試飲です

Bryggja Tripel　Alc. 8.5% Vol.　33 cl.



Brouwlandという、ビールやワインなどの醸造キット（初心者向けからプロフェッショナル向けのものまで幅広い品揃え）を販売しているベルギーの会社による、ホビー醸造ビールのコンペティション2012で勝者となったビールです。このBryggia醸造所は自前の醸造所を持たず、現在De Graal醸造所に製造を委託しています（今時で言うファントムブルワリーですね）。
後口さっぱりでスムースな飲み口のトリプル。トリプルらしいフルーティなエステル香の要素もありつつ、香り、口当たり共にビタリングホップのシャープな印象が強く残ります。ドライで飲みやすさを狙った今時の傾向？といえましょうか。以前個人的に辟易していた、とにかくフルーティで鈍重なタイプのトリプルが逆に恋しくも感じられます。


Préaris Quadrupel　Alc. 10.0% Vol.　33 cl.



こちらも上記と同じコンペティション2011で勝者となったビールです。このVliegende Paard Brouwers（Flying Horse Brewers）も自前の醸造所を持たず、現在De Proef醸造所に製造を委託しています（弊社のラインナップ、トルバドゥールシリーズのザ・ムスケティールス醸造所もDe Proef醸造所に委託しています）。
スモーキー、スパイシー、ナッティ、ウッディ、チョコレートといった多彩な香り、とてもそそられます。口に含むとコクのあるロースト麦芽の風味とウィスキーのような芳醇なアルコール感があり、素晴しいですね。

ファントムブルワリーの興隆の一片を垣間見ました。