過去編[5]

『機動戦士ガンダムＴＨＥ　ＯＲＩＧＩＮ』第13巻。
ルウム編の前半です。

「ルウム戦役で五隻の戦艦がシャア一人のために・・・」
ってパオロ艦長が言ってましたっけ。
いよいよそのルウムなんですね。
過去編もいよいよ佳境です(o*゜ー゜)o

表紙はシャア。
バックは赤くペイントされたシャア専用ザク。
シャアはお馴染みのコスチューム姿で敬礼しています。
・・・ですが、なーんか違和感だなぁと思ってたら、ヘルメットがつるんとしているんですよね。
そう。角が付いていない！
あとマントの前ひだがヒラヒラしてますが、13巻本編では真っ直ぐにカットされています。

表紙裏のイラストは月二回神戸を往復する安彦氏の図。
中表紙はバッチリ決めた黒の三連星ザクです。

冒頭は、第12巻のラストでサイド2がジオン軍の攻撃を受けたとのニュースが流れ、その様子も描かれていましたが、まさにそのサイド2です。
コロニーが破壊され、罪もない一般市民が宇宙空間をに投げ出されて絶命しているのを見て。
ユウキとファン・リーの悲しいエピソードを見て。
改めて、この物語は戦争を描いているんだと、気付かされました。
なんて残酷で、寒々しい。
不毛としか言いようがありません。
何がギレンをここまで駆り立てるんでしょうね。
やはりこれは例のゲームをやらないと分からないのか・・・。
兄弟たちは止めようと思わないし、デギン父はもはや、止められない・・・
冒頭のギレンの演説、なに正当化してんの！違うでしょッ！と言いたい。

地球への留学を間近に控えた音楽青年ユウキと家庭的で純朴な女の子ファン・リーのお話は衝撃的でした。
痛いくらいグサリときましたよぅ(>_第14巻　ルウム編・後　へ進む

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