明日も 五風十雨に…  katura日記

  ぬれてついてほんにしづかな雨

地域でくらす障がい者KATURAが暮らしの中で思ったこと、感じたことを記します♪

冬構え

2010-11-30 16:20:13 | ディサービス
落葉の枝は 寒そうです


11/30

          一枚の貰ひ布団や冬構へ

                            ──吉武月二郎──


 「寒いねぇ」とエンジンの音と一緒に聞こえた職員さんの声は、太陽も姿をみせない冬の空に軽く響きました。
 往き道よりかなり気温が下がったデイの帰り道は明日から師走を思わせていました。

 きのう電気毛布を出したり、一枚毛布を増したりまた、外気を遮断できるようダンボールを窓に立て付けたりしました。

 そして、きょうはデイではクリスマスカードを作っていました。  

【それちゃkatura】
 通院や外出で日記の更新を怠っていますが、元気です。
 誰が走っても追いつけない時の早さに先手、先手で行きたいものですが…。


五風十雨 KATURA

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野の花・2

2010-11-25 18:04:57 | 生活
       
    
大地のちいさなちからをパチリ


11/25

       山ふところの ことしもここに竜胆の花

                            ──山 頭 火──
 
 知人さんから「昨日は友人さんと孫のKちゃんとりんどうを見にいきました。今年の花とカメラマンの写メ送ります」と毎年、秋吉台からの小さな花便りが届きました。

 今年は、構えも形になっている小さなカメラマンの姿に顔がほころびました。

 毎年、ひっそり力強く咲いてくれているりんどうの花たちに力をもらいます。


五風十雨 KATURA

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センチメンタル

2010-11-24 17:00:28 | 外出
人影?と思ったら お地蔵さんでした



11/24


        銀杏散る童男童女ひざまづき     ──川端 茅舎──

        待人の足音遠き落葉哉        ──与謝野蕪村──


 花に咲くときがあるなら木の葉にも萌えるとき、燃え立つときがありそして、きょうは散り落ちどきに遭いました。
 車イスから降りて
   歩いてみたい
   寝転んでみたい
   落ち葉をいっぱい
   わーっと大きく頭の上から降らせてみたい
と“まぁ、いい大人が…”と笑われてもやってみたかった買い物帰りでした。

【それちゃkatura】
 以前、住んでいたアパートの近くの馴染みの背の高い二本のイチョウの樹がある万福寺の庭で写メしました。
 このお寺には16世紀、晩年の大内義隆氏が自ら造った黒漆が全身に塗られた「黒いお地蔵様」という木造の地蔵さんがあるそうです。
 
 今年も大きな台風に見舞われず、黄色のじゅうたんはとても見事でした。触ってみると葉っぱは意外とふんわり柔らかでkaturaの遊び心と感傷的になった心を包んでくれました。
 
 体調不調でちょっと日記も休みがちになっていますが、お許しくださまし。

五風十雨 KATURA

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紅 葉

2010-11-17 17:48:08 | 外出

いつもの風景もほんのり紅葉


11/17

        雑色や落葉一つを拾ひ去る       ──富安 風生──

        書きとむる落葉日記の二三行      ──山口 青邨──
 

 いつもの商店街への道を行けば、病院の桜、龍洞寺の参道、道々の木々たちの紅葉に目を留めるばかりか、そう遠くない山裾の連なる紅い帯にも視線が飛び、ガイドヘルパーさんとちょい紅葉狩りが出来ました。

 商店街の信号を挟んで左右に分れた銀杏並木とケヤキ並木は、黄と薄紅のコントラストを冷たい青空に映し、初冬の顔を見せていました。

 ぼやぼやしてたら足早の紅葉に置いて行かれそうですが、空から地へと葉は位置と色・形を変える時間(期間)をもっとポケーッと観ていたい…そんな事を思いました。



五風十雨 KATURA

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若いときゃ二度ない

2010-11-16 17:38:39 | つらつら思う
                                                         
大きな気球 それでも空はまだ大きい


11/16

          しぐれずに空行く風や神送 

                            ──正岡 子規──

 先日、11月上旬に佐賀県佐賀市で行われたバルンフェスティバルの画像のおすそ分けのおすそ分けが届き、気持ちが上向きになるきれいな画像に力をもらいました。

 きょうデイでいつも元気印の人が少し力をなくされていました。
 詳しいことは、聞かず「昔からの若い頃の苦労は買ってまでせよ」と言う言葉があります。今は大変で辛いかと思いますが「こういう事もあるんだと…めげずに頑張ってください」と自分でも驚くくらいに淡々とした口調になり心配でしたが“話を聞いてもらっただけでもよかったです”と返されてほっとしたものでした。
 
 障がい者の温室(施設)育ちのわたしでも今と比べると若い頃には「苦労」くの字は知ったつもりで、若い頃だからこそ乗り越えられれた知力と体力はあった筈だとこの頃、殊に思うものです。
 
 昨日「三百六十五歩のマーチ」など小学生の頃から口ずさんできたこの歌の作詞家でもある星野哲郎さんの訃報を知り、山口県出身、偉人の死を本当に残念に思い、また4千曲余の詩を遺されたことへの感謝と敬意が大きく膨らんでいます。
 悲しみを受け止める時、気持ちを奮い起こす時口ずさんだ曲…。いろんな思い出(汗と血潮と涙)と一緒に蘇ります。
        ♪ぼろは着てても こころの錦
         どんな花より きれいだぜ
         若いときゃ 二度ない
         どんとやれ 男なら
         人のやれない ことをやれ

                    「いっぽんどっこの唄」 水前寺清子
                     作詞・星野哲郎 作曲・富侑栄
【それちゃkatura】
 唄は、面白いものです。
 唄から知らない職種の人の心情も知ることができます。
 「昔の名前で出ています」「兄弟船」「男はつらいよ」…。
  (そっして「風雪ながれ旅」は大好きです) 


五風十雨 KATURA

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冬仕度

2010-11-15 16:16:48 | 生活
                              
ほっこり暖色 柚子の色 



11/15


         ゆふ空から柚子の一つをもらふ

          木の葉散る歩きつめる 

                          ──山 頭 火──


  今月の字游塾は帰省して田舎からもらった柚子がうれしく山頭火の句を書きました。
 
 思いを入れれば、入れるほどうまくは書けなくちょっと溜め息ををつきながら寒い夕暮れ前の道を帰りました。

 きょうは、インフルエンザの予防接種と別の病院の受診のため、きれいに紅葉した桜の樹や時折、吹く風に木の葉が舞い上がる道を行ったり来たりしました。

 午後からの雨で空も鉛色になり寒さを増し急遽、夕食のメニューを温かいスープに切り替えたり、敷物を厚い物に敷き替えたり、ニットの衣服の手入れをしたり暖かグッズでkaturaもほっこり冬仕度です。


五風十雨 KATURA

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ツワブキ君

2010-11-04 12:14:30 | 生活
                      
  
黄色い花は 冬の花



11/4

      今日となり明日となりゆく石蕗の花

                       ──松本たかし──
 

 ずっと以前、初冬の旅行先で大きく書かれた店名の「蕗」という字が読めなくて、通行人の人に「“ふき”と読むのよ」とおそわり赤面してしまったことがありました。
 
 今年早春、デイの散歩道でふきのとうを探して歩いた事ももう、小1年経ったと…時の流れの早さの回顧録となっています。
 
 ほろ苦いふきのとうも佃煮にした石蕗もどちらも好物として揚々と食べ長い間、字も読めず咲く花の色さえも知らずにいました。
 
 そしてきょう、フキが夏に緑葉をつけ、寒い冬に落葉する夏緑性で、ツワブキは葉を落とさずに乾季や冬期を越す種類の常緑性であることを知りました。

 食べる事と、知る事と(見ること)を少しずつ増やしこころの糧にしたいと思います。



五風十雨 KATURA

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待っててね…

2010-11-02 16:55:41 | ディサービス
                
ゆっくり でも 急いで


11/2

       やつと糸が通つたところでまた一服
 
                         ──山 頭 火──
 

 作業療法士さんからある利用者さんの訓練グッズを作るので少しアイディアをお願いしますと言われました。

 あぁ、わたしではきっと足手まといになるだろぅなと思いながらも声をかけてもらった事とグッズ作りに参加させてもらう事がやっぱりうれしく、色々と意見を出しながらきょうは裁断までいたりました。

 握ればカサカサと音が出る仕組みの訓練グッズは、中身をプラごみと分類されるお菓子の外袋を使用したもので療法士さんのその着眼点に感服です。
 
 ゆっくり、大事に作っていきたいと思いますが、利用者のSちゃんの手から生まれる音も早く聞いてみたいと今から楽しみです。      待っててね…    
                                 
五風十雨 KATURA

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