金魚亭

「唸る浪曲 泳ぐ金魚 金魚亭」

金魚絵師深堀隆介空間プロデュース、浪曲と現代アートとのコラボイベントのブログ

深堀隆介 テレビ出演します!

2009年07月17日 | 深堀隆介
(明日香で)

皆様お元気でしょうか。ご無沙汰しておりました深堀です。

僕は、自分のブログを持っていないので、この金魚亭のブログを使って、宣伝させていただこうと思います。


タイトルのとおり、テレビの取材を受けました!

しかし! 残念なことに関西エリアのみの放映になります。関西にお住まいの方、ぜひ見てください!



2009年7月19日 日曜日22:30~23:30
読売テレビ  「大阪ほんわかテレビ」 超人列伝のコーナー  5分くらいです。

(三重テレビ火曜22時15分~23時15分 2~4週間遅れで放映)



制作風景も動画で初公開します。(カットされなければ・・・)

チョットした小芝居もあります・・・(カットされなければ・・・)




リポーターは、大阪人なら誰もが知っているあの 武内由紀子さん!
昔、名古屋の番組にもご出演されていたので、僕も、ものすごい知っています!(でら美人だもんで、でらドキドキしたて~)

アトリエにテレビカメラが来たのはこれが初めてです。不思議な感覚でした。
緊張でうまくしゃべれていませんが、どうかお許し下さい。

また時々近況報告させていただきます。(深堀)




深堀隆介 海外へはばたく・・・

2008年08月30日 | 深堀隆介
ご無沙汰しています。金魚亭です。
金魚亭終了後も個々に活動をしております。

今日は深堀隆介の活動の紹介です。

●台北
8月29日より、台北のアートフェアに出品されています。
日本のギャラリーIDFのブースに展示されます。

http://www.art-taipei.com/

●上海
上海アートフェア
9月10日~14日の日程です。
Shanghai art fair 
http://www.cnarts.net/sartfair/2008/eweb/

台北&上海にちょうどいく!というあなた(笑
ぜひ、ぜひ!

金魚亭ご来場下さりありがとうございました! 

2008年05月03日 | 深堀隆介
今回金魚絵と舞台美術制作・監修しました深堀隆介です。



この度は、お忙しい中、2日間に渡る金魚亭にお越しくださり、誠にありがとうございました。
今回の企画は、初のこころみとあって、金魚亭衆全員、いろんな不安を抱きながらのスタートとなりました。
しかし、蓋を開けてみると、たくさんのお客様が来場し、また新聞各社が取り上げていただけたことなど、周囲の方々の関心の高さに金魚亭衆全員、すごく励まされました。

この企画をやるにあたり、本当に奈々福さん、尾上さん、そして僕の奥さんと三人とは、1年近く前から、議論をかわし、喧嘩もしましたし、不安にさいなまれたりしました。もうできないんじゃないかなーと思ったことも何度もありました。
でもその議論の甲斐あって、あのような大成功ができたのだと思います。

また成功の影には、色んな方々の協力がありました。紹介させてください。

29日の受付・設営から撤去まで担当してくれた「野庵」の方々。ビックマザー担当「書家のろゆふさん」「床井ちゃん」。ヘアメイク担当ディファレンスエンジンの「伊藤さん」・キノトロープ「高田さん」。カメラ担当「八木ちゃん」。30日の受付担当「奈々福後援会の皆さん」。裏方担当「大福さん」。音響照明担当「おさむさん」(音響効果素晴らしかったです)。司会担当「浅見さん」。そして僕の舞台セット作りや設営など、一緒にしてくれた「セッタさん」。など
ここでは言い切れないほどのたくさんの方々のご協力で今回の金魚亭が成功しました。本当に心から感謝します。ありがとうございました!

金魚亭が終わって、金魚亭衆は、また各自の生活へ戻りました。次回はいつになるか未定ですが、その時には、各自が成長し大きくなって、再会し、浪曲と現代アートのコラボレーションがさらに完成度の高いものとなれたら良いなと思います。
その時は是非ともまたご来場ください。

でも今回初めて浪曲聞いて、浪曲のファンになった人多かったんじゃないでしょうか?今回の企画のコンセプトは、木馬亭に若い人も呼ぶことでした。浪曲のすばらしさを若い人たちに聞かせたいという願いが金魚亭衆の思いでした。
後から感想を聞くと浪曲の魅力に引き込まれた方が、やはり多かったです。

30日の浪曲公宴の時にお越しになった方で、29日同様、僕の個展もあると期待されていた方には、お見せできずに申し訳なく思っております。かわりに、滅多に見られないパフォーマンスで「深堀」という人間自体をお見せしました。何だ?この人は?と思われた方も多いと思います。自分というものをさらけ出すのもアートなんです。
そんな深堀ですが、まだまだ美しい金魚を描いていきたいと思っておりますので、
今後とも金魚を見たら思い出して応援してください!

あと↓2コ下の記事にアンケートありますので感想などメールしてください!

本当にこの度はご来場下さり、ありがとうございました。


                       金魚養画師 深堀隆介


金魚樹脂作品の制作風景公開

2008年04月23日 | 深堀隆介
深堀です。

いままで樹脂による作品の制作過程は見せたことは無いのですが、このブログに少しだけお見せしたいと思います。

樹脂の作品は、2002年に偶然発見した方法で、完全私のオリジナル技法でございます。伝統工芸や油絵、日本画といった確立された技法には、まだまだ及びませんが、がんばって100年続ければ、伝統工芸展に出品もありえるかもしれません。
そんな夢を見つつ、日々、研究を重ねています。
辛いのは、この技法を教えてくれるような先人がいないことなのですが、それがかえって僕の強みでもあります。
ちまたではコピー品も出てきましたが、中に直接絵を描く人は今だいません。でも中に直接絵を描くことが大切なことなんです。絵(顔料)だけを樹脂中に封じ込めるという行為こそが最も僕が言いたいことなんです。

では制作風景を紹介します。(写真は3年前のものです。)

まずは一層、樹脂を流し込んで、24時間経って硬化した表面に描いていきます。
そしてさらに樹脂を流し込んで24時間待ちます。


段々重なってきました。



埃を取ったり、絵を描き変えたり、一度樹脂を入れてしまうとやり直しがききませんから、結構「これでいいのか~」と悩みます。
描いてから次の日まで置いて、もう一回見てみて描き変えるとこともあります。



樹脂を投入後すぐ、埃が入っていないかチェックします。無駄な気泡も取っておきます。硬化後よく気泡が入っている事があるんですが、僕はそれはそれで良しとしています。「金魚が息した」ということで・・・



そして完成。
「一粒の麦が地に落ちて死ねば」です。結構照れくさくなってしまうタイトルですが、そのころの心境や身の回りで起きたことが反映しています。

29日の金魚亭にも樹脂の作品は持っていこうと思います。このブログをふまえた上で見ていただけたら、もっと面白く見られると思います。
ただし!29日のイベント中は「全員言葉を発する事ができません」ので、し~ずか~にご鑑賞下さいね(笑)。


深堀隆介


楽屋で行う個展のDMができました!

2008年04月18日 | 深堀隆介
ご無沙汰してます。深堀です。
ちょっと長い間仕事場にこもっておりました。ディスプレイの金魚を作ることもさることながら、楽屋で行う個展用の絵も制作を進めようと格闘してました。 以前の個展で発表した古い作品だけでも今回の個展はいけるのですが、自分自身、新作もお披露目したいと、がんばってみました。
でもね、たった一日だけの個展なんですよ・・・・・。



結構格闘してしまって、消したり描いたりを繰り返しようやく誕生した金魚ちゃんの数々。
可愛いのが描けたなぁと、われながら吸い込まれてしまいます。
この子達は金魚亭4月29日の楽屋の中でご覧いただけます。
ご興味がある方は是非おこしください。
でも本番はあくまでも30日の浪曲の本公演です!
そちらの方もよろしくお願いします。皆様来てくださいねー。



DMこんな感じです。裏面↓



表面↓
 


以上 深堀隆介でした。


深堀レポ 「金魚酒」仕込み始めました! 

2008年03月16日 | 深堀隆介
 

こんにちわ。深堀隆介です。
「仕込み始めました!」っと言われても何のことやらわからない方もいらっしゃるでしょう。
そんな方のために、ちょっとこの作品について御説明させていただきます。

 この作品は「金魚酒(きんぎょしゅ)」といいます。私を代表する金魚作品シリーズの一つです。
どうなっているかといいますと、1合枡の中に液状の透明樹脂を一層流し込みます。
それを温度調整した室(むろ)で一昼夜置くと、樹脂は硬化します。その固まった表面に直接絵具で金魚を描き込みます。
そしてまた液状の透明樹脂を流し込みます。硬化したら今度は背ビレまたは水草などを描き込みます。その作業を繰り返して出来上がります。
この技術を使って、枡以外にも桶や竹などに描いたものもあります。大きな作品では何層にもなった金魚の群れの物もあります。

そもそもこの技法は、私オリジナルのもので、6年前に偶然発見しました。
技術向上も徐々に行い、いまではいろんなテクニックを見出しました。でもまだまだ開発中と言ったところ、日々研究している状態です。
 
枡の作品:命名「唐船」ちゃん、 桶の作品:命名「百済2007」ちゃんです。

ただ、現在石油の原材料が高騰していて、ただでさえ高価な樹脂がさらに高くなってしまいました。
どこまで上がっちゃうの~と心配してます。

金魚亭でも4月29日の日に木馬亭の楽屋をギャラリーにして個展をしますので、そこで樹脂作品をお披露目する予定です。
まだ見たことがないって方は、この機会に是非見に来てください。
それでは

深堀隆介




深堀隆介アトリエ訪問

2008年03月15日 | 深堀隆介
「金魚亭」は浅草木馬亭で4月29日・30日2日間行います。

29日は、深堀隆介がアトリエを飛び出し、金魚たちを木馬亭いっぱいに泳がせるさまを見せるイベントです。


先日、打ち合わせで横浜のアトリエに行ってきました。



空中に金魚たちが泳いでいますね。

ターナー色彩株式会社さまからご提供いただいた絵の具たちが、作品になっていくことを喜んでいるかのようです。



アトリエは深堀の遊びごころがいっぱいの空間。

これは木でつくった金魚たち。アトリエの隅っこで泳いでおりました。



ダウ化工株式会社様からご提供いただいた「ウッドラック」に描いた金魚をもつ深堀。



「とにかく、自由に描くことが楽しくて楽しくてしょうがない」

「いろんな金魚たちが木馬亭に泳ぐと思うとわくわくするんだよね」



楽しく描いている深堀の様子がうれしい。
本当にうれしい。金魚亭衆代表としてこんなにうれしいことはない。

なんだか笑っているような金魚たちに囲まれ、幸せな時間でした。



29日はこの金魚たちを木馬亭に泳がせます。
金魚の水槽のようになった空間の中で、30日にいよいよ、
「浪曲と現代アートのコラボレーションイベント 金魚亭 」がはじまります。

金魚作出順調? 深堀レポ

2008年02月29日 | 深堀隆介
こんにちわ深堀隆介です。

金魚亭を飾る金魚をせっせこと作出中です。
なかなか楽しくて、自分自身いろいろ描きながら勉強しております。
只今のアトリエこんな感じですー。
 

僕のアトリエが金魚亭となるのは時間の問題か?
とにかく楽しい。
そんな折、近所の子供たちが、「何してるのー」とやってきた。
「君たちも描いてみる?」と聞いたら、「うん!」と即答。その辺の絵具を使い、
僕の金魚レクチャーもそこそこにドンドン描き出しました。
 
そしてできた和金の群れ。んーやっぱり子供はすごいです。
参りました。ほんと教えられます。

金魚亭まで時間がありません。がんばって描くのみです。では。  深堀

金魚を描くということ

2008年02月22日 | 深堀隆介
深堀隆介です。
金魚亭を前に、ちょっと私の金魚について、御説明します。

僕は、8年前に金魚に内在する危険な感覚に気づいてから、金魚を描き続けています。

絵描き出身ではないせいか、絵を描くということ自体にいつも疑問を持つところがあります。「仕事」としての絵は描けるのに、「作品」としての絵はいつも描けない、そんな自分が唯一何の抵抗もなくかけたのが金魚でした。
金魚は、養魚場のおじさんの作品でもあります。それを模写することは、フナやイワシを描くのとは意味が違います。金魚はフナの奇形です。存在自体のデッサンが狂っているんです。僕みたいに。
そして金魚の赤色は、熱帯魚の赤色のそれとは違い、作られた色なんです。しかも、フナの色素、黒・赤・黄・ギンから、黒を抜いた色、すなわち引き算の色なんです。(日本的いやアジア的でしょ。)
金魚に決められた形はありません。言ってしまえば何を描いても金魚になるのです。どんなに絵が下手でも「金魚」といえば金魚になるんです。そんな金魚という存在に惹かれるんです。
それで僕の描き方はというと、金魚の写真や本物を見て描くということは一切しません。僕の脳内を泳ぐ金魚を描くようにしています。脳内が養魚場なんです。僕は養魚場のおじさんなんですね。
僕の作出した金魚を皆さんに見てもらいたいというスタンスで今まで何千匹と金魚を描いてきました。
ただ、飼っている本物の金魚が沢山いるので、その子達のお世話をして毎日観察をしています。多い時は何時間も見入ってしまいます。
そんな時僕は、金魚を描いているんではなくて、描かされていると実感します。
   

写真は今、作出中の出目形金魚さんです。完成は金魚亭の時に。
これから未来に何が待っているのでしょうか。不安になりつつも描くのみです。
「金魚救い」があることを信じて。




『金魚亭』文字書いてます!

2008年02月17日 | 深堀隆介
深堀さんのアトリエです。
本日は、金魚亭の文字を思案中。
半紙に墨で何枚も何枚も無言で書いております。



最後に並べてみると、同じようにみえていた文字のはずが、まったく表情が違ってみえました。
このような点にまで、こだわりをもって取り組むことが、全てを左右していくのだろうと感じています。
どの文字に決まったのか!?
文字にこめた思い?はまた後々に・・・・。

                          金魚亭衆 水谷

深堀隆介ご挨拶

2008年01月27日 | 深堀隆介
 皆様こんにちは、深堀隆介です。私は、美術作家をしています。
8年前のスランプの時に、粗末に飼っていた金魚が、急に美しく見え、それ以来金魚の作品ばかりを作ってきました。ここまで何とかやってこられたのも金魚さんのお陰(金魚救い)と思い、日々感謝しています。

 さてそんな私ですが、来る2008年4月29日―30日、浅草の浪曲小屋「木馬亭」にて浪曲とアートのイベントを計画する運びとなりました。
題して木馬亭ならぬ「きんぎょ亭」です!!
その日だけ木馬亭を金魚でのっとり、金魚亭にしてしまおうと言うものです。(詳細は別途記載)
 きっかけは、2年前浪曲氏・玉川奈々福さんから、寄席で使うテーブル掛けの製作依頼を受けたことから始まります。
そしてその時初めて浪曲というものを聴いてハマってしまい、その時からいつか僕の金魚で木馬亭にいっぱい泳がせて、その中で浪曲の寄席をしていただきたいなぁと思っていました。そんな折、尾上さん(現運営委員)と木馬亭の寄席の後で、その話をしたところ、「やってみよう!」と盛り上がり、玉川さんも運営委員に参加していただき、動き始めたわけであります。
 しかし、いざ動き出したものの、運営費、スケジュールなどいろいろな問題が山積みです。
これからどうなるのか、私もまだまだ不安でいっぱいですが、このイベントには一点の光を感じるのです。必ずいいものになるよう運営委員一同、精一杯努力いたしますので、皆様どうぞ温かくお見守りください。
また運営状況は随時このブログでお知らせしますので、アクセスのほど、よろしくお願い致します。


             現代金魚美術家  深堀隆介