あかのちから

　　　　　　　　少し飲み干した感じに美・美・美ときます

5／31　

　　　　　飛んでいつぴき赤蛙

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――山　頭　火――
　　　　レモンティーは黄色でしょ？
　　　　と思っていましたら
　　　　紅いレモンティー出現。
　　　　近年「あかいもの」に惹かれます。

　　　　若い頃わたしの中に「赤色」は存在しませんでした。
　　　　「赤色」の持つ
　　　　明るい
　　　　かわいい
　　　　つよい
　　　　まっすぐ
　　　　しあわせ
　　　　色を
　　　　きっと
　　　　認めたくなかったんでしょうね？

　　　　中々、わたしの生活の中では
　　　　手に入らないものですから
　　　　眺めては
　　　　味わっては
　　　　ため息ひとつ　ついて
　　　　喜んでいます。
　　　　
　　　　これ一本飲んだら　
　　　　しばらくは頑張れそうですよ。
　　　　
　　　　　おっと「単純」なイメージも入れとかないと…。

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スイッチ

　　　　荷物が大きくなったらフックをふたつにしてバランスを取ります。
　　　　エコバックを持っていたので紙袋に入れてもらえばと反省です。

5／30　
　　　　　　　　
　　　　　　生えて伸びて咲いてゐる幸福
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――山　頭　火――

　二、三日前から鼻唄も思い出し笑いも出ないほど重く、考えさせられるニュースが引っ切り無しに報道されています。

　きょうは、久し振りのガイドヘルパーさんと家の影になった道を選んで街へ出かけました。
　道々には色取り取りの草花が咲いていました。

　商店街に入る際に今年初めて、数羽のツバメを見ました。軽快に空を切り飛ぶツバメに指二本で小さく「敬礼」でもしたい気分でしたよ。

『フックを出して背中に掛けときますね』と買ったTシャツを手渡した時、ガイドさんが言うもんだから「フック(服)をフックにかける」と寒～いギャグを飛ばしてしまいました。
　しょーもないオヤジギャグならずオバさんギャグでしたが、わたしにしては久々のシングルヒットであり、笑うことで免疫力を高めてくれました。

　昨日、暗いニュースにブログのピッチも上がらず、気分転換に何気にネットのニュースを見ていたら下の方に確か『毛沢東酷似の女性出現』みたいな内容の見出しに思わず、吹いてしまいました。
「いるいる、そんな人。わたしも思い当たるカオの持ち主知ってる」と心の中でつぶやいていました。

　それから笑いのスイッチが入ってしまったのか？一人でギャグを言っては笑っていました。

　でも、きょうギャグを飛ばせたのは、いつもニコニコしてわたしの話やギャグに付き合ってくれるガイドさんだったからかも知れません？ありがとぅね。

　毛沢東似のオバさんもありがとう。今度は、小平さん似の人はいませんか？

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「小夏対策」

5／29　

　　　　　こんなにうまい水があふれてゐる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――山　頭　火――



　きょうは昨日より暑く感じます。
　
　何より紫外線が怖いのでカーテンを閉めた上、風の通り道である片側の窓はテレビが塞いでいて、暗く少し蒸し暑い部屋はPCにもわたしにもけして、よいものではありません。
　かと言って、エアコンをつけるのは“超もったいない”。
　家では先に出てくるのは扇風機なので昨年、タクシー会社でもらった一振りで多く風が起こる高物？の団扇で凌いでいます。
　
　太陽の高度も上がったのでカーテンを少し開け、他の部屋の窓も開け風の通り道を作ります。
　すると百均店で買った黄色いのれんが風に揺れて涼し気です。
　
　団扇の一振りの風と水分を小まめに摂り「小夏ちゃん対策」です。

　窓の外にはアスファルトの切れ目からどくだみの花が咲いています。
　雑草もどくだみも地表熱対策になります。
　時折、風に揺れるどくだみの花は白く小さくて可愛いです。
　
　投薬のため水道水(白湯)をよく飲んでいますが田舎の井戸水が飲みたくなりました。
　
　昨年は、長雨で泣きましたが今年は「渇水」に泣きを見るのでは？
　
　大きな台風が来そうだな～……。あークワバラ、クワバラ

　　　4時過ぎ頃から曇ってきました。明日は、ちょっと雨だとか？

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頂きます

　　　　　　　　　　　　　　　　さて、どっちにしょう？


5／28　

　　　　　　　　少し酔へり物思ひをれば夕焼けぬ

　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――山　頭　火――
　

　病院の帰りに不動産屋さんに家賃を払い行き、すぐ横のお酒のディスカウントの店に立ち寄りました。

　きょうは素通りできない、ささやかですが「祝杯」でもあげたい気分でした。
　でも、特別これという良い「出来事」があったわけではありませんが…。

　少しづつイヤな事、身体的リスク、自己嫌悪……。
　そして、薄紙がはがれるように少しづつ体と心が回復して来て、そういう中で時折、カオ出す嬉しい事にも救われました。

　通院ひとつとっても約半年間、お世話になった先生や看護婦さん、わたしに付き添うヘルパーさんに感謝したいと思いました。

　たいした事ではありませんが、わたしの中の「思い」にも少し変化が見られました。
　
　いつまでも「健全」ではいられない齢(よわい)も大いに加担する事を確かだと思いました。
　心は「身体」には勝てません。(体に障がいを持つ自分が一番、分かっている筈なのにね…)
　
　夕餉は良い事そうじゃない事に感謝しながら　発泡酒ですが頂きます。
　　　　　　
　　ジャズかナイターをおつまみに

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「ナレーション」

5／26　


　　　　　　　　「ナレーション」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――katura――


　　　画面を見ていないテレビから
　　　その声は聞こえました…

　　　それは…
　　　純朴で穏やかな
　　　誰かに話しかけるように
　　　何処か　はにかんだ声でした

　　　遠慮がちなのに最後の語尾が
　　　少しに早くなる
　　　少しクセのある話し方を
　　　じーっと静かに　聴いていました

　　　　　　もう一度　聞きたい
　　　　　　もう少し　聞いていたい…

　　　そんな思いのうちに　番組は終わりました

　　　『今夜はぐっすり眠れそぅ』


☆彡
　昨夜、テレビから流れてきたナレーションの声に惹かれました。
　番組の最後のテロップで好きな俳優さんだと分かりました。彼の隠れた才能・魅力を知ることができましたよ。(「プレミアム10」5/25放送NHK)
　
　ナレーションの声と言えばテレビ時代劇「鬼平犯科帳」の『いつの世にも悪は絶えない…』から始まる中西龍氏のオープニング・ナレーションは当時、３０代前半のわたしの胸に響きました。
「平蔵」を演じる中村吉右衛門さん始め、他のキャストの俳優さんの味わい深い演技もドラマに引き込まれる理由のひとつです。
　エンディングの「インスピレィション」もｂｙジプシー・キングス名曲です。
　この番組の「構成力」を改めて再確認です。

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雨上がり

　　　　　　　　　これだけ食べたら元気にならないはずがない　
5／25　

　　　　若葉のしづくで笠のしづくで

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――山　頭　火――


　久し振りの雨でした。
　ナイターのない夜は、しとしと雨音に誘われうたた寝です。
　
　昨夜から降り始めた雨で少し蒸し暑いのとうたた寝で寝つけず今朝は睡眠不足でした。(あ～ぁ、老けた)
　
　昼食を養ってもらいました。
　　(あ～ぁ、有り難い)
　
　自分が作ったひじきのツナマヨ和え以外は、全て差し入れでピースご飯の器も手作りです。(あ～ぁ、旨かった)
　
　いつも元気なのですが、これだけ自然の物を並べられたら「参りました」とより元気になるしかありません。
　
　昨日からの雨は上がり、昼過ぎには空には明るさが戻ってきました。
　
　遠くの山は、薄黄色の椎の木と新緑の緑とがきれいな色合いを見せ、窓の外は茶褐色の屋根の界目に青空と白い雲が見えます。
　

　五月の雨上がりは満腹でした。
　　衣食同源(あ～ぁ、ごっちーになりました)

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ひと山

　　　　　　　　　　　　　　一山150円、ナイターの友
5／24　

　　　　　　身のまはりは日に日に好きな草が咲く

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――山　頭　火――
　


　早目に夕食をすませ、昼間は遠慮がちに開けているサッシ戸をいっぱいに開けると今から夜になろうとする外気の風が気持ちよく入って来ます。

　球場とは真逆に部屋の灯りは落とし、幾重にもたたんだ毛布を枕に両手を頭の後ろで組み、両足は交差させ長イスの上に置き
『セッギー(セギノール)、打てーぇ』と時折の応援も忘れず、日ハムVS巨人交流戦を観戦します。(外から見たら、オジサンかオバさんか分かりません)

　側には、お茶とそら豆を置き時々、手を伸ばします。これは起きて食します。

　見覚えのある札幌ドームはやっぱりいいもんです。連日満員と言うのにもビックリです。
　華々しく三年生の卒業や転校・留学した後、在校生だけで力を合わせてやるも、中々結果に出ずヤキモキしてました。
　しかし、二戦ともセリーグトップのクリーンナップを揃えたチームに勝った事は嬉しいものです。小躍り小躍りぃ　
　
　昨日のダル君の完投勝利もスバラシイです。

　初日は、全パ・全勝で楽天・野村監督のポツリと言った『実力のパ、人気のセ』の言葉も懐かしく、可笑しかったですね。

　夕食時に擬ビール(発泡酒)を飲んだので観戦中、おちゃけ類は飲みませんが古巣に帰って来た選手に対する悪意のないブーイングは、本当のビールに匹敵するくらい“苦さ”を感じました。
　
　でも、絶妙に湯がかれたそら豆のホクホク感と甘さでその苦さも何処かに行きました。あーぁ、おいちー

　さあ、明日からまた応援しましょう。中継があることを祈って…

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若 葉

　　　　　本文と全く無関係ですがこのバラの花、人の顔に見えませんか？

5／23　

　　　　木の芽や草の芽やこれからである

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――山　頭　火――
　
　「夏日になる」と何度もテレビで聞き、頬の下のシミのゾーンを重点的にガードしてシュッシュッとオーデコロンを振って出掛けます。
　
　ガイドさんと昨日のプロ野球の話をしながら街へ向かいます。
　
　買い物をすませ、横断歩道で信号待ちをしていたら何処か市外の中学校の社会見学の中学生に出くわしました。
　その中の一人の女の子が『こんにちは』と声を掛けてきたので、こちらも挨拶に応じました。
　彼女達はさっき、わたしが立ち寄ったお店に足早に向かっていました。

　信号が変わり横断歩道を渡ったら、同中学校の違うグループと今度は商店街を並んで歩きました。
　引率の先生が注意したり、それを分かったのか分からないのか皆目、見当がつかない生徒がいたりして時が経ってもあんまし、変わっていない情景を何処か、懐かしくカワイク感じましたよ。
　
　
　中学一年では小学校の教科書の「しなさい」から「せよ」に変わったことにとてもショックを受けたり、二年生では一日も学校を休まなかったり、三年生では地元高校に進学したく眠りながら受験勉強をしたり…

　何処かの中学生から、やんちゃな自分の中学生時代の事を思い出すことが出来ました。
　
　“わたしもあなたやきょう、出会った中学生のように若葉の頃が確かにあったさねェ？”と帰り道、街路樹に話しかけたい気分でした。

　
　何だか無責任な事は言えないけれど、きょう会った若葉ちゃん達に「幸あれ」と願うシミ・ソバカスを持つオバさんkaturaでした。

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災 害

5／22　

　　　　われをしみじみ風が出て来て考へさせる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――山　頭　火――


　一寸、遅く起きたので日差しが夏っぽく感じましたが、太陽の傾きが変わったら次第に暑さもダウンして来ました。
　　面白い事にPCの前に座ったら暑さを感じ、寝そべれば涼しさを感じます。


　一作日の夜、床に着こうとした零時半頃物々しい人の気配に窓を開けたら近所が火事でした。
　しばらく、部屋の電気を消し外の様子を見ていました。白い煙と火の粉が空に上がってゆくのが見えました。
　消防車とパトカーのサイレンと現場の関係者が吹く笛の音が夜の住宅街に鳴り響きました。
　鎮火を確認するまで床に着かず、着いてもすぐには眠れませんでした。
　翌日のニュースで犠牲者が出たのを知りました。

　もし、風向きと強さが違っていたら「避難」かな？その時には先ず、靴下を履いて…と思っただけで済んだ事を幸いに思いました。


　地域で暮らすという事は「災害」に対し、的確な判断や行動を取り「こういう事も置きうる」という想定内の心構えが必要だと思います。
　が、頭の中では分かっていてもいざとなったら“どうだろうな？”と自分自身を省みるものです。

　翌日、実家以外からも心配の電話をもらいました。
　やはり、ねぎらいの言葉が嬉しかったですね。


　　火事も怖いのですが、海面の温度の上昇により、殺傷能力の高い昨今の「台風」や集中豪雨の発生また、海の生態系まで狂わしている毎年違う気候が怖いです。
　火の元の管理・漏電など出火の原因の他に節電に努めて、想定内でこの身を守るしかありません。(一人ひとりがやると違います)


　昨夜は静かに床に着けたことをありがたく思いました。
　　やっぱ　「災害」はない方が　いいなぁー。

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小 満

5／21　


　　　　　　其中一人いつも一人の草萌ゆる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――山　頭　火――


きょうは24節気のひとつ「小満（しょうまん）」です。

草木が茂って天地に満ち始めるという意味だそうです。
気候の変化によって自然界の草花、樹木、鳥類、動物類が活動し始める確かな時です。
　
　気候の変化に自然界の生き物達が全て委ねられていることに鳥肌が立つ思いでます。

　山頭火も縁側より愛でただろう？先日、訪ずれた其中庵の庭先の桜の木や柿の木もあの時よりもっと茂っているに違いない…青葉の輝きを放っている庭先の情景が目に浮かびます。


　ちなみにこの時季は皮膚病の発病期でもあるそうです。
　そういえば今、問題の大学で流行っている「はしか」をわたしも13歳でやり、風疹を30歳の時やりました。
　どちらもこの時季の出来事でしたよ。

　ここいらでkaturaの良からぬ「芽」も“チョン”と摘んで置かないといけません。

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