忘れ物を探しに

2011-03-31 21:25:25 | 鳥(Birds)


ノドグロモズガラス(Cracticus nigrogularis nigrogularis) Pied Butcherbird


ここ2日間は沿岸のユースホステルに宿泊していたのだけれど、カメラのバッテリーを充電しようと思ったら充電器が無いことに気が付いた。しまった、うっかり内陸の町マリーバ(Mareeba)のキャンプ場に置き忘れてきてしまったのだ。
そして私達は、これを回収するためにまたマリーバへと向かった。

―やっとのことでキャンプ場に着くと、充電器は無事に見つかった。
それよりも、朝はカンカン照りだった空が分厚い雲に覆われて日差しが和らいだことで、多くの鳥達が出現し始めたことに気付く。
まずは、また岩場にマリーバイワワラビーを見に行く私達。
ノドグロモズガラスはお気に入りの枝から辺りを見回して、たまに獲物を見つけては地面に舞い降りていた。




オオニワシドリ(Chlamydera nuchalis orientalis) Great Bowerbird


地面に座って翼を広げて日光浴をしていたオオニワシドリは、空が曇り出すと立ち上がった。
また巨大なキジバンケンは、野犬とトカゲを足して2で割ったような禍々しい姿をしていて、目立つ倒木の上にとまってはしきりに吼えていた。




ズグロハゲミツスイ(Philemon corniculatus corniculatus) Noisy Friarbird


スキンヘッドに、長くて白いあごひげを蓄えたズグロハゲミツスイは、修道士(Friar)という名前がとても良く似合う。
このズグロハゲミツスイはワライカワセミみたいな大きな声で鳴いては、巣材集めに忙しい様子だった。
するとズグロハゲミツスイにつられてか、すぐ近くにいたワライカワセミも鳴き出した。




ライチョウバト(Geophaps scripta peninsulae) Squatter Pigeon


私の存在に気が付いて、走り出した丸っこいハトがいた。
このライチョウバトの走りときたらとてつもなく速くて、例えば急いでいるキジバトの5倍速ぐらいの速さで走る。私の目の端に映るともう走り出していてすぐに視界から消え去ってしまうから、到底近づけそうも無いと思った。
ところが、羽づくろい中の個体は案外無防備で、少しの間観察を許してくれたのだった。
ライチョウバトはこの写真は羽づくろいの最中で羽毛が逆立っているけれど、そうでなくても丸々としてライチョウのような体型をしている。



Graphic Flutterer(Rhyothemis graphiptera




ホオアオサメクサインコ(Platycercus adscitus adscitus) Pale-headed Rosella


ホオアオサメクサインコが遊んでいるのを見ていたら、突然の雨が降り出した。
慌てて車に戻ると、アオツラミツスイの幼鳥とオオニワシドリが仲良く東屋(オオニワシドリの作る東屋ではない)の軒下に入って雨をしのいでいた。
そろそろこのキャンプ場ともお別れだ。



【2010/03/10/オーストラリア Cairns,Australia;Mar. 2010】


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