって、フツーに幸せになれたって言うワケでもなかったけど
なかなかハマる本に出会うのは難しいものです

もしおススメの本ありましたら、教えてください
できればライトノベルかな『キーリ』のようなSFチックなのとか
『十二国記』や『彩雲国物語』みたいな中華モノ、その他おもしろければ
まぁ、なんでもちなみに最近読んでみたいのは『狼と香辛料』
でも、基本借りて読むのですが近所の図書館とかにないので出会いを待ってます

春支度。

2007-03-30 01:12:38 | Weblog

やっとホントにあったくなってきたかな?2月にうっかり春とカンちがいさせられたからなぁ
そーゆーワケで我が家のリビングからコタツ撤去!すっきり
衣替えもしなきゃね今週末あたり花見ベストな予感です。
菜の花は今すごいキレイ

今日の読書
伯爵と妖精 呪いのダイヤに愛をこめて コバルト文庫

最近このシリーズです読み出すとハマるな~
とにかく伯爵のエドガー(悪党ですが)がリディア(妖精博士)を口説きまくります
あとは、エドガーの過去のしがらみが追いかけてきます
それに妖精の話が絡んでくる・・・そんなオハナシです
お気に入りは従者のレイヴンと水棲馬の妖精ケルピーです
ヤツらは多分ボケキャラのハズ


~Neil~

2007-03-29 00:32:22 | Weblog

最近ちょっとめんどくさくてほったらかしにしていたら、もう
マニキュアハゲハゲの爪ボロボロで「オイオイ」ってカンジに
なっていたので、とりあえずタバコを吹かしながらファイルしました
女の子なのに。
これじゃイカンなぁと一応思ってます

とゆーワケで「ツメ」のお話。
ネイル結構好きです1年半ほど前に友人の結婚式のために
ネイルサロンに行ってから、自分でするのも楽しくなってヒマなときは
気合いれてやります

好きなのもあるけど、基本ツメが弱いのでネイルしている方が多少なりとも
強度が増して折れにくいのではって魂胆もありますが
まぁ~かなり伸ばしてるせいってのもあるんですけどね。
どーもネイルチップが苦手で、かといってスカルプとかもヘタクソだし、
一番手っ取り早いのは地爪ってコトで伸ばして、形整えて、気合入れて
塗るってなワケです

でもちょっと気を抜くと現在のようなボロボロ状態。ヒマなときはいいけど
やっぱめんどくさいものですからね
でもがんばります・・・。人差し指が悲しいほど短いけど(人差し指のツメは
すぐ折れる~

今日の読書
伯爵と妖精 恋人は幽霊

以前紹介した本の3巻だか4巻だか・・・そのくらいです。
なんか1巻よりどんどん面白くなってきましたわりかし読み応えもあるし。
「OZ」や「キーリ」とかみたいなSFチックではまったくないけど、わりと
きちんと陰謀っぽいことが書いてあるので、ちゃんと読もうと思えるというか
シリーズ続いているので、読み続けてみようかな。ってカンジです

読書感想文―其の四『カスタム・チャイルド』

2007-03-28 01:30:08 | 読書感想文

壁井 ユカコ / メディアワークス(2005/04)
Amazonランキング:99991位
Amazonおすすめ度:


読み終えたばっかですが、ぶ厚いので次に読み返すのがいつになるかも
不明だし、覚えているうちに書いちゃおう!!ってカンジです

えと、前回だらだら書きまくった『キーリ』と同じ作者さんの本です。
こないだ『鳥籠荘~』を読んでちょっとイマイチだったんだけど、
カスチャの方は結構好きだったので

先に書いた通り結構ぶ厚いです。今のところ続巻はありません。
彼女の作品はなんというか、「ゆるい」のですが今回もまたそんな
カンジで、毎回世界観キャラがとってもいい感じです

今回の舞台は一応現代の日本ですが・・・なんか違うな。えーと、
パラレルワールド的なカンジというのが正しいでしょう。
遺伝子操作が当然のように行われるようになった世界です。
そんな世界のスラムで起こる事件がメイン

遺伝子ビジネスで有名な総領家の娘マドカが病院を抜け出し、大学生の
三嶋と出会い一緒に暮らす。
スラムには遺伝子操作で生まれたヤモリやらカエルの属性を持った人間
たちが
ヤモリのてっちゃんは不器用な世話焼きの酒屋のバイト
お好み焼きやのバイトのススキは家族とうまくいかない遺伝子操作ミス(?)人間。
セイドウはやもり、メッキは生卵がすきなカエル人間。
でもみんな結構愛らしいキャラたちです。

さて、マドカは総領家の兄2人に探されていて、総領征威に捕まった三嶋
はマドカの正体を知る
総領家はなぜか女の子が育たない。遺伝子異常で短命だから。
総領家の娘マドカは生命の危機にあった。そのマドカのために造られたのが
三嶋と一緒にいた「マドカ」
彼女は本物のマドカを救うために造られたクローンの4体目。C4。
他はすでに死んでいて、残ったクローンはマドカだけ。そして本物のマドカの
ために臓器や血を提供させるために生かされていた

結局マドカは総領家の征威の兄、晴継と共に事故に遭い三嶋の腕の中で
死ぬ。そしてその臓器をつかって、本物のマドカは健康な体を手に入れる。
しかし、本物のマドカには「マドカ」の記憶があり、そのおぼろげな記憶
を頼りに三嶋と再会(?)してハッピーエンド

とまぁ、あらすじはこんなカンジです。
『キーリ』で懲りていたので、もしかしたら結構グロいバットエンドかも・・・。
とかちょっとびびってたんですが、ワリかしまともに?ハッピーエンドだったので
ちょっとびっくりしたくらいでした
大体内容は相変わらずちょっぴりグロって雰囲気漂わせてますし~。
あらすじとは離れたところでススキの生い立ちとかそういったことも書かれて
いるのですが、そーゆーのも話に直接関わらないながらもかなり好きでした。
基本、世界観とキャラだけでもかなり引っ張れるカンジです
あたし的にね。好きだから

『鳥籠荘~』も世界観好きですし。というか、どの作品も彼女独特の表現方法
で、統一した印象が少なからずついてきます。
青灰色の空、ザラザラしたノイズ、気だるい雰囲気・・・。

今回は男気あるてっちゃんとなんだかかわいいメッキがらぶです。
メッキ・・・金一封とかじゃなくてもっと活躍してくれ~。ていうか、メッキは
男の子。で間違いないのだろうか?一人称が「あたし」なんですけど?

SFチックでプチ恋愛模様で、ゆるくてグロくて。でも遺伝子操作っていうのが
話の主幹にあるのに最終的に「説教くさい話。」にならなかったのがよかったです
なんかそういうのって、「人間の尊厳」っぽい話に行きがちじゃない?
もうそんなレベル通り越して「それが当たり前の世界」で通ってます
まぁ、てっちゃんたちは差別されてますけどね?

とゆーワケでカスチャ結構満足しました

棚から・・・・。

2007-03-28 00:47:53 | Weblog
ボタモチ。

京都で美食を貪り、神戸で1日3回のカフェと中華を堪能し、
結構ゆるい人間なので、横断歩道で信号が点滅していても走らず、
ひたすら待つ

車は運転しないので、だからと言って自転車は使わず、歩くときは
ちょ~スローペース
移動は公共交通機関で、できるだけ座る。

なのに久々にアレに乗ったら痩せてた。1.5㌔くらい。
(※アレとはアレ。体重計なり。)

これこそ棚からボタモチ。
あるおつりが10円多かった日。ってカンジ?

針しごと。

2007-03-27 17:32:10 | Weblog
のち
ちょっとぐずぐずした天気でした。

さて、私は針しごとが苦手。というかおよそ「芸術」とは
程遠い人間なので、絵とかも下手だしそういう感覚で裁縫
も苦手です
えぇ、ズバリ言うなら「不器用」っす

でも~、なんか洋服リメイクしたりとかそういうのすっぱり
さっぱりできる人とかちょっと憧れます
最近ちょっと作りたいものが・・・。
多分チョー簡単なはずなんだけど。ティーコジーが作りたい
売ってるのはあんまり気に入るのがなくて、「あ~作ればいいのか~」
となんとなく。デザインも自由にできるしね

とはいえ、生地すら買ってないけど。
春だからなんか植物も植えたいんだけどって、あたしは
隠居したばーさまかいってなことばっかり言ってますね

いや~たまにはカラオケとかも行きたいのよ?飲み会も最近してないし。
でもなんかインドアモード炸裂中なので、抜けきれてないだけなのです

さて、先日の本。

ん~思ったよりかはハマりませんでした
短編形式で、2つほどいいな。って思ったんだけど、メインの主人公の
お話がそんなに好きじゃなかったので、残念でした~。
期待が大きすぎたかも
でも絵がチョ~チョ~かわいいです相当好み
着ぐるみネコ&ゴスロリ少女&ジョナサンあたりかわいい~

街歩き福岡編。―デパート①三越

2007-03-27 01:27:48 | Weblog
久々に街歩き。です。
とりあえずデパートについて語ってみます。まずは三越から

三越は天神の中心ど真ん中ですね。西鉄の福岡駅と合体してます。
南北になが~い三越。見て回るのには結構不便じゃないかな~?と
普段から感じています。

エスカレーターもどーなってんのよっって感じ。
はっきり言って使いづらさ満点エレベーターもあるけど、
中央は高速バスの乗り場と連結しているので、乗り場の3Fまで行く人
とかも混じるので結構混んだりもするし~

三越でおススメはなんだろ?
KIHACHIカフェとかアフタヌーンティーとかはお茶によく利用
します
あと~三越カードを学生の頃から持ってます。お会計のときに出すと
5%OFFなので、洋服とか同じブランドなら三越で買います
節約は小さなトコからコツコツと
三越は地下街が広がるまでは地下街のどんづまりに位置してましたが、
地下街が延長してからは、新しい部分とも連結してますね。

デパ地下は~ケーニヒスクローネやジョアン、こじま亭、ポールとか
利用しますね。パンは基本的に好きです

お、思ったより書くことないな・・・三越。
一番好きなのはKIHACHIです。何食べてもうまい

どんべえって。

2007-03-26 20:24:42 | Weblog

ウグイスも鳴きはじめました。今日は暖かい一日でした

まったく話は変わって、今日のお昼ごはんは「どん兵衛」
もちろん「きつね」
アレってかなりおいしいと思う。ダシが沁みる~。好きです。
あの麺も結構好き。5分待つべきなところをちょっと早めに食べます。
ちょっと固めの麺がこれまたおいしい。
どうでもいいね・・・。

今日の読書
鳥籠荘の今日も眠たい住人たち〈1〉

『キーリ』にハマりましたが、その著者の作品です。
まだ最初の方しか読んでないけど、不思議な雰囲気のオハナシ
ジョナサンなんかかわいらしかったのに・・・。あっさりいなく
なっちゃったな~。
これから続き読みますが、結構期待してます

開幕、開幕。

2007-03-26 01:12:49 | Weblog

開幕です。
何がってプロ野球が。

ま、それだけじゃなくこれからの季節ウィンタースポーツの終わりと
共に開幕するスポーツも色々とあるのでしょうね

野球そんなに好きってワケでもありませんが、九州人としてはやっぱ
ソフトバンクホークスファンですね。過去5~6回くらいはドームで
見たことがあります。

開幕戦は敗れたものの、第2戦はどうやら勝利の模様。
やっぱりそれなりに強いチームなので毎年優勝を期待してしまいます。
そして今年も。今年こそは

先日F1も開幕しましたし、春なのだな~。とこんなところからも感じ
たりします。

本日の読書
マリア様がみてる―未来の白地図

完璧ティーンズ向け。最近こんなのばっか
このシリーズはなんとなーく読み続けてます。なにせ読みやすい。
1冊1時間もかからないかも・・・。
そしてマンネリ。なのに読む。恐ろしいくらい時間が進みません・・・。
進むとみんな卒業しちゃうからかな

さて。

2007-03-25 01:13:03 | Weblog

なんだか、最近『キーリ』にはまりまくって、読書感想文
書いてたし、その前は旅行編だったのでちっとも「街歩き」
してません・・・偏るな~

とはいえ結構うろうろしてます。こないだも久々に親富孝通り
通ったんだけど、なんであそこはいつも散らかっているのか?

さらに、大名のビームスが工事してたんだけど、あれ取り壊しか?
それとも改装か?
ビームスは行かないけど、上のルーセントカフェは結構行くんです
けど~。なくなったらヤだな

とか思いながら歩いております

少し暖かくなってきたから、買い物ついでにお散歩もいい時期です

今日の読書
風の王国花陰の鳥

中華モノが読みたくて読み出したんだけど、吐蕃(チベット)のお話
なのです。主人公は中国人ですが。嫁入りするお話ってことね
今回は主人公翠蘭の夫である、リジムの父&母のお話です。
ティーンズ向けにしてはじっくりしっかり読めるところは気に入ってます。
風の吹きつける荒野の国のお話なので、女の人も結構逞しいです

趣味の世界。

2007-03-24 02:30:04 | Weblog

今日はちょっと趣味の世界のお話をば。

読書は好きです。ここでも本の話題はよくしてますし。
マンガ・ライトノベル・エッセイ・ノンフィクション(歴史・民族)
とかを読みます

旅行も好きです最近では、京都・神戸ですが
基本は海外が多いですね。今年の正月は台湾。去年の夏休みはバリ。
卒業旅行はイタリア・ドイツ・チェコです。
それ以外もヨーロッパ・アジアは結構行ってます
ちなみに好きなのはイギリス紳士の国、紅茶の国、
天気の悪い国、町並みがツボな国。かな。
イギリス一周は良き思い出です

さらに紅茶。イギリス好きですからもちろんのこと、神戸でもカフェで
爆発しましたが以前オーストリアのお土産でザッハの
オリジナルブレンドの紅茶を買ったのですが、その味が忘れられません。
日本で入手できないものかっ・・・
基本はダージリンが好きです。カップ類はウエッジウッド&レピシエです

美術館&水族館。どちらも旅先で結構行きます。イギリスなら美術館
関係は結構無料だし。でも、好きなのはアールヌーボーというか、
ピンポイントで「アルフォンス・ミュシャ」です
あんなにキレイに描かれた女の人は見たことないってな感じ
ですね。チェコに行ったときに、それを見そびれたのは痛恨のミス!です。
水族館は雰囲気が好きですね。

マルボロライト。最初からこれです。
一時的に赤マルになりましたが、健康の為に?戻しました。
愛しているけど、やめれるものならやめたいです

お酒は最近弱くなってきたけど、好きです
ビールの後にワインか焼酎が基本ラインワインは赤が
多いかな。焼酎は芋は絶対だめで、大体黒糖かシソにします。
飲みやすいからね日本酒は大学時代よく飲みましたが、
今はもう無理です。年かな・・・・。

F1。もうかれこれ7~8年見てます。今年もオーストラリアで開幕
しました。セレブリティの世界モナコなんて超憧れます
フェラーリのシューマッハが引退してしまいましたので、今年は
フェラーリライコネンを応援します早いのにマクラーレンで
マシントラブルで苦戦していた彼。今年は飛躍かな?
アロンソはチームメイト脅威ですね面白くなりそうです。

最後にくまさん。画像で穏やかな笑みを浮かべるくまさんはコンランショップ
で購入した、MAMAS&PAPASのものです。
とてもかわいくて、愛しております。

今日の読書
伯爵と妖精―あいつは優雅な大悪党

なんとなく借りてみたんですが、思いっきりティーンズ向けでした。
まぁ、面白くないわけじゃないけど・・・。
舞台が好きなイギリスだったので、まぁ良しとします

読書感想文―其の三『キーリ』④

2007-03-24 01:59:27 | 読書感想文
キーリ〈8〉死者たちは荒野に永眠る〈上〉

ネタバレ注意!!
はい、第四部です。
ま、結局ユドが暴走して多くの不死人や「できそこない」たちを吸収
するのです。ユドはずっと赦しを求めていて、最終的にはエイフラムに
赦されるワケですが。
最後にキーリと手をつないで歩くところなんかは、ちょっと切なくなり
ました。キーリはそう思ってないだろうけど、なんとなくユドはキーリの
「父親」な感じがしたから余計に

さて、ユドの死によって首都は退廃現象に襲われ、キーリとハーヴェイは
谷底に。ついに、初キス
いや~長かった。そして、兵長蚊帳の外か?
でも、最後にキーリは兵長を静かに送ってあげられたから、やっぱり
オトナになったってことなんだろうな。
最後に「らしい」兵長で、それでもどうにかキーリに会わせようとした
ハーヴェイも切なかった

最後はどんどんハーヴェイは目が見えなくなって、さらに脳も侵されて
しまいます。
ここらへん切なすぎ
今までボロボロでもいつも強くて優しかったハーヴェイがこんな姿になる
のはかなりショックでした・・・。
でも9巻でキーリが言ってるようにもうがんばるの痛々しい感じでも
あったけれど。

最後は切なさが連発。
「もう少しキーリといたいから」

「自分に決着をつけるときが来る」

もう泣き・・・泣きですともさ

んでしかも、
「キーリに会えてよかった。」
の件。それがハーヴェイが話した最後だなんて、もう!!
っていうか、あそこで「死んだ!?」って思ったけど

ラストは一緒にイースタベリに帰りました。
ありえないはずの未来があったことに二人はきっと幸せだったんだろうな
って思うけど、読んでる方としては「どーして!」と言いたくなる。
贅沢を言えばキリがないけど・・・。
ハーヴェイはついに喋らず、ほとんど寝てるかボーっとしてる。
そんな彼の手をキーリが引いてあげるったってアンタ、二人とも一応
まだ若いんだからさ・・・。

そしてラスト。
最後のハーヴェイの言葉。リピートですが、それがまた最後に来ることで
かなり泣けます

大体、「キーリに会えてよかった。」だけならともかく、
「それまで俺を生かしておいてくれた」
なんて、不死人のハーヴェイが言うんだから、切なくもなりますよ。
そのせいで追いかけられたりもしたのに、そんなことは小さいことで、
この時代に生きて、キーリに出会わせてくれた惑星をハーヴェイは
愛していたんだーって。

3巻ではサウスハイロの街ですら好きとか思わなかったハーヴェイ。
「キーリがそう言うなら」くらいだったのに、いつの間にか変わって
いたんだなー。もう涙、涙。

「俺は今、感謝しています」
最後読んでまた涙。

実はフライングして、最後ちょろっと先に読んだけど、意味わからず。
でも、キチンと読んで号泣した

このあとのハーヴェイはどうなったんだろう?といろいろ思案しました。
①死んだ?
②正気に戻ってキーリと同じくらい生きた?
③戻らないまま生きた?

②がベストだけど、どうかな?希望は②
ユリウスが言ったみたいに2人が惑星に守られてるなら②だってありうる。

でも、なんとなくベアトリクス・ヨアヒム・ユドが死んだことを考えると
やっぱり、ハーヴェイの思ってた通り、近いうちに決着のときが来て、
キーリと一緒にいれるのも「もう少しだけ」なんじゃないかな~。

ハーヴェイもキーリも欲張りじゃないから、そういう風にしか「奇跡
の力を持った誰か」にお願いしなかったもんね。

あ~なんか。なんかっ。理不尽だ。
キーリに。というよりはもっとハーヴェイに幸せになって欲しかったよ。
がんばったハーヴェイに。

兵長は納得かな~。「お疲れ様、兵長」
コドモがオトナになったら、保護者の仕事は終わったんだと思えたな。

ベアトリクスはかわいそうかも。天使様で、もっと幸せになれる人で。
このまま幸せになっても良かったのに~。

ユドもかわいそうだったけどね~。キーパーソンにしては地味だった・・・。

ヨアヒムは、まぁそういう生き方しかしなかったと言えばそうなのかも
しれないけど、女心をくすぐってくれるキャラでしたね。

ユリウスは、カッコ良かったな。優しい男の子だよね。ま、恋のお相手が
ハーヴェイしか見えてませんから。がんばれ!ユーリ!!応援したくなる。

ジグリはユドやハーヴェイと似てるのかも。赦しを必要としている人間。

キーリはがんばったし、大人になった。それでも、みんなに置いていかれる
キーリがすごく可哀想です。でも、きっとキーリはハーヴェイを見送らなきゃ
いけないと思う。ハーヴェイは今まで多くの人を見送ってきたから。
キーリを見送るのは辛いでしょう。
女の子って強いな~。

最後にハーヴェイは。
9巻でハーヴェイの苦しみがすごいわかった気がした。大地を埋めようと
するトコなんて痛々しい。
その上で強くて優しかったハーヴェイは本当にカッコよかった。
そして、惑星を愛してるハーヴェイに胸が締め付けられました。心が広い
っていうのか、本当に自分への敵意に無頓着で、そんなところが魅力的
でした。兵長もそうだけど、ハーヴェイも「お疲れ様」でした。

でも「OZ」でラストに「OZ」が完全消滅したように、「キーリ」でも
最後に不死人はみんな(上の世界にはいるけど)死んじゃうってことかな
って思った。(ハーヴェイは死んでないけどね)
そう考えるとやっぱ似てるな・・・。

あ~せつない。せつない。せつない
そんな「キーリ」が大好きです。

終わり




読書感想文―其の三『キーリ』③

2007-03-23 00:21:09 | 読書感想文
壁井 ユカコ / メディアワークス(2005/08)
Amazonランキング:29961位Amazonおすすめ度:



はい。7巻ですが、やっぱり絵変わってるよな~
それはさておき。

ネタバレ!!
はい。ネタバレ覚悟の第三部です。
3巻まではキーリはハーヴェイと兵長と旅をしますが、その後ハーヴェイは
一人首都へと旅立ちます。
キーリは兵長とベアトリクスと暮らすことに。
思えばここらへんから、ラストへの伏線はすこしづつ現れます。

ハーヴェイの核に異常が起き、傷の治りが遅くなったり、首都でユドの消息
探しをしたり、そして「できそこないの不死人」がでてきたり。

置いていかれたキーリはハーヴェイと再開して、また旅が始まりますが
今度はベアトリクスとはぐれるし。

さて、核心に。
キーリは自分が教会の長老ジグリ・ロウの子であることを知る。
ハーヴェイやベアトリクスを苦しませる教会の長老の子であることを
受け入れられないキーリはそんなのはウソで、自分たちを首都におびきよせよう
とする罠だと思う。

とりあえず、教会兵の見張りの下、首都へ向かうことになったキーリ一行の
前に現れるのは、敵キャラヨアヒム。
自分に敵意を向けてくる人たちにも無頓着なハーヴェイに比べ、向けられた
敵意の仕返しはしっかりやるヨアヒムが、ジグリ・ロウの娘のキーリに近づいて
きたわけですね。
ヨアヒムは教会の長老たちを殺す気満々。もちろんハーヴェイにも敵意むき出し。

しかしお人好しハーヴェイは列車の中で襲ってきた、できそこないから列車の
操縦士を守るため、キーリ&ヨアヒムとはぐれます。
そこで、兵長はグシャっとやられちまって、以後まともには話せなくなっちゃう
のです

絶対に迎えにくるというハーヴェイの言葉を信じて、キーリはヨアヒムと
一足先に首都へ。
さらに、ハーヴェイがキーリに言った「全てが終わったらイースタベリのタダイの家で暮らそう」というのがまさにツボ
あ~みんなで「帰る」のはあそこなんだって、でもそれがあまりにも不確実で
余計に切なくなるのよ・・・。

とりあえず首都についたキーリは父親には何日か会えなかったけど、結局
会っても彼を許すことができず、再会は決裂。
その後ユリウスに会ったキーリは教会関係者であるユリウスに親切にしてもらう
ことが受け入れられず、どんどん自分を追い詰めます。

そんなとき、ヨアヒムが悪魔の囁きを
「敵がいなければ生きていけない人間がいる。」
「俺とお前は同族だ」
そう言ったヨアヒムは、「敵」であるところのキーリの父、ジグリ・ロウを
殺そうとします。

しかし、ヨアヒムはジグリを殺せず、結局ジグリもキーリもお互いを
突き放せない、大切なものを「持って」いる人間なのだとヨアヒムは言う。
お前なんか仲間じゃなかった―――と。

さて、キーリは首都に来た一番の目的であるベアトリクスと首都に来て
数日、やっと会うことができます。
ジグリの自宅に軟禁されていたベアトリクス。
しかし、彼女は自分がキーリのことを喋ってしまったせいで、キーリが
エイフラム(=ハーヴェイ)と会えなくなったのだと思っていて、キーリ
が目の前に現れてもいつもの自信たっぷりでキレイなベアトリクスじゃ
なかった。

けれどキーリの必死の呼びかけと、キーリが怒っていないことを知った
ベアトリクスはキーリと色んな話をします
そして、キーリの17歳の誕生日のプレゼントに自分の髪とハーヴェイの
髪の色と同じ色の石をつけたお守りをくれます。
そして、キーリが決めたベアトリクスの誕生日「夏の真ん中の日」に絶対
絶対お祝いをしようと約束をします

けれど結局それは果たされません。
ベアトリクスはユドに吸収されてしまいます。さらにヨアヒムも塔から
落ちそうになったところをハーヴェイに手を掴まれて助けられながらも
自分で腕を切り落とした上、ナイフで心臓を取り出して、地面に叩きつけ
られて死んでしまいます

ここらへんはオイオイですマジグロテスクですから。
でもヨアヒムの最後は本当に彼らしくて、やっぱり切なくなるのです。
そしてやっぱり、ヨアヒムはエイフラムが羨ましかったんだなって。
そう思うと8巻の終わり、確実にヨアヒム派になってしまうような感じ
でした

あ~終わりませんねぇ。詳しく書きすぎか?
でも愛があたしを走らせるので第4部に続いたりするのでした。


近頃の・・・。

2007-03-22 21:39:45 | Weblog

「近頃の若いモンは」な~んてイマドキ言う大人がいるのかは不明ですが、
今日はあたくし、「近頃のじーさん、ばーさんは。」とちょっと言いたく
なりました

電車に乗ったのはお昼どき。
13時ごろのことです。たまたま向かいの座席に座っていたのは70代
半ばくらいのおじいさん&おばあさん(夫婦らしい)

おじいさんは首元にスカーフなんぞしておられて、わりかしオシャレな
感じでした(年の割りにはよ?)
おばあさんも指輪やネックレスをされていて、でもおとなしめのモノだった
ので、嫌味じゃない感じ
おとなしく座っていてくれれば、「感じのいいおじいさん、おばあさん」
でした。

でも、あたしが電車に乗り込んだとき二人は食事の真っ最中
ちなみに、旅行者が集うような電車じゃないっすよ
フツーに市民の足ってゆーか、通勤・通学の味方。的な電車でっせ。
しかも座席はボックスシートじゃない、横に並んだシート。

別に電車でモノを食うな!!とか言うつもりはないし(←あたしも食べる
しね?)、それがマナー違反かどうかは微妙な感じもするし。
いいのよ。子供がお菓子食べようが、老人が食事をしようが。

でもね。あたしが言いたいのはそれがあまりに「みっともない」ことなの。
マナー云々の前に「見苦しい」
だって、じーさんはパンのようなケーキのようなスポンジ状のものを
口元からぽろぽろこぼして、服はクズだらけだし、ばーさんもおにぎりの
中身がぼろっと落ちてるし。
年をとればなんというか、口元がゆるんだり注意力が散漫になったり
するのも仕方ない

でも根本はそこではなくて、やっぱりいい歳したお年寄りがそんな風に
私鉄のシートでご飯食べるのはなんだかこちらが目を逸らしたくなります。
そして、食べるならある程度こぼしたりとかしないでスマートに食べて
欲しいものだ。と。

あたしもいくつか「オトナになったらしないでおこう」と思ってることが
あります。(もうオトナだけどね
たとえば、大口あけてあくびしなーいとか、たとえズボンでも足を開いて
すわらなーい(人に見えるときはね?)とか。

結構あたしは子供のころからそういうのを意識していて、実際確信犯的に
コドモのころは「コドモだからいいや」と思ってやりたい放題で、「オトナ
になったらやめよう」と思っていました。
高校生の頃、結構平気で座り込んでいたところでも今は「オトナなんだから」
ってやらなかったり。(まぁ、そういうこと以前に恥ずかしいんだけど)

社会性とか道徳感というのは人それぞれ違っていて、いちいち目くじら
立てるなんてのもどうかとも思う。
実際自分も「コドモだから」を勝手な理由にやってたこともあるから
でもなんだか、下ではなく大分上の年齢の人がそういうことを考えない
というのは、怒り・憤りの域じゃなくてもう「見苦しい」域に入って
「見てるこっちがかなりの不快感」を感じるのですが、それは身勝手
ってなもんですかね?

ま~、驚くくらいこれまでとは全然違うこと書いてて、自分でも「おいおい」
ですけど
別になんとなく思ったから書いてみました。
ま、でも結局自分が問題なので「他人のフリみて我がフリ直せ」ってヤツで
彼らは反面教師で良かったのかもしれないけどね。

ちょっとまじめに語ってみました

最後に、あたしが今までみた最大の反面教師はスーツをきた20代の女の
人が、スカートなのに足をばっくり開いて上を向いてクチを大きく開けた
まま、横の人に寄りかかって眠っていた姿です
いや~あれはありえなかった

読書感想文―其の三『キーリ』②

2007-03-21 16:52:01 | 読書感想文

壁井 ユカコ / メディアワークス(2003/08)
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ちょっとは内容に触れなければ!!
えーと、「キーリ」はある惑星でのお話です。
その惑星は80年前の戦争で資源を採り尽くして、砂埃の舞う荒野が広がる
世界。三輪トラックからはもくもくと煙が吐き出されている世界。

キーリは援助金で寄宿学校に通う14歳。他の人には見えない霊体が見えます。
そんなキーリの友達は2年前に鉄道事故で死んだベッカ。
金髪でソプラノトーンの声のかわいい女の子。
身寄りのないキーリは祖母に育てられたけど、その祖母ももう死んでいます。

そんなキーリが出会うのがハーヴェイ(=エイフラム)&兵長
ハーヴェイは80年前の戦争の時に造られた不死人。
不死人というのは、死体に心臓の代わりに永久稼動の「核」を埋め込まれた
まさに「動く死体」。怪我をしても、核の力ですぐに治る
兵長は80年前の戦争で死んだ兵士なんだけど、ラジオにのり移って憑依霊に
なっているので、見た目は一応ラジオ。
そのラジオは流れ流され、ハーヴェイの手元に。
ハーヴェイは昔の戦争で兵長を殺しています。そんな兵長の霊と出会って、
ハーヴェイは兵長のために兵長の体が眠っているイースタベリの廃坑に彼を
送っていく途中。

植民祭で休みのキーリは自分と同じように霊体が見えたり、実際に憑依霊の
兵長に興味を持って、イースタベリの廃坑について行くことに。
これがキーリの旅の始まり

さて、ここからなが~いなが~い旅となります。そしてハーヴェイは不死人
なのに、どんどんどんどんボロボロになっていきます。
もう目を覆いたいくらいに。

で、前にもちょっと書いたけどなんか愛する「OZ」と「キーリ」はなんだか
似ています。
どちらも戦後の疲弊した世界。
荒涼とした雰囲気。
ちょっと疲れた本当は強くて、不器用だけど優しい、臆病な男と
ケナゲな女(しかもちょいコドモ)
こんな組み合わせ。そして、「世界のために」なんて大義名分ではなく
自分を追い詰めて世界を救って、自分はボロボロ。
後はラストが違うかな~。「OZ」はなんだかんだ言ってもハッピーエンド。
1019は可哀想だけど。
「キーリ」は本人たちは満足?してるけど、読み手としては微妙です。

でも、きっと「キーリ」がすきな人は「OZ」も好きじゃないかな~?
もちろんその逆も。
そしてそれはあたしのツボ

さて、それから「キーリ」はキャラもいいんです。味がある。
味のナンバーワンはもちろん兵長。ラジオなのに喋る。説教くさい。
コドモにやさしい。愛がある。ってなカンジ

次にヨアヒム。かなりの敵キャラだけど、キーリをひっかけようと
チョコレートバーを仕掛けるあたり、かわいすぎます。
あ~思えばヨアヒムは「OZ」で言うところのリオンやパメラかも。
(おっと脱線)
でも、本当はコドモっぽくておもちゃを欲しがってるような子なんだ
ってそう思います

ベアトリクス。女不死人で、ハーヴェイの姉貴分のような人ですね。
キーリも頼りにしてるし。でも、目を離すと買い物しまくって、そのくせ
買った服を気に入らないから施設に兵長と一緒に送っちゃったりする
憎めない女性

そんなキャラもかなり愛しいカンジのが揃ってます

文章の構成については文句なし。
ちゃんと伏線があって、ワケわかんない暴走はないですね。
さらに、うまいことまとまってます。
9巻については正直このエピソードはいらないんじゃないの?って
のがあったのは事実だけど、ホントそれだけ。
長丁場の9巻をうまくストーリーとしてまとめていると感じられます。

最初の方なんかは結構短編というか、旅①・②・③って独立した感じも
あったんだけど、それが最終的には最後まで関わってくるから飛ばし読み
なんか絶対NG
情景描写もかなりうまいですね。
うますぎてちょっとグロテスクです。なにせハーヴェイ腕はなくなるし、
目玉はえぐるし・・・。まぁ、その他いろいろ起きますから。
ヨアヒムもかなり、最後の方はえらいことになりますし。

ただ、これについては、しっかり読む方が本当にいいと思う。
ワケわかんなくて読むのは意味なしだし、すらすら読めるタイプでも
実はありませんから。
じっくり読むタイプのお話です。

うえ~長い。まだ、内容最初しか触れてない。
ネタバレの第三部へ続きます。(最初の予言は二部構成だったのに