pot-pourri ―ポプリ―

雑多なものの寄せ集め
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「勝手に春祭り!」まとめ

2012年05月14日 | 安彦さん関連
「勝手にヤスヒコ春祭り!」第三弾。

前回からだいぶ日数が開いてしまいましたので、今回の第三弾でまとめ&最終とさせていただきますね。
だって、春がもうすぐ終わってしまいそうですもん(^-^;)

ままずはコチラのガンダム関連書籍です。
ガンダム情報ポータルサイト オフィシャルマガジン ガンダムインフォEX 1

公式サイトはコチラ→ 『GUNDAM.INFO』

昨年2011年12月1日にゲットしましたv(^^*)(←すでに5ヶ月以上経過しております~;)
お値段1,260円也。
付録は無し。
価格を知った時の率直な感想は…ちょっとお高めだなあ;
えーー買う?どーする?
うううーん;迷うなぁ((+_+))…でした(笑)

表紙はガンダム。うおお!カッコいい!!


コチラの書籍は、Twitterのフォロワーさんから情報をいただき、書店を数軒めぐり購入しましたv
ありがとうございます(*^^*)

内容は、『ガンダム』のキャラ、ゲーム、ガンダムカフェ、ガンプラ、2011年のガンダム関連ニュースなどが盛りだくさん!
でも、私のおメインの目当てはもちろんコチラでございます^^

皆川ゆかのガンダム者探訪
【第1回】祝!ガンダム完結 安彦良和さん

はいっ^^安彦さんの対談記事です!

全6ページ。
創刊号ということで、第1回。
その対談相手が安彦良和さんということなんですね♪

対談の内容は、『アニメ新世紀宣言大会』から30年目ということで、当時のお話を皆川さん(当時高校生だったそうです)が安彦さんに伺うというところから。

『宇宙戦艦ヤマト』と西崎義展氏にまつわるエピソード。

『ガンダム』企画段階のこと(当時は『ヤマト2』の仕事をしながらだった)

『ガンダム』について。「ユーモア」「温かさ」「人間っぽさ」について。

『ヴイナス戦記』の後、漫画専業になられたことについて。

『THE ORIGIN』のこと。

中でも特に興味深かった内容について抜粋&引用させていただきます。

☆『ヤマト』ではテレビと映画、両方の絵コンテをされていた安彦さん、ちょうど『ガンダム』(4月スタート)と『新たなる旅立ち』(7月スタート)の作業が重なってしまい、西崎さんに「もう忙しすぎて、辞めます」と何度も言ったのに聞き入れてもらえなかったそう。

☆西崎さんは会議好き。

☆とにかく忙しすぎて、『ヤマト』の現場には「行ってはいけない」と思った安彦さん。呼び出されても出向かず電話で大ゲンカ。そうしてとうとう西崎さんは諦めたそう。

☆安彦さんが倒れられた時、西崎さんがハーレーダビッドソンで駆けつけたこと。

☆『ヤマト』の成功のおかげで…。「『ガンダム』の低視聴率にも全然焦らずに済みました。そういう意味でヤマトは偉大。未開の地を切り開いたのが『ヤマト』」

★『ガンダム』の企画段階。「ガンキャノンの原型みたいなものを僕が描いた記憶があります」

★『ガンダム』の色について。「青も紺ではなくライトブルーにして、白を圧倒的に多くしたんです」結果、ツーカーで決まった。

★当時の富野さんとは本当にツーカーだったこと。

★「ユーモア」「温かさ」「人間っぽさ」について。「『ガンダム』においてものすごく大きな要素の一つ。はっきり言って『Ζ』では失われているわけです。富野さんも気軽に話ができる相手ではなくなってしまった。アポを取らないと会えない人になっちゃった」

★「もともともう『ガンダム』の続編には関わりたくないと思っていたんですけどね。――ただ続編は作るだろうし、作るべきだと思っていました。でも、僕の気持ちは離れていってしまってました」

★『ガンダム』で「温かさ」が再登場するのが『∀ガンダム』
最初に読んだのが福井氏の小説。
『Ζ』で失われてしまった「温かさ」が戻ってきた。
『∀』は傑作だと思いました。

★富野監督について。
「話をするどころか会えないんですから」
これはサンライズもアニメ誌も悪いと思う。
富野由悠季を神の座に奉ってしまった。

☆漫画専業になわれたワケ。
引退宣言をしたかった。でも、それができなかった。
メディアが誰も取り上げてくれなかった。
「僕は引退するって言うことすらできなかった」
10年以上も経ってから、「アニメもうやらないんですか?」と聞かれて、「やらないよ、引退してるから」と答えてます(笑)

以上、対談記事から一部引用をさせていただきました。

※『THE ORIGIN』については、割愛します。

対談記事は読み応えもあり、読みやすくもあり、とても充実した内容でした^^
機会がおありの方は、一読されることをおすすめします。
専門的すぎず、ツッコミもほどよく、安彦さんの声と想いをうまく引き出していらっしゃって、読者思いの内容です(*^^*)

ちょっぴり残念だったのが、本誌で取り上げられた安彦さん関連は対談だけだった、ということ。
安彦さんの描いた絵(イラスト・カットなど)が一枚も無かったということ。
これは、ちょっぴりさみしい。
ガンAのようにサイン色紙を抽選で一名様にプレゼント!といったような企画を…なーんて贅沢は言いませんが、たとえば安彦さんが皆川氏を描いたイラストなどが一枚掲載されていたらよかったのに~と、思いました。

あと、個人的に思ったのは…。
安彦さん、富野さんと一度お酒などを酌み交わしながら、ゆっくり会われてみてはどうでしょう?と。
お節介でしょうか。

☆☆☆

さてさて、続いてはこちらです。
『ユリイカ』2012年1月号。


『ユリイカ』2012年1月号
特集 * 武富健治――「鈴木先生」が教えるマンガの豊饒

2011年12月27日ゲット☆密林で購入しました(←こちらもすでに5ヶ月近く経過しております~;)

情報はTwitterで知りました^^

武富健治さん特集の号。
その武富さんと安彦さんとの対談記事が載っています。


表紙絵に注目!
なんとバックの本棚の本の中に『我が名はネロ』の本が!w


内容は、とにかくぎっしり。全15ページ。
『インフォ』と違い、細かい文字がみっちりページを埋め尽くしているので、読むのにある意味、体力気力を要します。いやホントに;

皆川さんの対談に比べると、あまりにもざっくりな感想になってしまいますが、とにかく、武富さん、『アリオン』ネタに「しつこく」食いついてくださってありがとうございます!
漫画『アリオン』のこと。
映画『アリオン』のこと。
安彦さんがこれまでに語っていなかったことを色々と聞くことができ、知ることができ、とても嬉しかったです。これに尽きます。本当にありがとうございます。

映画『アリオン』を観終わってからの感想。武富さんとほぼ同じです。
さらに映画のキャンペーンで、壇上にいる安彦さんを遠くから見たのが初めての安彦体験というのもおんなじ♪嬉しいシンクロです^^(ちなみに会場は違います)

漫画家さん同士の対談ということもあり、お互いの作品について、作品論など、アツい談が繰り広げられていましたが、私はやはり『アリオン』関連の内容に触れることができたのが大収穫でした。
ちょっぴり切なくなってしまったりもしましたが;;「ああ…そうだったんだ…」と。
そして安彦さんは聞かないと言わない、語らない方なんだなぁと、改めて思ってみたり。

☆☆☆

さて『ユリイカ』ときましたら、コチラを紹介しないと^^

『ユリイカ』2007年9月号。
特集*安彦良和『アリオン』から『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』まで



安彦ファン必携の書ですよね♪
※アマゾンでは古本で入手可能です

☆☆☆

Gメン47のロングインタビュー。
全12回。
いつまで有効かは分からないのですが;リンクさせていただきますね。
内容は『THE ORIGIN』関連がメインです。

第1回「奇跡的によく出来たストーリー」 オリジン始動


第2回「ガンダムはシャアの復讐の物語」 主役はアムロじゃない?(シャア1)


第3回「マザコンで、幼児性引きずってる」復讐の原点は母の死(シャア2) 重要なガルマの死


第4回 一番恐ろしいコミュニケーション拒絶 リアルな男のストーリー(シャア3)


第5回「分かりあえたらいいのに」という理想 アムロもララァも地球の子(ニュータイプ論1)


第6回「救いのない対立構造に」本来のテーマと反対方向に(ニュータイプ論2)


第7回「アムロは普通によくいるタイプ」 ガンダムはヒロイン不在?


第8回「翻弄される個人のドラマ」 大きな世界の小さな個人(過去編1)


第9回 年配キャラが大活躍「愛人連れたランバ・ラル」(過去編2)


第10回「30年たてば絵柄は変わる」「あの頃に戻して」とリクエストも


第11回「人間関係のリアルさを見て」 予定調和を排除


最終回 連載「『やめろ』と言われなかったから続けられた」 オリジン、アニメ化への期待

☆☆☆

オマケ♪
こんな動画を見つけました^^

【シャアだけに】安彦良和さんの描画風景【3倍速】


☆☆☆

これは私の個人的な希望だったり妄想だったりするのですが…。
安彦良和さんの半生をつづったドキュメンタリー番組などが、もうそろそろあってもいいのでは?と思っています。
アニメ界にこれだけの功績をおさめた方ですし、今でも現役ばりばりで筆を振るい、精力的に執筆活動にいそしんでいらっしゃるのですから!
是非とも安彦特集を。よろしくお願いします!

☆☆☆

以上、毎度いきなりぶっつけやっつけなお祭り企画『勝手にヤスヒコ春祭り!』でした。
春の終わりに滑り込み投稿!w
はあぁーーやりきったゾ(≧▽≦*)!

長文になりました。
ここまで読んでくださりありがとうございます(*^^*)


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
凄い!の一言です♪ (がんじい)
2012-05-15 08:23:16
本当に安彦さん、大好きなんですね♪(笑)
私も安彦さんは好きですが、樹乃枝さんには到底及びません。
Zの話は興味深かったです。私は個人的にはZ大好きですが、安彦さんは嫌いだったのですね?
確かにあの作品は、暖かさがないですね?…
「ガンダムインフォ」は毎日見ています。
私の情報源ですから♪(笑)

ちなみに富野さんのツイッター、フォローしてお言葉を聞いています♪
恐縮です (樹乃枝)
2012-05-15 21:07:54
がんじいさん、こんばんは^^

コメントありがとうございます。
いえいえいえ;
安彦さん好きな一オタクが、書きかけだった記事を一気にupしただけですので。
でも、1st『ガンダム』、リュウに連載中の『アリオン』~なので、時期的には、かれこれ30年以上前から…というと、息が長いでしょうか。
あ。途中きっぱり離れた時期もありましたよ(^-^;)

『Z』については、安彦さんあまりイイことは言われませんね。
今回の対談でもズバッとハッキリ。
『Z』は、私もリアルタイムで観ておりましたが、深く入って行かなかったです。
(時期的なものもありましたね。当時はもう学生ではありませんでしたから)
なので、追っかけることもなく、今でも劇場版・新訳ともに未観賞;
安彦さんがあまり良く言われないと余計に敷居が高くなったりして…。
いけませんね~;
機会があったらじっくり観ないと!

『ガンダムインフォ』
ガンダム30周年記念の企画の際にお世話になっていたのに、コチラの公式サイトのことをすっかり忘れておりました;;;
てっきりガンダム関連書籍のことだとばかり。
私もチェックしなくちゃ、ですわっ。
☆ブログ記事にリンクを追加しておきます☆

富野さんのツイッター。
botのことでしょうか^^
私のTLにもたまにRTなどで流れてきます。
富野節炸裂w



お久し振りです (Toj)
2012-05-19 09:49:32
すっかり安彦さん情報からかけ離れてしまった今日この頃、貴重な情報を解りやすく纏めてくださって助かります。
私はZは少しだけ見て拒絶反応をおこしてしまい、以後のシリーズは無視しております。

ネロはまだ読んでないのでいずれゲットしたいです。

ヴィナスの映画は殆ど客が居なくて貸切状態に近かったです。映画館を出ずに二回続けて観ました。

そういえばもうすぐ「コミックふるさと北海道」が発売ですね。
お久しぶりです! (樹乃枝)
2012-05-20 21:59:27
Tojさん、こんばんは^^
お久しぶりですーー!
お返事が遅くなってしまって申し訳ありませんでした;;

『THE ORIGIN』終了からそろそろ1年経とうとしていますね。
安彦さんのアフタヌーンでの新連載も好評連載中ですし、先日の西原さんとの『画力対決』開催も楽しいイベントでしたし^^
安彦さん、結構あちこちでお見かけしているので、当ブログでももうちょっと関連記事を…と、思いながら;なかなか手をつけていなくて;
そんな折、ようやくupできた次第です。
本当は分割するつもりでした^^;
読んでくださってありがとうございます。

『Z』について。
『インフォ』では、ズバッっておっしゃってた印象です。
「温かさ」が失われている、という点は、記事を読むともう少し具体的に言われていますね。
私も『Z』は一通りで十分という感じでした。
それでもスタート時はかなりアツくなっていたんですよw

『ネロ』
実は私も、いまだに未読なんですよ~(^▽^;)
『マラヤ』もまだですし;
『Cコート』や『三河物語』も、読んでみたいな~と、思いつつ。
でも、こうなるとガチで安彦棚が必要になりますね。

『ヴイナス戦記』
私は劇場では観ていないんです。
ヒロの声優さんが、うー…んということと、安彦離れしていたかもしれません。
あ♪映画館での2度観。ありましたよね。分かりますw懐かしいですよね^^
ちなみに『めぐりあい宇宙』では私は立ち見を経験しています。
昔は立ち見でぎゅうぎゅう詰めの中で映画を観ていたなんて、今では考えられませんよね(笑)

『コミックふるさと北海道』
はい!もちろんチェック済です♪

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4838724357/ref=oh_details_o02_s00_i00

楽しみですね(*^^*)

Tojさん、コメントありがとうございました。
今後も安彦作品の感想つづりなどをupしていきますので、よろしかったらまたおつき合いください^^

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