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劇的な人生

2008-09-04 14:34:02 | 国際・政治
Life人生の半分近くを歩んできたけど、
これまでの僕の人生は平々凡々としたものだったと思う。
それはそれで -もちろん凡人だから、山ほど後悔はあるけど- それなりに満足している。


でも世の中には、本人が望まなくても、
自然とドラマティックな人生になってしまうひとがいる。


きのう、JC の先輩で自民党代議士の IT さんと盃を交わした。
例の辞任騒動で、とにかくテンヤワンヤしてるらしい。


IT 先輩は、若かりし(1年生議員だった)ころ、政治改革に奔走し、
ついには自民党を飛びだし、落選し、7年余りの浪人生活を経験した。


その落選も、当確が一旦でて、
勝利のバンザイをするために選挙事務所に向かっている最中に取り消される
という劇的?なものだった。
落選の翌朝、IT 先輩は再起を期し、ハンドマイク片手にひとり辻立ちをしていた。
これも劇的な光景だった。


僕が IT 先輩に出会ったのはこの浪人中。
新党の選挙区調整のために故郷の別府を引き払い、家族ぐるみで中津に転居し、
当時 僕が所属していた中津 JC に入会した。
そしてその自宅(借家)は、僕んちのほんの目と鼻の先だった。
結局、中津では再起が叶わず、2度落選した。


今からちょうど10年前、
自民党に復党した IT 先輩はかつての選挙区の別府に戻ることになった。
そのとき仲間で送別会を催し、捲土重来を願い、日の丸に寄せ書きをした。
IT 先輩は、中津を離れるにあたってお世話になった中津の人びとを思い、
その日の丸を手に持ち、別府までの60キロを十数時間かけて歩いて帰ったそうだ。


それから2年後、時運を得て別府より当選、返り咲きを果たした。
現在、小選挙区の区割り再編で、僕の住む中津も IT 先輩の選挙区となっている。
不思議(劇的)な縁を感じる。


劇的な人生は、人目にはカッコイイけど、本人や家族にとっては苛烈以外の何ものでもない。
まもなく衆議院の解散があると思う。
IT 先輩に、また劇的な何かが起こるのだろうか?
後輩としては、ふつうに当選することを願うばかりだ。


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