ベルギービール正規輸入代理店KINKI Beer Shop(きんき)のオフィシャルブログ
きんき後藤の麦酒狂日記
8月入荷予定アウトベールセル醸造所ご予約のご案内
今年2017年はアウトベールセル醸造所の創業135周年となります。
それを記念するため、醸造所では去年の初めから特別なランビックの仕込みが行われていました。
さらに今年は、ホーラルズアウドグーズメガブレンドの、2年に1度のリリース年です。
今回それにともない以下3種、ケグとボトルのご予約を承ります。
ご予約頂いた数量のみの輸入となります。
入荷は8月の予定です。
*ご予約受付は4月30日迄とさせていただきます。価格等詳細はお問い合わせ下さい。
アウドランビック特別ヴァージョン
Oude Lambiek Speciaal
Alc. 6.0% ドリウムケグスリムライン20L(カプラーSタイプ)
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの生産で有名なトスカーナのカンティーナ、カステッロ・バンフィにおいて30年に渡ってブルネッロ・ディ・モンタルチーノの熟成に使われてきた12,000L容量ものフードル(巨大な木樽)を購入、これにより1年発酵/熟成させたのが今回の特別なアウドランビック(ストレートランビック)です。
ランビック特有の心地良いグレープフルーツの苦味に、繊細かつ明らかな赤ワインの感触がともなった独特の仕上がりとなっています。
アウドグーズ ヴァンデルヴェルデン135
Oude Geuze Vandervelden 135
Alc. 6.5% 375ml瓶
このアウドグーズは、今から135年前の1882年にアウトベールセル醸造所を創業した初代ヴァンデルヴェルデン氏へのトリビュートとして、またそこからの創業135周年を今年記念して造られるものです(実際の仕上がりはこれから4月下旬の予定です)。
上記の特別なランビック83.5%に3年物のランビック16.5%(こちらは以前からある4,000L容量のフードルにて発酵/熟成)をブレンドした、特別なアウドグーズです。
アンバーゴールドの色合い、自然発酵の野性的な芳香とともに赤ワインの個性が深く広がっていきます。
ホーラルズ アウドグーズ メガブレンド2017
Horal’s Oude Geuze Megablend 2017
Alc. 7.0% 750ml瓶
ランビックを保護するための団体HORALによる、複数のランビック醸造所のランビックをブレンドして造られる特別なアウドグーズです。2009年から2年に1度のリリースで今年は5回目、今回は9ヶ所の原酒を使用しています(ドリーフォンティネン、ボーン、ティママンス、アウトベールセル、リンデマンス、ドゥ・トロフ、ドゥ・カム、ハンセンス、ティルカン)。これから4月下旬に仕上げ、5月に行われるToer de Geuzeというイベントに合わせてお披露目されます(1997年から続くHORALによるメインイベント。こちらも2年に1度の開催で今年は11回目となる)。限定21,600本生産。
皆様のご予約お待ちしております!
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ホメルフレッシュハーヴェスト2017試飲
2016年9月に仕込んだホメルフレッシュハーヴェスト2017ですが、今回ボトル裏にあえて記載されているように、2016年7月の遅霜や雹による記録的な悪天候(1839年以来!)により、栽培農家による原材料の収穫に大きな影響が出ました。殊に収穫仕立ての生ホップで仕込まなくてはならないこのビール、その影響による味わいは今までのヴィンテージとの違いをくっきりと浮かび上らせているように感じられました。
アロマホップの香りは例年と比べ幾分控えめです。ですがホメル特有の洋梨のような酵母の華やかな香りと絶妙に調和させており、ルロワ醸造所のビールらしい個性・均衡をきちんと保っています。今回最大の特徴というか過去との違いは苦味の質にあるかと思います。間違いなくビタリングホップ(チャレンジャー、ブルワーズゴールドのイギリス系)の使用量が多くなっているようです。今までにないシャープな苦味が強く感じられますね。過去の特徴であったドライホッピングによるアロマホップ(サフィール、マグナムのドイツ系)の、ホップフレーヴァ―感豊かな仕上がりとの違いが明確です。使用できるホップの種類と割合の変化が造りにも変化を促し、結果過去との個性の違いを表現しているようです。とはいえそれでもこの安定した造りにはあらためて驚嘆します。ルロワの醸造家系11世代にわたる、長年の経験がなせる匠の技というのを今回ほど強く感じたことはありません。
またそれとともに今回、土地を表現しているワインのヴィンテージのような面白さが特にありました。毎年これくらいの味の振れ幅があったらより楽しめそうですね!無責任な言い方ですが。
まだ日本市場に出荷されて間もないこの旬なビール、是非お楽しみ下さい!
アロマホップの香りは例年と比べ幾分控えめです。ですがホメル特有の洋梨のような酵母の華やかな香りと絶妙に調和させており、ルロワ醸造所のビールらしい個性・均衡をきちんと保っています。今回最大の特徴というか過去との違いは苦味の質にあるかと思います。間違いなくビタリングホップ(チャレンジャー、ブルワーズゴールドのイギリス系)の使用量が多くなっているようです。今までにないシャープな苦味が強く感じられますね。過去の特徴であったドライホッピングによるアロマホップ(サフィール、マグナムのドイツ系)の、ホップフレーヴァ―感豊かな仕上がりとの違いが明確です。使用できるホップの種類と割合の変化が造りにも変化を促し、結果過去との個性の違いを表現しているようです。とはいえそれでもこの安定した造りにはあらためて驚嘆します。ルロワの醸造家系11世代にわたる、長年の経験がなせる匠の技というのを今回ほど強く感じたことはありません。
またそれとともに今回、土地を表現しているワインのヴィンテージのような面白さが特にありました。毎年これくらいの味の振れ幅があったらより楽しめそうですね!無責任な言い方ですが。
まだ日本市場に出荷されて間もないこの旬なビール、是非お楽しみ下さい!
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